STYLING SAMPLEと、、。
こんにちは。
clichéの木下です。
日々撮影ばかりしている僕たち。
アパレルとはいっても、イメージされる華やかさとは縁がない場面も多く、
泥臭く展示会を周り、時間との勝負で毎日撮影。
暑い夏には秋物が入荷し始め、寒い冬には春物が入荷し始める。
オンラインの写真、インスタの写真にブログ用、そしてレタッチ...。
他のお店を見ても、
ここまで写真を撮っている店はないんじゃないかと思うくらい、
スタイリングばかり撮影しています。
ほとんど使用したものばかりですが、
インスタにしか使っていなかったり、ブログには出ていなかったり。
結果日の目を浴びなかったアザーカットたちも多くあるので、
様々な角度から見てみるべく、改めて脚光を当てたいという旨のブログです。
写真を撮ることは"紹介したい"という気持ちが大前提。
ですが僕たちの場合は、既に買ってくれた人に対して活用方法や応用スタイリングも多くあります。
より多くのバリエーションを知ってもらうことで、手元に長く残り、
飽きず、これから先もどんどん着回しができるようになれば、
素直に嬉しいという気持ち、とでも言いましょうか。。
また、撮影を繰り返していくと僕たちも発見がある。
こんな洋服がだったっけ、こういう着方カッケー!みたいに。
見ているだけではわからない洋服の細かい部分。
着用を繰り返すことで動きやすさの工夫に気付けたり、
その後、気に入って購入することでもっと先まで知ることができる。
洋服ってやっぱ楽しい。
そんな気持ちを、スタイリングとともにお伝えできたら嬉しいです!
CREDIT
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
cantate "Mouton Vest" ¥495,000 (TAX IN)
今年もたくさん洋服を買ったな、なんて思いながら、
まだまだ欲しいものが溢れてくることに内心ビビっています。
今年買った1番の買い物はやはりムートンベストのブラック。
ベストは好きでたくさん持っていますが、
・アウターに匹敵するような重厚なベストは持っていなかったこと
・私物で持っているムートンとのクオリティの差に驚いたこと
・この先、手に入れられないんじゃないかという不安
以上3点が同時に押し寄せ、
夜も考えて眠れなくなったので腹を括って購入しました。
スタイリングはもう一色のECRUで組んでみましたが、ムートンといえばこの色。
素晴らしい原皮による、レザーの色目は本当に目を見張るものがあり、
目の詰まりによる弾力や着心地が素晴らしいベスト。
経年変化とは程遠いかもしれませんが、
間違いなくこの先、後悔することが無い。
ベストはシーズンの幅が広く、まだ暖かい日中はカットソーの上から、
真冬になればジャケットの上からレイヤードが楽しめるサイズ感なので、
買ってから、もう着られないくらい寒いじゃん、、
もっと早く買うべきだったやん、、
来年まで寝かせよう、、となることはありません。
速報!
次のシーズンも定番として展開されるようなので、待っても無駄ァ!!
いつ購入しても同じなので、お早めにご検討をしてみてください。
とはいえ高価な買い物です。
手入れはどうする?という質問もあるかと思いますが、
ムートンは汚れが付着しづらく、比較的手入れが容易。
僕たちから言うとすれば、"気にせずに着てください"です。
着ているとパイルの隙間にホコリが溜まっていくので、
ヘアコームのようなもので解いてあげてください。
もし取れない汚れがついてしまった最悪の場合には、
レザークリーニングの専門店にご相談してください。
丁寧に保管されるようであれば、シーズン終わりに一度、
クリーニングに出してあげると良いかもしれませんが、
松島さんに聞いてみたら、まじで気にせず着て!とのこと。
毛なので、汚れたらシャンプーで洗ってあげるくらいの勢いで。
白のパンツだって汚れを気にしてたら着ることはできない。
避けては通れない部分なので、同系色で色移りがしない服と合わせるなど、
工夫しながら着用してみてください!
CREDIT
RIER "HALF ZIP FLEECE" ¥159,500 (TAX IN)
cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)
cantate "Ribbon Belt" ¥44,000 (TAX IN)
そういえば、世の中ではボーナスが入った方も多いので、
財布の紐が緩んでいる方も増えているようですね。
clichéも例外ではなく、
むしろ価格が高いものが多いことが幸か不幸か。
今時期になって10万超えのアウターやレザーの動きが加速。
そろそろトップスピードになって来る頃なので、
無くなってから枕を濡らすのは、あなたかもしれませんよ?
RIERのフリースはそれぞれ各1着のみになるので、ライバルも多し。
サイズやカラーの流通も日本で考えると少ない洋服です。
僕も今年購入しましたが、為替の影響を受けては、
どんどん値段が上がって買い辛くなっています。
インポートに限らず、全体的に価格は高騰しているので、
寝かすことはかえってマイナス。買い時は今。
来たるクリスマスに、RIERのフリース。
動きやすくて暖かい、デートで動き回るなんて方には最適なウェアです。
こちらも手入れが気になるところですが、
ウール100%の上質なフリースとはいっても、
セーターと同じで毛玉を避けることができません。
甘めのミルド加工でわざとふっくらと仕上げているので、
着心地、触り心地の向上など、良い面がたくさんあるのも事実。
主に、セーターと同じような扱いをすると良いと思います。
定期的にブラッシング。
毛玉はブラシで馴らし、大きいものはハサミで切り取る。
引きちぎるとまた毛玉が復活してくるので、絶対切ってください。
また、ハンガーにかけると肩が伸びてしまうので、
畳んでの保管が望ましく、最後に欠かせないのはアイロンですね。
オンシーズンになってクローゼットから出した時には、
アイロンをかけて熱を加え、セットでブラシを入れる。
防虫、消臭予防にもなりますし、何よりも天然繊維のストロングポイント、
スチームによる水蒸気で繊維が膨らんで、着心地も良くなりますよ。
長く着るために、ぜひ参考にしてみてください。
CREDIT
cantate "British Leather Jacket" ¥660,000 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)
価格の高騰といえば、レザーもその筆頭。
去年ものに対して価格が異なるのは、そもそものレザーの違いですが、
レザーや金はもはや資産。
車や家と同じなんじゃないかと思っています。笑
そんな馬鹿馬鹿しい考えを自分に押し付けて去年買った人間ですが、
レザーは、世の中の価値よりも、自分の中での価値が上がっていく。
クオリティは当たり前によく、買ったばかりは100%格好が良い。
買った後も100%格好が良い。
デニムと同じで自分と共に成長できるレザーは、
間違いなく生涯を共にできる存在になることをお約束します。
経年変化や手入れの方法についてはしつこいくらい書いてきたので、
今回はサイズについて、改めて。
"レザーはジャストサイズで買ってください。"
僕は175cmですが、 それでもジャストサイズは44。
普段のベストサイズは46なので、ワンサイズ下げてもらうイメージです。
そのほうがシワの入り方や身体への馴染みが格段に良いので、
まず1着目は絶対にジャストサイズ。
育てて続けてレザーの魅力を感じ、もっと違う着方がしたい!
そんな風にレザーへの愛情が溢れ出てしまった方は2着目。
CREDIT
cantate "British Leather Jacket / Size:0" ¥660,000 (TAX IN)
cantate "Turtle Neck L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
cantate "Fluffy Flight Parka" ¥70,400 → ¥49,280 (TAX IN)
cliché別注の大きいサイズ"0"。
つまりサカゼン仕様ですが、単に身体が大きい人のためではなく、
普段インナーに着られない厚手のセーター、
パーカーを着用するために特別に作ったモデルになります。
パターンも変更し、ダブルジップになるなどのディテール変更もあり、
イロチで買えばまったく違う使い道をしていただける1着。
もちろん1着目に選んでも良いですが、
エイジングがどう出るか?ということも考えて、
じっくりと選ぶことをお勧めします。
余談ですが、このレザージャケットの存在感が凄すぎて、
1着じゃなくて、"1頭"って数えてもいいんじゃないかと思う...。
CREDIT
cantate "WW II T-Back Jacket" ¥66,000 (TAX IN)
cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
m's braque "NEW FLAIR PANTS" ¥50,600 (TAX IN)
まだ完全に冬を感じていないのに、お問い合わせが多いデニムジャケット 。
春夏の買い物を視野に入れている方に今おすすめしたく、
コートのインナーに着たりできる、今時期の即戦力。
アメカジ定番なデニムジャケットですが、個人的にはドレッシーに着るのが気分。
そう思って杉村に組んでもらったスタイリングですが、
ショート丈のジャケットは脚長効果もあり、
フレアのスラックスと合わせることでスタイルアップも見込めます。
暗いトーンでまとめ、タックインで全体的にすっきりと。
ワンサイズだからと足踏みしている様子もありますが、
オーバーサイズまで行かず、セーターやパーカーを着られる程度のルーズさ。
何度か女性も購入してくれているので、年齢問わず安心してご着用ください。
たまたまかもしれませんが、
この時期になってデニムジャケット、ジーンズの動きがいい。
前述のように、春先を既に視野に入れ、
先に育てておこう!という方達なのかもしれませんね。(さすがです)
せっかくなので、洗う頻度についても触れておきます。
毎日穿くことができる僕たち、まばらな着用頻度で半年、
週4ペースなら約2ヶ月、
お仕事がスーツで、休日のみの着用なら約1年。
穿いてない状態でシワがキープされているくらいで洗濯するのが鉄則で、
無駄に洗うとヒゲが入らないので、まず着倒すべし。
また、洗剤を入れると色落ちが強くなるので、
数回は水洗いのみで大丈夫かと思います。
十分汚れは取れるので、3回目くらいから洗剤を使うのがベスト。
最後にお決まり、アイロンでフィニッシュ。
道のりの遠さを感じざるを得ないですが、
とりあえずは、洗濯という考え頭から消して着るのがいいです。笑
パンツも同様、良き相棒に育つはず。
既に来年の楽しみが増えたというものです!
CREDIT
cantate "Buffalo Check Over Shirt" ¥82,500 → ¥57,750 (TAX IN)
cliché "EX WIDE TROUSERS" ¥30,800 (TAX IN)
CREDIT
is-ness "THM FLEECE JACKET × Y(dot)by NORDISK" ¥60,500 (TAX IN)
refomed "RIB THERMAL TEE" ¥24,200 (TAX IN)
CREDIT
is-ness "THM FLEECE JACKET × Y(dot)by NORDISK" ¥60,500 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)
RIER "NATURAL FLEECE SCARF" ¥52,800 (TAX IN)
CREDIT
cantate "Mohair Velvet Blouson" ¥242,000 → ¥169,400 (TAX IN)
stein "ROUND COLLAR RIB KNIT LS" ¥52,800 (TAX IN)
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
10eyevan "NO.1 III BR" ¥89,100 (TAX IN)
CREDIT
PORTRAITE "Classic Field Jacket" ¥33,000 (TAX IN)
cantate "Turtle Neck L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
cliché "ROVING 5G OVER KNIT VEST" ¥49,500 (TAX IN)
cantate "Fine Corduroy Trousers" ¥52,800 (TAX IN)
これだけ紹介してもなお、言いたいことがたくさん出てきてしまう。
書いても書いても、
まだ伝えきれていないんじゃないかと思ってしまいます。。
手入れのこと、合わせ方のこと、
文字では伝えきれないことも沢山あるので、ぜひ店頭にも聞きにきてください。
遠方にお住まいの方は公式のLINEでも、
オンラインのinboxでもメールでも、お気軽に聞いていただければと思います。
洋服は売ったら終わり、ではありません。
むしろそこからが洋服屋の仕事であると思っていますが、
長く手元に残る洋服を手に取っていただけるよう、
僕たちも大金を叩いて買い物をして色々と試しています。
clichéにある洋服のことは、誰よりも知っているはずなので、
いつでも頼ってくださいね!
結局手入れのことばかり触れて脱線に脱線してしまいましたが、
書きながら、
洋服は買ってからの手入れ/保管や扱い方によって、
格好良さが格段に変わってくるということを伝えたくなったようです。
1000円でも10000円でも、買い物は買い物。
安かれ高かれ、当然価値のあるものです。
買ったあとのことを考えて洋服や小物を愛していくのも、
服好きに与えられた宿命。
自宅にある着ていない洋服にも、まだまだ魅力が隠されているかもしれませんよ。
cliché 木下