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普通ばかりじゃつまらない。

普通ばかりじゃつまらない。

 

"どうせなら"で買ったのに。

cantateのスウェットに出会ってから。

高校生の頃の自分へ。

見た目も気持ちもリバーシブル。

ファッションの魅力は結局、服からしか始まらない。

理由を付けて、また。

 

こんにちは。

clichéの木下です。

 

本当に手持ちにデニムのアイテムが増えてきた。

今までは月に1、2回着るくらいの男だったのに、

去年からずっと気分はシャツ、パンツ、ジャケットと、デニムが首位独占。

 

じわじわハマり始め、その経年変化やそれぞれの色ムラ、

組み合わせ次第でグラデーションのように見えたりと、楽しくて仕方がない。

 

 

最近では上下色が全く違うデニム同士を合わせるのも、

なんだ、いけるじゃないか。

新たな発見をしました。

 

色々なアイテムに手を出してきましたが、同じカテゴリー内でも、

ここまでビジョンが膨らむことに気づいていなかった自分がニクい。

 

まだ遅くないと思った僕は、足早にここ2年で、デニムジャケットを3着購入。

cantate / hedmayner / KOOKY ZOO

古着を合わせたらもう少しある。

ジーンズなんて3本、全部cantateです。

 

clichéではデニムを推しているので、

できるだけオーダーするようにしています。

例えば、cantateはオーセンティックなものとして数を積んでいるので、

ある程度無くなってもサイズ欠けするくらい。

 

他ブランドになるとオーセンティック枠はもう必要ないので、

普通じゃないものにフォーカスを当てて。

kooky zooなんて風変わりだし、CLASSはヘンテコだなって思う。

 

全く違った切り口なので、買う層も違えば合わせ方も変わってくる。

生真面目な買い方もいいですが、たまにはスパイスが欲しくなるので、

KOOKY ZOO然り、CLASSのデニムアイテムは2着持っています。 

以前CLASSはよく展開していたんですが、着やすくて人気品番というのもあって、

デニム系はもう当分出さないと言っていましたが、、(さすがです)

シーズンを跨いで、久々にリリースされました。

 

というわけで、これにてCLASS 23ssは完納。

映えある最後の1ピースはもちろんデニム。

 

でも決して、着やすくはない。

 

CLASS

"CCDS11UNI A"

¥63,800 (TAX IN)

 

まずはLeeをモチーフに作ったフロントやバックのデザインに注目してほしい。

番手を変えたカラフルなステッチワークで陰影、奥行き豊かにデザインしており、一見なんの変哲もないデニムジャケット。

 

と、思いながら色々見ていくと、

おぉ、なんだこれ、、

 

 

ひとまず目に入ったのは、小さめな月桂樹のタックボタン。

留める時にもすごい違和感を覚えました。

 

フロントから見たら小ぶりで可愛らしいし、

手持ちにもない、新たなジャケットとしてトップランカーにカットインしてくる絶妙な切り口です。

続く裾にあるタブのボタンも、プラスチックのチープなボタン。

 

、、ん?と、目が点になります。 

Wステッチはチェーンステッチを走らせ、

作り込みはしっかりとしているギャップも面白い。

 

 

目が点になるデザイン。

それは僕らのマーケットに、

こんな作り方をする破天荒なブランドがないからです。

 

しかもこのジャケット、SE◯YUとか、

どこにでもある、なんてことのないデニムジャケットを参考に作ったんだと言います。

現行のストアブランドとなれば、プラスチックのボタンなんかもそこまで驚きはしない、あの空気感。

 

大元はLeeなので、80年代とかに近いデザインのものがありますが、

ヴィンテージだとか、古着だとかは一旦無視しして、現行をモデリングしたらしい。

もちろん堀切さんも知識明瞭、そんなことは100も承知だと思うので、

安っぽいバランスにはならず、ユーモアがある1着に仕上がっています。

 

自分が着たい服をテーマとし、

"誰か"を気にせず、カスタマーも気にしない。

着たかったら買ってくれ、な放置プレイスタイル。

 

結局いつも、そう納得しながら買って着るのが楽しい。

果てしなく飽きない、こんなにもデザインの強い服なんて、そうそうないだろう。

 

 

 

経糸にインディゴ、緯糸にはグリーン。

ブログを読んでくれている皆さんならそろそろわかりますよね?

裏がグリーンになります。これが綾織の面白さ。

色目はどこかベタっとしたニュアンス。

色が抜けたらどうなるんだろう、というワクワクもついてきます。

 

袖を捲った時にカラーが見えるのもポイントで、

春らしくカラーを拾うにはもってこい。

他はシンプルでいい、

そんな、普通でヘンテコなデニムジャケット。

 

 

着てみるとゆったりなオーバーサイズ。

身幅も広く、一般的なXLくらいかと思いますが、

ただ大きいだけでは終わらないのも、楽しみが多くていい。

 

一番の特徴は袖にあって、やたらと太いです。

写真だけでは分かり辛いですが、この独特なフォルムは袖のせい。

 

袖だけちぎって、2サイズくらい上の袖を着けたかのように、極太なんです。

 

 

シャープな見え方になるはずの2枚袖なのに

アームホールをバカデカく、袖山をジャケットのように高い袖にすることで

ストンと真下に落ちる袖になってます。まじでクレイジー。

 

こればっかりは試着してみて決めて欲しいな、と思う反面、

逆にヘンテコな洋服が好き、そのアンバランスさに魅了される方もいると思うので、

あえて玉手箱的な感じで、自分で正解を導き出すべきなんじゃないかという、

イチファン目線もある。

 

だからこそCLASSの洋服は面白い。

スタイリングのバリエーションを考えずにはいられない。

着る側も、なんだか試されてる気分になっちゃうんだよなぁ。

 

 

CREDIT (サイズ1 / 168cm)

cantate "T Shirt" ¥20,900 (TAX IN)

cantate "Sulfur dye Pants" ¥55,000 (TAX IN)

 

スウェットパンツと合わせてリラックスしたスタイル。

ChampionとLevi'sの相性がいいように、

デニムとスウェットというのは永遠の定番。

スリッポンでもっとラフに仕上げ、今すぐ外にパッと飛び出せそう。

 

CREDIT (サイズ2 / 175cm)

cantate "Mods Sleeve Shirt" ¥55,000 (TAX IN)

cantate "Denim 1955 Trousers" ¥42,900 (TAX IN)

cantate "Ribbon Belt" ¥44,000 (TAX IN)

 

デニムオンデニム、、オンデニムも良いと思います。 

足元はペコスブーツでなおさら男臭いですが、サイジングでどこかマイルドに。

インナーのシャツもデニムですが、オフ白のクリーンな印象が、

土臭くならずにまとめ上げてくれる。

 

CREDIT (サイズ2 / 168cm)

CLASS "CCDS01UNI B" ¥140,800 (TAX IN)

refomed "COTTON LAYERED MESH BIBS" ¥17,600 (TAX IN)

cantate "Sulfur Back Satin M-51 Pants" ¥52,800 (TAX IN)

cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)

 

レイヤードするにも、窮屈感のないフォルムとサイズ。

ここまで来たら、わざとサイズを上げても誰も止めません。

 

むしろ近い体型の方はこのサイズで持っておけば、

秋冬にアウター枠としても活躍してくれるんじゃないかと思います。

 

CREDIT

m's braque "HALF SLEEVES JUMP SUIT" ¥68,200 (TAX IN)

cantate "T Shirt" ¥20,900 (TAX IN)

10eyevan "NO.3 III BR" ¥80,300 (TAX IN)

 

裾タブを絞って丸みを出して、清涼感のあるカラーリングで。

袖が大きいことで、肩を抜いて着用してもバランスがいいです。

3枚目の写真とかは、太さがよくわかりますね。

 

CREDIT

ROTOL "WIDE TWIST TEE BORDER" ¥15,400 (TAX IN)

cantate "Regular Chino Trousers" ¥42,900 (TAX IN)

 

ボーダーTEEにチノパン。

杉村らしいベーシックかつ小洒落た、等身大のスタイリング。

袖を捲れば裏のグリーンもチラッと見えるので、

この写真のようにパンツとリンクさせてもいいですし、

色が足りない時の最終手段としてもいかがでしょうか。

 

 

デザイナー:堀切さんがぽろっと言っていた、

「着やすい洋服は、当分出さないと思います。」の真意は、

第一に、自身がそういった洋服が気分じゃないこと、

第二はなんだろう。難しいですが、今の服に対するアンチテーゼかな。

CLASSの良さって、そこじゃないってことなんでしょうか。

 

確かにブランドのコレクションというのは、

全部が全部魅力的に感じるかって言われると、ものによって良し悪しがある。

次のコレクションもかなり飛ばしていましたし、

正直、脱落するファンもいるんじゃないかなって思っています。。

どのブランドにも言えることですが、逆にCLASSの全ラインナップを見た時には、着ないけど格好が良かったり、雰囲気があると全面に感じる。

単に好きなだけなのもありますが、一着の洋服(作品)として出来上がっている。

結局は、所有欲を内側から掻き立てられまくりです。

たとえ着やすくなかったとしても、買って"モノ"にしたい。

ある意味チャレンジ精神とも取れるそんな独走スタイルに、

これからも頑張ってついていきたい、と思わされるんです。

 

そうそう。

このブログを書いていて、20AWコレクションをふと思い出しました。

必要なもの、不要なものをあらゆる情報に支配されることなく判断する為に、

感情へ訴えかけることに重きを置いた、

大量消費されることへのアンチテーゼがテーマだったコレクションです。

初めてCLASSを買ったのは大学生なので結構前ですが、

どっぷりと浸かってしまうようになったのは、確かその頃。

とても印象に残っています。

 

そんなことを思い出しながら、

いつもながらに、生産数は決して多くはないし、

いつもながらに、着辛いなと考えています。

 

いつもCLASSを買ってくれている方に、

「どうですか?これ。」

ってオススメすると、

 

「いやいや、やらかしてますって!」

って言われることも多々あります。

 

でもなんだか、安心しますよね。 

洋服は、普通ばかりじゃつまらない。

 

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cliché 木下

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