バックルとピンが付き、穴に通して留めるべルトは、使い込むほどに革が伸びてしまい、快適な着け心地が続かない。

そんな不満から、試行錯誤を繰り返して、辿り着いたデザインのベルト。

どこにも金具がなく、2箇所の穴にべルトを通した後に、べルトの先端を裏返して、通したできたループに縦方向に入れることで締めます。

イタリアのタンナーがフルベジタブルタンニンを施し、プルアップレザーと呼ばれるオイルをたっぷりと染み込ませたものレザーに鞣してくれています。

牛一頭のレザーからからたった4本しか取ることができず、曲げるとオイルが動く様子がわかる程で、引っかき傷などが付きやすい革ではありますが、使っているうちに内部に含まれたオイルの効果で、それさえも良い風合いに変化。使い込めば、すぐに光沢と艶が増します。

先を長めに仕上げていますので、センターからずらして締め、べルトの先端を垂らしてアクセントにしてみてはいかがでしょう。女性はオーバーべルトとして使っていただいくのも良いかもしれません。