これが本当のモダンアップデート。
こんにちは。
デニム野郎の木下です。
2年前展示会で個人オーダーを決めた、cantateの"BIG Trucker Jacket"。
ずっと大きめで探していたデニムジャケットですが、
単純に大きければいいわけではなく、追加のデザインも多くいらない。
本格的でありながら、モダンアップデートされているくらいがちょうどいい。
ブランドなのだから、デザインがたくさん入っていたり、
わかりやすく何かが加えられているべきだ、と考える方も多いかもしれませんが、
“日々を過ごす中で、〇〇がこうであったらいい”
それくらい微妙で気付き辛く、
巧妙なディテールであってほしいと、今では言えます。
買うまで、買って知るまではここまでのこだわりはありませんでしたが、
数年間見つけられていなかったところを見ると、
知ってしまった今はこれを探していたんだなと気づきました。
出来上がりすぎていても、忠実すぎてもいけない。
自分で育てていきたいから、加工も必要ない。
着続けてわかり、言われて知って、自身で紐解く。
いつしかタグが取れてバチバチエイジングでタンスから出てきた時を想像できる、普遍的なものを。
1着持っていれば日常は豊かになり、
なんせ便利とも言える立ち位置の洋服、デニムジャケット 。
ちゃんとヴィンテージを知り尽くした人が作るデニムジャケットを。
cantate
"BIG Trucker Jacket"
¥71,500 (TAX IN)
古着屋のカウンターに非売品として飾られているような、
馬鹿でかいサイズを参考にした3rd型。
以前人気を博したデニムジャケット です。
再生産をお願いするか、しまいか、
ずっと悩んでいましたが、僕も沢山着てかなり育ってきた。
これはいいタイミング。
早くお伝えしたくてうずうずしていましたがやっと、初売りで発売します。
デニムについても沢山ブログを書いてきました。
エイジング、歴史について、僕たちも初回に比べて知識も歴然。
買った時に感じた突発的な魅力と、
今見えるデニムの誘惑には大きな差を感じます。
サイズ感が大きいのが良いことではない。
そう思う方もいるかもしれませんが、このサイズ感であることで、
インでもアウトでも、
むしろ秋冬にアウターとして使ったりできるところが魅力として挙がってきます。
元々はライダースの上に着たいから、
という松島さんのイメージ像から出来たもの。
格好が良いエイジングを出すならジャストサイズ。
そう分かってはいても、沢山着てしまうとたまには浮気したくなる。
何本も持っていても、時にデカ穿きしたいデニムや、
2着目はレイヤードして使いたいライダース。
このデニムジャケットも同様に、
沢山買った後に求める"その先の魅力"が詰まっています。
とはいっても僕も初体験だった、オーセンティックなデニムセットアップ。
ビギナーにもおすすめさせてください。
なぜなら?第一に着やすい点。
ヴィンテージのデニムジャケットは破茶滅茶に格好が良いが、
日常生活におけるストレスが多い。
デッドで探すと高くて買えないし、日常で着るにはもったいない。
つまりエイジングが進まない。そして古いステッチのためいつ破れるかヒヤヒヤする。
逆に新品で探すと、
見た目が良く着やすいけれど、ヴィンテージにあるような魅力はない。
大前提エイジングが不可欠で、”なによりも買った後が重要なデニム”においては、
なくてはならないディテールが沢山あるので、気軽に着られて勉強にもなる。
cantateのデニムジャケットを買う良さはそこにも鎮座します。
そういえば数日前に、
同年代のデニムが好きなお客さまと「服のどこをみるか」という話しをしました。
その方はステッチ。そう聞くと確かに僕も、
デニムの巻き縫い幅とかを見てしまうかもしれないなと。
新品が好き、古着やヴィンテージが好きかによって変わりますが、
cantateの巻き縫いのステッチ幅は7.2mm。
ヴィンテージジーンズと同じ幅です。
一般的なのは6.5mm。この0.7mmにロマンが存在するのがデニム。
書き始めると長くなるので、よければ店頭にて聞いて欲しいですが、
これはミシンのゲージによって変わるので、誰しもできることではありません。
ただ大きいだけじゃない、本格派のビッグサイズトラッカー。
抜かりなく今っぽさも足した、
これが本当のモダンアップデート。
44 (175cm)
46 (175cm)
48 (175cm)
サイズは前回同様、44, 46, 48の3サイズ。
僕は迷わず48を買いましたが、
大きすぎず、程よいルーズサイズがいいなら、
僕の身長でも44を着ていい感じになります。
店舗に来てご試着いただくのがベストですが、、オンラインで購入の際は、
全部着られるが、その中でも大・中・小があると思ってください。
僕の買う側で仮に48が完売していたら、
まあ、46でもいいや!ってなるくらいの違いです。
CREDIT
cantate "Buffalo Check Overshirt" ¥82,500 → ¥49,500 (TAX IN)
Rios of Mercedes "Stovepipe" ¥275,000 (TAX IN)
CREDIT
cantate "Denim 1955 Trousers" ¥42,900 (TAX IN)
cantate "Ribbon Belt" ¥44,000 (TAX IN)
1スタイリング目が、ジャケットの46着用。
2スタイリング目が、ジャケット48、パンツ32の先日の私服。
着用して約2年、エイジングもいい感じに出てきています。
是非ともセットアップで、と言いたいところですが、
パンツが現在サイズ欠けしており、、
1月末に入荷予定なので、今しばらくお待ちください!
それまで、パンツを持っていない方は単体で楽しむ。
それはそれで大活躍ですよ!
CREDIT
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
cantate "Crew Neck Sweater" ¥93,500 → ¥56,100 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)
CREDIT
cantate "Pure Cashmere Grunge Sweater" ¥165,000 (TAX IN)
m's braque "NEW FLAIR PANTS" ¥50,600 (TAX IN)
168cmの杉村は、2スタイリング共に44を着用。
全体を覆ってくれるようなジャケットなので、
どんなパンツを穿いていようとバランスが保てるのが魅力です。
実際に細いものから太いものまで、
ジャケットで迷ったら着ればいいと言えるくらい。
オールシーズン着られる生地、気温によって調整すればいいサイズ感など、
大きいデニムジャケット好きの僕からおすすめしたい、
万能ライトアウター的立ち位置。
時期的にもうすぐ春。
これしか着なくなる可能性大。
CREDIT
cliché "EX WIDE TROUSERS" ¥30,800 (TAX IN)
cantate "Kinchaku Bag" ¥66,000 (TAX IN)
これも私服、普段からよくやってしまうスタイリングです。
パンツが太くても、タックインしてスッキリさせれば、
迷うことなく合わせられる。迷ったら、clichéのパンツとセットでいきましょう。
大きいデニムジャケットばかり着てる僕が欲しくて作ったパンツなので、
間違いない。合わないはずがありません!笑
木下私物 (2年着用)
松島さん私物 (半年着用)
新品
左から、新品、松島さん私物、木下私物
最後に僕たちの経年変化について触れていきます。
全体的なフェード。
大きいからこそ腕のシワなどは少ないですが、
裾や襟、ポケットのフラップなど、端から色が落ちてコントラストが豊かに。
パンツの経年変化は再三ご紹介したので、、
2年着用して、そろそろ3年目となる僕のジーンズのみでご紹介です。
ヒゲやハチノスはありませんが、
立ち仕事ならではの鈍いエイジングも醍醐味といえば醍醐味。
これはこれでいいなと思って育てる傍ら、新たに育て中の28インチのフレアは、
もう既にいい味が出そうな気配がする。
まだまだ洗うつもりはありませんが、ジャストサイズでスパルタ中。
またのご紹介まで楽しみにしていてください!
cantateのデニムは、
もう1人の自分を作り上げる気持ちで、育てるという楽しみを知った洋服。
よく言う話ですが、デニムは自分だけの味が出ます。
日常生活に沿って出るアタリやエイジングは、誰にも真似することはできません。
初めから育った古着を買うのもいいですし、
やばいエイジングを見て欲しくなることもあります。
でも自分で数年間着て育てたものはそれ以上。
誰かが着ているデニムジャケット、ジーンズよりも、
自分のエイジングが絶対に格好が良いのです。
※cantate "BIG Trucker Jacket"は、
2024年1月2日(火)より、店頭/オンラインストアにて発売します。
今年も残すところ後少し。
clichéは明日が最終営業日になります。
・営業案内
2023年
12/28(木) 最終営業日
12/29(金) 休み
12/30(土) 休み
12/31(日) 休み
2024年
新年1/1(月) 休み
1/2(火) 初売りスタート
オンラインストアは店舗と異なり営業していますが、
配送業務が12/29(金)〜新年1/1(月)までお休みとなり、
1/2(火)より順次発送開始となります。
年内に発送をご希望の方は、
12/28(木) 14時までにご注文をお願いします。
まだまだ買い納め。
はたまた新年の初売りに備えるもよし。
今年もたくさんの方とお会いできたことに感謝をお伝えすると共に、
2024年もたくさんの方とお会いできることを楽しみにしております!!
cliché 木下