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モダンヴィンテージジーンズ。

モダンヴィンテージジーンズ。

cantate 23SS presentation

cantate 23SS presentation #2

cantate 23SS presentation スタイリング編

 

こんにちは。

clichéの木下です。

 

昨夜はとんでもない豪雨に見舞われ、びちょびちょで帰路につきました。

梅雨は明けた、と思っていましたが今週は梅雨末期らしいです。

やれやれ、、でも三連休明けは猛暑、やっと夏らしくなるみたい。

 

お出かけの予定がある方も、そうでない方も。

とりあえず夏っぽいことをしたいと思っている木下です。

 

非常に夏を感じる、そしてつけたくなるアクセサリー。

これはAVMのものですが、今回はAVMのお話ではなく、このパンツ。

 

夏に長袖が好き、と言っている僕ですが、暑いので勿論限界があります。

Tシャツにパンツを穿いて、軽装で外に出たい日だってある。

 

長袖が好きな理由は日に焼けたくないからと、

Tシャツにデニム、鉄板スタイルすぎてピンとこないから。

そうして何かを羽織って長袖になっていきます。

妙にイキっている部分があるのか、

シンプルな服装は物足りないからしたくない

というような単純な考え方で生きてきました。

 

でも最近、

出勤中の電車や街中で見かけるTシャツにデニム、というスタイルに目を奪われる。

 

いつも足し算足し算の余計なことばかりしているので逆に気になるのかもしれませんが、

今年は"Tシャツにデニム"がいい。したい。

 

最悪上からシャツを羽織るなりなんなりすれば良い。

なので、そんなワンツーパンチでシンプルなスタイリングでもピンと来る、

僕みたいな足し算ばかりをしてしまう人でも納得の、"パンチ力"のあるデニムを用意しました。

ということで今回もcantate、松島さんにお願いして。

 

 

淡いカラーのブリーチデニムを作ってください!!

今度ね!

次かな!

まだ!

 

何度断られたことか、、しかも一言で。。笑

数年前に、何か欲しいものある?と聞かれて、

「まあ、、淡いデニムですかね。」

ブリーチやバイオウォッシュが目に入り易くなってきた時、普通に欲しくてそう投げかけたんですよね。

前述にもあるように勿論断られたのですが、ようやくこの時が来ました。

 

 

でもよくよく考えてみればなんで無かったんだろう。

cantateのデニムパンツのラインナップは基本的にインディゴのみ。

22AWからは新色も出ているし、

今まではハードなウォッシュ、加工の施されたデニムもあったけれど、

定番展開しているデニムではブラックとグレーが存在する。

自分で育てる、まずはインディゴでしょ。

といったようなインディゴに対する敬愛の現れだったのかなとも、今は思います。

 

デニムは昔高価なものだった、ゴールドラッシュの1850年ごろ、

劣悪な労働状況から、"丈夫な作業着が欲しい"となったことがきっかけに、リーバイ・ストラウスが名乗りを上げて誕生したのが、今のデニムパンツの前身となる、リーバイスのワークパンツ。

テントの生地などに使われる丈夫なキャンパス地を使って作られ始め、後にブルーのデニム地が使われるようになります。

そこからデニムの色を統一するためにインディゴ染めを施すのですが、汚れが目立たないからと労働者からは大変喜ばれたそう。

 

そんなデニムパンツは、さまざまなブランドのデニムが紹介されるカタログで頼んでいたと言われています。

作業着として着用して、汗をかいて汚れたら脱ぎ捨てていく。

そんな高価なものを?ともなりますが、

でも時はゴールドラッシュ、稼いで稼いで稼ぎまくっている時代です。

デニムがいくら高価であろうとも、また買えば良い、という判断になるレベルの稼ぎなのだから。そうして後にそのデニムが発掘されたりするようになったりする。

極度の色落ち、ダメージ、謎に裾をカットされているものなど。この背景を知るとまたストーリーが見えてきて、今も穿いているデニムがどんどん好きになってきます。

本当に詳しい人たちからすれば雑魚同然の初歩的な知識ですが、

改めてデニムってかっこいい、デザインが効き過ぎている現代的なものではなく、5ポケットのデニムがかっこいい。

そんなデニムパンツを、寄り道せずシンプルに穿きこなしたいと思っている今夏は、育てたくてずっと同じデニムを穿いています。

 

まあ一回INDIGOからこのBLEACHカラーに寄り道することになりますが、、

変わらずローテして、今半年選手のINDIGOデニムもここまで育てていくつもりです。

cantate

"Denim Flare Trousers cliché EXCLUSIVE COLOR"

COL: BLEACH

SIZE: 28 / 30 / 32 / 34

¥45,000 (¥49,500 TAX IN)

 

やっと本題。

店頭でも好評の"Denim Flare Trousers"をベースに、

新色のブリーチカラーとしてclichéのみで特別に別注しました。

 

加工でここまでできてしまうのだから、良い時代になったなとも思います。

ですが、うまく色を表現するのはめちゃくちゃ難しい、と松島さん。

 

その生地の癖を読み、加減を調整しつつ出されるこの色味は、簡単に出せるものではない。

かつ僕のイメージ、お願いした通りの色味。

生地から洋服を作っている、その生地の癖を熟知しているからこそ成せる技と言えます。

 

Denim Flare Trousersは、デカ穿きした517のシルエットがモチーフの一本。

大きいサイズであることでストレートのような見え方になるので、

フレアに馴染みがない方でも、気軽に挑戦していただける一本かと思います。

"素材はカリフォルニア・シエラネバダの雪解け水と肥沃な土壌で栽培された綿花、サンフォーキアンコットンを使い、シャトル織機で時間と手間をかけて紡ぎいだもの。経緯糸7番と同じでありながら、経緯糸の本数にまで拘ってシャトル織機で織り上げています。"

INDIGOにおいても、ヴィンテージさながらの抜群の色落ちをしていきます。

そこに加工を施したこのBLEACHは、まるでモダンヴィンテージジーンズ。

特筆すべきシルエットや各ディテールなどを含め、数十年後に見てもうっとりする仕上がりです。

やや太いヒゲ、パッカリングと、全体的なコントラストが豊か。

ガッツリ色落ち、汚れは表現せず、雰囲気はクリーンなグレー寄りのブルー。

 

表面で見てもやはりストレートに見えますが、

ちゃんと広がるシューカット程度のフレアです。

一言で言えばパターンの妙、ですが、

フロントのみがセルビッチになっているところに注目してください。

この見たことのないディテールだけでも勿論グッとくるのですが、

フレア気味のシルエットを表現する上での前脇線・後ろ脇線に一工夫加えています。

 

ブーツカットという特性上、後ろ脇線を直線にできないのでフロントのみのセルビッチですが、前脇線は直線になっているのがポイント。

逆にブーツカットにしなければ、この両脇線とも直線になるということ。

この仕様がフレア過ぎない不思議なシルエットを生んでいるのですが、

故に馴染み易く、慣れずとも手に取り易くなる。

実際に手に取って見てみて欲しいです。

次に、閂止めを1mmずらしているマニアックなディテールを。

聞いた時は何やらわかりませんでしたが、

ずらすことによって、より強度を高くしているのです。

いやはや、、ですね、、汗

経歴豊富な松島さんだからこその細かさ。

これは僕が個人的に気に入っている部分ですが、

1枚目のバックポケットの閂止めと、ジッパーテープ部分の色にご注目。

本来インディゴで染まっている綿の部分のみに、ブリーチによる変色が起き、

逆に良い感じに。かっこいい、、!

 

ファスナーは勿論TALONです。

穿きながら周りに自慢してしまいそうな拘りの詰まった一本。かつこの色味。

 

むしろこの夏はシンプルにTシャツのみ。

このデニムをメインに見せてスタイリングを組まずになんなのか。

 

本格的に梅雨が明ける夏に向けた、clichéから早めのお中元です。

 

※cantate "Denim Flare Trousers cliché EXCLUSIVE COLOR"は、今週末7/16(土)12:00〜発売します。

 

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cliché 木下

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