これぞ相棒。
こんにちは。
clichéの石橋です。
ベルトとはどんな存在ですか?
「パンツのウエストが緩ければ着けるけど、ジャストサイズなら着けない。」
「一応着けるけど、特にこだわりはない。」
普段あまり見えない部分だからこそ、
つい気を抜いてしまったり、後回しになってしまいますよね。
ベルトにお金をかけるなら、服が欲しいなんて思う気持ちもすごく分かります。
ただ、一見おしゃれに気を遣っている人でも、
チラッと見えたベルトがボロボロだとしたら幻滅してしまうし、全ての印象が一気に変わってしまう。
特に今の時期は薄着。
ベルトの存在って、思った以上に重要なんだと実感しています。
かといって、ウエスタンベルト、スタッズベルトのようなデザインの効いたものは、
アクセサリーとしては格好が良いですが、服装を選びます。
ベルトは毎日のように身に付ける相棒なので、
シンプルだけど、スタイリング全体を引き立ててくれるものが1番重宝するはず。
マイナーチェンジしながら、毎シーズン展開しているcantateのベルト。
"これしか着けられなくなった。"
という意見を多くいただくほど、スタッフ共々お勧めしたい1本です。
昨シーズンのものはヌメ革つまり、ベジタブルタンニン鞣し。
表面だけはロウが多いワックスで仕上げることで、
使っていく程にしなやかさと艶が出てくるのが特徴でしたが、
24AWでは馬具用の極厚カーフレザー。
少しシボ感があり、使い始めの段階からレザーの風合いを楽しんでいただける仕上がりになっています。
牛革は、特にどの部位のレザーを使用するかによってそれぞれ特徴が異なりますが、
このベルトは繊維の密度が高く、良質と言われる背中の部分のレザーを使用することで強度も申し分ありません。
しかも、1頭の仔牛から、わずか3,4本しか作ることができないベルトなんです...。
小ぶりなスクエアバックルで、存在感も有り、
他のアイテムとケンカすることもないので、ついつい手に取ってしまうデザイン。
フロント部分は2.5cm幅の細めに対して、
センターバック部分は着け心地を維持するために3.5cmと少し太くなっています。
フロント部分が太すぎると、タックインした時にベルトの存在感が出過ぎて、
全体のバランスが崩れてしまいますが、
このベルトはスッキリとした見た目なので、干渉することもありません!
使用感だけでなく、見た目も格好が良い、文句のつけどころがない1本でしょう。
今回は、このベルトの魅力を最大限伝えるべく、
あえてこのベルトを中心にスタイリングを組んでみました!
脇役だと思っていた方も多いと思いますが、
実はベルトが大きく印象を左右していたなんてこともあり得るでしょう。
小物は内面を表すようなもの。
パッと目につく外見だけに気を配っていては、足元を掬われてしまいますよ?
CREDIT
cantate “Fine Wool Cashmere Sweater” ¥85,800 (TAX IN)
cantate “Traveler Bag” ¥198,000 (TAX IN)
is-ness “SILK DENIM 5PK BALLOON PANTS” ¥48,400 (TAX IN)
CREDIT
cantate “Thermal L/S Shirt” ¥29,700 (TAX IN)
m’s braque “TUCKED BAGGY PANTS” ¥61,600 (TAX IN)
CREDIT
ssstein “OVERSIZED POCKET TEE” ¥14,300 (TAX IN)
cantate “Kinchaku Bag” ¥66,000 (TAX IN)
物足りない時は、小物と色を合わせると全体的に統一感が出て、
スタイリングを引き締めてくれます!
トップスやパンツで色を拾ったり、合わせるのはもちろんですが、
ベルトや小物で統一感を出すくらいが、さりげなくてお洒落ですね。
存在感が有りすぎると組み合わせを選ぶし、毎日の相棒には不向き。
結局はシンプルな物に落ち着きます。
飽きが来ず、汎用性の高い見た目に、使い手ファーストのデザイン。
レザーならではの使い込んだ風合いの変化も楽しめる相棒。
相棒と呼べるか?どうか。
cantateのベルトがその答えなのだと、私は思います。
cliché 石橋