昔ながらのキャバルリーツイルを使用したサファリジャケット。

キャバルリーとは元々は騎兵の意味で、彼らが穿くキュロットと呼ばれるパンツに使われていたことから命名されたものです。ツイルというくらいですから綾織の素材ですが、これを経糸にコットン、緯糸にシルクを用いてオリジナルで織り上げたのが、この素材。

シルクが入っていますので、独特のヌメリ感があります。カーキ色の素材を見て発想したのがこのジャケットです。

普通サファリジャケットは平織りのポプリン素材を使ったものが多いのですが、キャバルリーツイルを使うとより大人っぽく仕上がったと感じています。

フロントに機能的な大きなポケットを４個付け。ポケットのステッチはコバから0.5mmの場所にし、カジュアルなブルゾンではあまり見られない運針数で、各所のダブルステッチの幅も細くしました。着やすさとフィット感を考えてフロントに２本のダーツを、襟やカフスはフラシ芯を入れて縫製しましたので、着るほどに馴染んできます。

裏地のない一重の構造ですので、春先から秋口まで活躍するジャケットです。