※こちらの商品は受注商品です。
ご購入を希望される場合は、「メールで問い合わせ」よりご連絡ください。サイズや仕様を確認のうえ、一点ずつ個別にご案内させていただきます。
※お渡しまで約4週間のお時間を頂戴しております。繁忙期は納期が前後する場合がございます。
Parallel Necklace 〈K10WG × SV950〉
K10ホワイトゴールドとSV950。異なる二つの貴金属を手作業で張り合わせ、一つひとつチェーンに仕立てたParallel Necklace 。
今回、clichéでは素材と長さの両方を変更した特別仕様で製作を依頼しました。
まず素材について。オリジナルとは異なり、K10ホワイトゴールドとSV950を組み合わせています。
ホワイトゴールドとシルバー。どちらも銀白色の金属ですが、色味も質感も、経年変化の仕方も異なります。K10ホワイトゴールドには金合金特有の落ち着いた色味があり、SV950にはシルバーらしい明るさがある。似ているようで、決して同じではない二つの金属です。
このネックレスで特筆すべきは、その製作工程です。
異なる金属を張り合わせ、それを一つひとつ手作業でチェーンに仕立てていく。言葉にすると簡単ですが、実際には非常に時間のかかる作業です。
とりわけK10ホワイトゴールドは硬く、加工が容易な素材ではありません。形を整えるにも、チェーンとしてつないでいくにも、通常以上の手間と技術が求められます。
しかも、それを一つや二つではなく、一本のネックレスになるまで繰り返していく。
完成した姿は驚くほどシンプルですが、その裏側には膨大な手仕事が積み重なっています。手間をかけたことを見せるためのジュエリーではありませんが、これだけの工程を経なければ生まれない表情があるのだと思います。
そして、この二つの素材を組み合わせた理由は、完成した瞬間の美しさだけではありません。
K10ホワイトゴールドとSV950では、使い込むことで生まれる変化が異なります。特にSV950は、時間とともに表面が酸化し、少しずつ落ち着いた色味へと変化していく素材です。
最初は近い色味を持っていた二つの金属が、年月を重ねることで少しずつ違う表情を見せ始める。
ホワイトゴールドの落ち着いた白さと、使い込まれたシルバーの深み。そのコントラストは、新品の状態とはまた違った美しさを生むはずです。
長さについても、clichéだけの特別仕様です。
オリジナルは74cmですが、今回は25cm短い49cmで製作していただきました。
74cmには、もちろん74cmの良さがあります。胸元までしっかりと落ちるので、ネックレスそのものがスタイリングの中で一つの要素になる。
ただ、今回考えたのは、もう少し首に近い位置でした。
Tシャツなら襟ぐりのすぐ近く。シャツなら第一ボタンを開けたところから少し覗く。ジャケットを羽織っても、Vゾーンの奥へ消えてしまわない。
ネックレスを見せるために服を選ぶのではなく、いつもの服を着たところに、自然とネックレスがある。
そのための49cmです。
25cmも短くなれば、同じデザインでも身につけたときの印象は大きく変わります。ジュエリー単体での美しさだけでなく、服と合わせたときにどう見えるか。そこまで考えたうえで、この長さにしています。
AVMは、北海道・根室を拠点に、古川広道氏が一点ずつ手作業で製作するジュエリーブランド。自然物や古い意匠、ふと手にしたものから形を拾い、それを金属や角といった素材へ置き換えていきます。
硬いK10ホワイトゴールドを使い、異なる金属を張り合わせ、一つひとつ手作業でチェーンにする。その途方もない手間をかけながら、完成した姿はあくまで自然体です。
そして、身につけるほどにSV950の色味が変わり、二つの金属の違いが少しずつ浮かび上がってくる。
作るのにも時間がかかるし、完成してからも時間が必要なジュエリー。
最初から完成された美しさもいいけれど、使い込んでからの姿を想像できるものには、また別の魅力があります。
素材も長さも、clichéのために変更していただいたParallel Necklaceです。