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ブリーチデニムは春の季語。

ブリーチデニムは春の季語。

 

サマーカシミヤというジャンル。

メガネに出会って人生変わった話。

あなたの心も、ワンウォッシュタンブラー。

ヘビロテしているシャツ。 

初めてスーツを買った時の話。

もし子供の頃、今の好きな洋服に出会えていたら。

 

こんにちは。

clichéの木下です。

 

去年買った、cantateの"Denim 1955 Trousers"を育て始めて、

約1年が経ちました。

 

今まで全くジーンズを好んでこなかった、この僕が。

育てるということに興味があっても、面倒臭いが勝っていた、この僕が。

 

デニムパンツは今まで沢山買ってきましたが、

超絶ワイドジーンズ、スラックス型のジーンズ等、今っぽいものばかり。

世の中で言うところの"ジーンズ"ではない、デニム生地を用いたパンツでした。

シルエット、穿き心地、楽をしたい気持ちなども先行していた結果、

501や、オーセンティックな一本を選んでこなかったのです。

 

普段から足し算を好む僕なりの言い方をすると、

"オーセンティック"という要素は、引き算になってしまう。

そう思い込んでいた。

 

そんな僕が育てて1年になるジーンズ、cantateの"Denim 1955 Trousers"。

購入に至ったのもノリノリで、今もノリノリで穿いています。

単純に趣味趣向が変わったとかでも、ヤラセでもありません。

 

僕がこうなれたのは、cantateのバチバチな作り込み、

ストーリーを感じさせるジーンズに出会い、

デニムを知り尽くしたデザイナー松島さんの私物を見て、

"まじで格好がいいジーンズ"を見てしまったから。

 

※奥から新品 / 木下1年着用私物 / 松島さん約8ヶ月着用私物

 

 

501、その他のジーンズも古着屋では見てきたし、

大学の頃は先輩の影響で穿いたりもしてきましたが、ハマることはなかった。

その後はスラックスだの柄パンだの、

デザインのあるパンツに走っては、どんどん系統もかけ離れていきました。

 

古着とは、一度は誰かが買って捨てた服、つまり育った過程がわからない。

わからないけど、掘り下げながら穿くのが格好が良いよねって言われるのも、もはや常套句です。

男のロマンだし、自分にはそんな格好良いエイジングは出せない。

どうなってこうなった?なダメージやエイジングに惚れては、

"特別だから"と魅了されて、買うという結論に至ってしまう。

そうして何着も古着を買ってきたので、激しく共感しています。

 

ただ、僕の場合は、デニムは含まれなかった。

古着のジーンズはマジでイケてるが、大したことのないジーンズで満足していたから。

 

そうして今、リアルに穿き込んだ格好良いエイジングの、

現代のリアルワーカーデニムが目の前にある。

これを見てしまったら育てたい以外の選択肢が、見当たらない。

 

 

そうして育てて一年、たまには横着したい時だってある。

なんてったって、春なのだから。

 

桜も今週末が満開と聞く。 

花見シーズン、ビール片手に代々木公園に繰り出しては、

友達とどんちゃん騒ぎして、酔い潰れる。

カラオケに行って、出たら早朝、そのまま出勤する。

 

もはや季語と言っても過言ではない。

そんな時には、ライトインディゴ(ブリーチ)がつきものなのだ。

  

 

 

cantate

"Denim 1955 Trousers"

¥51,700 (TAX IN)

 

春のパンツ、主役独占注意報を発令します。

 

去年発売したDenim Flare Trousersのブリーチカラー改め、

今年はDenim 1955 Trousersでブリーチカラーを別注しました。

 

前回買い逃した方は、ぜひゲットしてください。

 

 

Denim 1955 Trousersは、ウエスト40インチのLevi's 501をモチーフに、

ウエストだけを適正サイズに作り直したデザイン。

ワタリ幅や股上はそのままに、迫力を残して品良く仕上げています。

普段太いパンツに慣れている方ほど、おそらく501を避ける傾向にある。

僕が正にそうで、ストレートすぎて、まず持っている洋服とのバランスが合わない。

 

そんな方に穿いて欲しい、控えめかつ大胆。

オーセンティックなワイドデニムです。

 

僕自身、フレアも持っていますが、圧倒的な着用頻度を独占しているのがコッチ。

ストレートがスタイルに合うんです。

 

杉村なんかは逆にフレアばかりですが、ストレートへの熱が高まってきていたナイスタイミングで、この別注を仕留めていました。

 

話し始めたら止まらない、cantateのデニムの魅力。

このデニムの良さは面倒臭い人がデザインして、面倒臭い人たちが作っているところにあると、僕は思っています。

本来であれば流されたり、省いてしまうような細かなディテールや作り込みも、

その人たちだから、妥協せず出来上がる。

知恵を伝達し、再定義するにはこうでなくちゃいけないんだ。

皆がそう思って取り組んでいるのが、肌に伝わってくる。

cantateはこうでなくちゃいけない、という工場と松島さんの諦めない努力。

 

このジーンズに皆が、未来を託している。

 

 

 

巻き縫いのステッチ幅、裾の三つ折り巻き縫いのステッチ幅を、

トップボタン脇のVステッチひとつとっても、意味があるステッチにしている。リアル。

ポケットの縫い方だって実は、普通じゃない。

沢山ジーンズを見ていると物によって、年代によって個体があるのは当たり前ですが、

どこかで解釈にネジれが生じ、"501XX"を復刻しているという名目でも、

ズレたジーンズが出来上がっているのをよく目にしてしまう。

 

細かい点を無視すれば納得出来るかもしれませんが、その細かい点たちがあるからこそ、

手に取って穿いた時の感動、穿き続けた後の感動が100倍にもなって返ってきてくれる。

知らないから、どうでもいいよと、流してはいけない洋服の "実は"。

 

だからこそ僕らも、自信を持って推せるジーンズなんです。

 

 

杉村で28、僕で30(私物は32)。

松島さんは34(時に32)。

フレアは自分で穿いてみても、他の方の意見を聞いても、ジャスト推奨。

でも今回のストレートは、ワンサイズまでならサイズをあげても良いと思います。

 

スラックスは、デカ穿きなんて御法度。

シルエットも崩れるし、ウエストももたつく、

見た目に大きな影響がある上に、シンプルにダサい。

 

ジーンズはどうでしょう。

大きくしても自分の特別なアタリが出て、馴染む。

サイズ選びでエイジングが変わってしまうのはしょうがないですが、

好きなシルエットで選んでも、それはそれでいい。

導入はどうであれ、そこからデニムの色落ち、

変化の楽しみを知っていただけたら、僕らとしては本望です。

 

ここからは僕らのサイズ選びについてなので、参考にしてみてください。

 

杉村28inch (168cm)

 

杉村30inch (168cm)

 

杉村は168cm、55kg。

スタイリッシュな服装を好む彼は、オーバーサイズも着ますが、

セオリー通りサイズを選んでいます。

 

丈は元々長く作られているので、人によっては丈詰めもあり。

501で寸足らずになってしまっては、安っぽく見えてしまうからと、あえて長くしています。

また、ロールアップして穿くのがかっこいいじゃない、という意向の基。

 

このブリーチカラーは丈を直すとエイジングがなくなるので、

できるだけそのままが望ましいです。

考慮して、慎重にサイズを選びましょう。

 

木下30inch (175cm)

 

木下32inch (175cm)

 

木下34inch (175cm)

 

正直どのサイズでも問題ないくらい。

34も、ある意味かっこいいと思ってしまう。

 

ただお尻の部分がモッコリしてくるので、

だらしなくなりたくない方は、こちらも慎重に。 

 

CREDIT

cantate "Mods Sleeve Shirt" ¥55,000 (TAX IN)

Rios of Mercedes "Harness Latigo Cowboy Roper Style" ¥220,000 (TAX IN)

 

木下29歳、キムタクを。いや、、ツヨポンを意識。

デニムシャツにジーンズ、ベルトのウエスタンブーツのカラーリングを合わせたアメカジスタイルを軸に、

ベストジーニストを密かに狙います。

 

トップスと色が違いますが、これもグッと来た。

 

CREDIT

cantate "Assemblage Grange Cardigan" ¥159,500 (TAX IN)

 

カーディガンがめちゃくちゃお気に入りな杉村は、

ラガーシャツを挟んでモダンに仕上げ、コードバンのブーツでフィニッシュ。

 

キャップでバランスを取る、足し引きの妙。

 

 

ウエスタン、ローファー、スケシュー。

これに関しては例外なく、なんでも合う万能選手です。

 

とりあえず買って、家で合わせても悩む必要もないでしょう。

 

 

改めて、デニムは格好が良い。

こう思うようになったのは、前述にもあるように、年齢を取ったからでも、

趣味趣向が変わったからでもない。

目の前でいる人の、マジで格好良いジーンズを見てしまったからだ。

 

そして僕の弱い部分、靴。まず靴を教えてくれた。

まだまだ未熟者ですが、履き心地の理由やエイジング、

理解し、共感したことで、新しい扉が開いた気がしたんです。

 

靴→革靴→レザー

レザーを知るために、まずブーツや、ライダースを買ってみた。

耳にタコができるくらい聞いたことがあっても、実際にそのエイジングや馴染んでいく、

伸びていくことで自分だけのものになっていくという現象は、

聞いただけでは、魅力を理解することができませんでした。

ベルトもブーツもそう、人それぞれ着ける位置、足の形があるように、

一回でもオーナーが変わってしまうと、元に戻すなんて不可能だ。

  

デニムも同じ。

同じ経年変化ではなく、100人いたら100通りの、特別な一本になっていく。

そんな最高な経験を、ジーンズ一本、新品で買うだけで体感できる。

デニムをこよなく愛している人、誰に聞いても口を揃えて同じ言葉が返ってくるくらい、ロマンのあるものなのだ。

 

ジーンズの発祥の地はアメリカ、でもここは日本。

松島さんの"ヴィンテージの501を超えるものを作る"という高校生の時に描いた情熱は計り知れない。

cantateを見ていても、関係する工場さんの話を聞いていても。

数年、何十年経っているジーンズを再現する技術ではなく、

それはジーンズに対する情熱が、完成へと導いてくれているんだ。

 

ジーンズの未来を託したこのジーンズは、

特筆すべきシルエットや各ディテールなどを含め、数十年後に見てもうっとりするはずです。

 

手にしたら主役交代。

いつものデニムも並行して育ててやろうじゃないですか。

 

春といえばライトインディゴ。

春といえば、cantateのジーンズ。

ブリーチデニムは春の季語。

 

これは日本の技術と情熱が詰まった、

"モダンヴィンテージジーンズ"です。

 

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cliché 木下

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