俺の夏ベスト3発表。
こんにちは。
clichéの杉村です。
先日開催した、cliché初となる福岡ポップアップは大盛況のうちに終了。
現地からの報告によると、福岡の方は気さくな方が多く、
店頭が賑やかで時間が経つのが早かったと言っていました。
イベント会場の"WITH THE STYLE FUKUOKA"は、天井が高くリゾート地にある高級ホテルのようでドキドキしてしまう。
一度遊びに行ったことがあるのでわかりますが、無条件でテンションが上がります。
他にも、活気のある街並み、福岡美人。
でも1番はやはり美味しいご飯。
美味しいもので溢れる福岡ですから、毎晩のように舌鼓を打ったことでしょう。
羨ましい、、僕は1人留守番だったので、
ご飯も適当に済ませて、あれこれ考えていました。
"今シーズンもたくさん服を買ったなあ。"
そう思い立ち、少し早い気もしますが、
23SSの買い物の振り返り/春夏のベストバイを勝手に発表しようと思います。
この場を借りて少し自慢したい気持ちと、
高価な買い物をした時の、やっちまった感を皆さまと共有して、
少しでも自分への戒めになればと。
着用頻度・お気に入り度・エピソードなどを踏まえて、
服好きを加速させてくれたアイテムたちをご紹介します。
cantate
¥20,900 (TAX IN)
まずは第3位、毎日着ているT Shirtは外せません。
インナーとしても毎日使うTシャツは、日々の生活のクオリティに直結する軽視出来ないアイテムです。
形の完成度・極上の肌触り・長く使える丈夫さを兼ね備え、
圧倒的な総合力を持つT Shirtシリーズ。
他の半袖Tシャツが付け入る隙を与えない、オンリーワンの魅力にハマった人も多い様子で、
先日リピーターの方の2枚買いによって、MID NIGHTが完売しました。
OFF WHITEはラス1。他の色も、、、
急な完売もあり得るので、夏感の出てきた今、早めの検討が吉です。
23SSの新色、 SKY / MANDARINカラーもかなりお気に入りで、
色ランキングなるものがあるとすれば、1位2位を独占するくらい好きなカラーです。
暑い日が増えてきた今からの時期に、主役に躍り出ることは想像しやすく、
まさに今が旬。
現に木下はMANDARINカラーの解禁日を決めているようで、
店頭で色被りする日が出てきそうだなと、内心ヒヤヒヤしています。
(ってか福岡で解禁してるやん。。。)
(手前:私物 / 奥:新品)
(新品)
(私物)
本格的に暑くなってきたことでヘビロテを開始した2色。
10回ほど洗濯した私物にアイロンをかけて、
新品と比較してみてもどちらかわからない。
これを見ていると、ずっと着られるという保証になるし、
今まで着ていたTシャツとは違い、安心感が段違い。
半袖のTシャツで、2万円は高いです。
周りと比べて高いか安いかで聞かれると、確かに高いと答えますが、
長く着られること、質を考えると納得のいく金額。
他のブランドと金額だけ比較して、
肝心の形や着心地を比べることなく高いと決めつけているのは、勿体無いですよ。
金額の理由は、一度着てみてください。
長く使えるTシャツを探している人には、心からオススメしますし、
気がついた時には、2枚目、3枚目が欲しくなり、沼にハマっていくことでしょう。
腰まで浸かった頃には、もう安く感じていますよ。
cantate
¥159,500 (TAX IN)
第2位、23SSの新作グランジセーター。
年明けから今までの半年間を振り返り、
メインの着用回数が1番多いのは、おそらくこのセーターです。
なんと言っても用途が広い。
寒い時期には、そのままスタイリングに使える安心感が強く、
今の季節にはサマーニットとして周りに差をつける、
攻めの服装にもチェンジ出来る。
攻守に最強の1枚です。
CREDIT
m's braque "ALOHA SHIRT" ¥35,200 (TAX IN)
CREDIT
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
ゆったり感のあるフリーサイズなので、半袖シャツ1枚に羽織るだけで余裕のあるリッチなスタイルに早変わり。
自分にとっても待望の夏スタイルで、
これがやりたかったのよ、、
と、1人で満足感に浸っています。
気温的にはまだまだ第一線として活躍していて、肌感では6月中は余裕で着用出来るし、
気温のストレスよりも、着心地の良さが上回ってくるので問題なし。
アラシャンカシミヤの繊細な柔らかさを肌で直に感じられるのは、
薄着になる今の時期だけ。なんならクルーネックは素肌こそ最強。
限られた期間でもあるので、今の内に全力で楽しんでおこうと思います。
(新品)
(私物)
そうそう。
全然知られていませんが、僕がアライグマ、ウオッシャー直人と命名されるキッカケにもなったのが、グランジセーターへの過剰な洗濯欲からでした。
cantateのセーター類のタフさは知っているので、
コットン60% / カシミヤ40%のように見たことがない混率を見ると、
水を通した後の変化が無条件で気になるようになり、
今では購入から洗濯までの流れがお決まりになっています。
着ては洗ってを繰り返し、季節は変わってもずっと着ていたセーター。
簡単にスタイリングが完成して、見た目も一段アップするので、
頼り切っていた印象が強い。
このまま秋冬まで着続けるので、1年のスタイルまとめが出来そうな勢いです。
長く頼れる相棒枠としてランクイン。
cantate
"Sulfur Back Stain M-51 Pants"
¥52,800 (TAX IN)
最後の1位は、M-51パンツ。
僕がOLIVE DRABを、木下がDARK BEIGEを愛用しており、
最近は週3回穿いています。
魅力はなんといっても、抜群の穿きやすさです。
実際に、他のブランドのミリタリー系のパンツを穿かないし、
試着の時点で似合わないことが多く、そもそも持っていない。
無骨・男くさい・太くて重い・ディテールが強い。
キレイ目が好きな自分の服装には交わってこないジャンルで、
探しているわけでもありませんでした。
M-51パンツの組上、セットアップとして出ているサファリジャケットが本来の目的で、
せっかくなら上下揃えておくか、で買ったパンツなんです。
そんな後追いで買ったパンツが、春夏の主役の1本に変わっていることに自分でも驚いています。
自分の苦手とする"軍パンの荒々しさ"が感じられない。
なんていうか、
暴れ馬に手綱がついて、コントロールされているような感じ。
CREDIT
stein "REVERSIBLE SNAP BLOUSON" ¥68,200 (TAX IN)
10eyevan "NO.3 III BR" ¥80,300 (TAX IN)
膝にタックが入っていることもあり、全体的に曲線が多く柔らかい雰囲気。
しっかり太いパンツですが、適した部分にボリュームを出すことで、
完成されたワイドシルエットに仕上がっています。
これなら、普段太いパンツを選ばない自分にもすんなり馴染む。
バックサテンの生地は、洗うほどに表面が立ってきて、
生地自体は、空気を含んだように徐々に柔らかくなっていきます。
少しずつ色に白さが混ざってくる感覚で、
薄くなるというよりも、別の色に変化しているように感じられます。
この変化が目に見えてくると、もう手放すことが出来ません。
止血テープが馴染んでくる感じや、
ポケットのフラップ部分のアタリ具合にも、目が釘付けになります。
穿き続けて気付いたことが1つ。
裾を絞っての着用がメインでしたが、絞りなしで穿いてストンと落ちるバギーシルエットもまた違って良い。
靴もスニーカー・レザーサンダル・ローファー・ブーツと、知らないうちにほとんど制覇していました。
久しぶりの軍パン、しかも普段穿かないワイドながら、
新しいパンツの像を見せてくれた、cantateのM-51パンツが堂々のランクイン。
気付けば、23SSランキングをcantateが独占している。
新しい発見があるから、cantateはやめられない。
もちろん自慢だけではなく皆さまにもオススメしたい、文句なしのベスト3。
順位を付けることで、自分が服に求めている核の部分がわかったような気がします。
第一印象も大事ですが、それ以上に、買ってからの内容の濃さが重要。
何事も手に取ってみないとわからないものです。
そう言い切ってしまうと乱暴ですが、cantateに対して絶対的な信頼がある自分にとっては、何もおかしくない、"普通"なんです。
秋冬に移る前に自分の買い物を見つめ直して、本当に欲しいものを探ってみてください。
そして、今シーズンもたくさん買ったな、、と安心しているアナタ。
まだ夏はこれから。
準備出来てますか?
cliché 杉村