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高校生の頃の自分へ。

高校生の頃の自分へ。

 

あなたの心も、ワンウォッシュタンブラー。

ブリーチデニムは春の季語。

あなたの足元に。 

"どうせなら"で買ったのに。

HOW to TWIN BAG.

こんなの初めて。

cantateのスウェットに出会ってから。

 

こんにちは。

clichéの木下です。

 

気が早いですが、GWの話をしよう。

 

去年は大阪、京都、神戸にて1週間旅行をしてきました。

そりゃあもちろん楽しかった、、印象に残っていることはいっぱいありますが、

 

・ホテルでブログを書きまくっていたこと

・リオスを履いて、自分の顔に似た馬に乗ったこと

 

こんなことを言ったら旅行の本質ではないと怒られそうですが、

全部ひっくるめて楽しかった思い出として印象に残ってしまった。

 

 

職業柄なかなか縁がないですが、長期休暇はワクワクするらしい。

 

誰と行くとか、どこに行くとか。

価格も上がるので、早めに予約とか取っておかないと、など盛りだくさん。

 

なんだろう、僕らの悪いところなんですが、

何を着て行こう、とかが最優先になってしまうんですよね〜。

 

もっと計画立てろよ。僕はいつも多方面から怒られている側です。

 

今年は両立を目指しますが残念。もう遅い。

情けない僕みたいなやつばかりではないだろう。

 

気を取り直して、潔く洋服を選んで欲しいなということで、

今週もいつも通り、洋服に精神を注いでいました。

 

GWはこれを着て出掛けて欲しい、僕らからの提案をさせてください。

 

気持ちも見た目も”ハイになれる洋服”。

2023SS 第2弾です。

 

  

先日初のショーを開催したstein、感動しすぎて泣きそうになってしまいました。

そんなデザイナー:浅川さんにお願いして作ってもらった、

 

”リバーシブルのブルゾン”

 

特に長期休暇があるからとか、理由をつけて作ってもらった企画ではありません。

以前のレザーの別注を作る際にもらっていた4つの絵型からなる、別注案。

案の定絞れず、わがままにもう一型作ってもらいました。

 

言わずもがなテーマは、 「clichéのお客さまが着てそうなやつ」。

 

 

スナップボタンに光沢のあるナイロン生地。

 

「いやいや、またコーチジャケットやん」

、、じゃないんですよ。

 

確かに僕はコーチジャケットが好きです。

 

あのイージーさ、スポーツ感。

合わせようと思えばどんな洋服にも合わせられる懐の広さに、

多くのシチュエーションで使われてきたからこそ、

横ノリもクラシックもいけるところが好きなんです。

 

地元のみんなも結構着ていて、スケーターの先輩とか、

格好がいい車に乗ったイケイケの先輩、スケボーゴリウマの後輩、、

 

みんなプリントがボロボロになるまで着ていたコーチジャケット、

Dickies 874、それが僕のファッションへの入り口でもある。

 

安いし色んなカラーを集めていた、誰もが知っている形。

そうして地元のファッションルーツが、今も自分に残っている。

 

先日のブログで大学の頃から変わらない僕を載せましたが、

変わらず好きなものは好きで、ずっとこれからも提案し続けたいと思っています。

 

 

で、今回。

写真は僕の私物のadidas 80's デサント時代のもの。

説明にあたって、すごくわかりやすかったのでご紹介します。

 

打ち合わせの時、こんなのいいんじゃない?

と言って浅川さんが持ってくれたのは、古着のなんていうことのないスポーツブルゾンでした。

 

これも好きなやつ、もう既に好きなものがバレている。

太いパンツでバランス取って、ボタンをビチっと全部留めて着ている、

僕が浮かんだんだという、、なんとも嬉しいアプローチでした。

 

スポーツジャケットが好きなんて、

価値のあるものでもないから、結構マニアックなアイテム。

古着は安いし、その安っぽさもなんだか売りだったりする、好みの領域。

 

お互いの意見が合致し、この空気感がいいんだよね〜と浅川さん。

わかります。裏も表も、デザインが好きです。

 

 

裏も表も。

 

透けたり、見返しの切り替えがあったり、

裏の仕様をデザインとしてみたら、また新たな景色が見えてきた。

 

リバーシブルにして両方着られるようにしたデザインのものも多くあれば、

むしろあえてのインサイドアウトなものも多く見かける。

 

うまいなぁなんて思いながらも、あからさまにやってしまうのもな、とも思う。

それこそコーチジャケットとか、ナイロンのスポーツブルゾンを裏返したデザインのものは見たことがない。

 

あったなら、もう買っているだろうし。

 

毛玉のできるボソボソの裏地、3、4000円で買えてしまうような、

スケートショップにプリントして置かれているようなものになると、

裏返したらやっぱりお粗末。

裏はメインじゃない、何してんのよってなってしまいますよね。

 

どうしたものか。

今持っているものを試してみていますが、うーん。

 

無理。

 

ていうか、現物の良さを損なわずとも作ろうとしたら、

安っぽいとマイナスイメージになる。

作り方も難しければ、想像もつきません。

 

古着にないサイズバランスで、クリーンな空気感、そして機能美。

しかし、醍醐味でもあるチープシックな雰囲気も見え隠れする。

 

好きだった頃の自分、今も好きな自分。

過去も、未来の僕も満足できるものが良くて、、

 

なんとも大迷惑でニッチな企画ですが。笑

 

今回もパターンから0ベースで作ってもらいました。

前回同様にサイジング感はコンパクト、steinのミニマルな空気感を残して。

  

 

表面は、OLMETEX社のナイロンを使用し、

裏はナイロンポリ、超軽量で伸縮性の高い生地を採用。

 

光沢によって品のある、ストイックな印象を放ち、

A面、B面の関係ない生地選びをしていることで、

裏がメインと言っても間違いじゃない。

好きな面がみなさんのA面になります。

あえて透け感を持たせることで、選ぶカラーによって濃度が変わるのも面白い。

 

オリジナルのリブ、これも裏表カラーの色を替え、印象をガラリ。

襟元や袖口からちらっと見えるのもポイントとして見てみてください。

 

 

表面は、撥水生地。

 

裏面はどうしても手抜きというのか、やはり"B面"とされてしまうため、

おまけ扱いされてしまうのが世の流れですが、"裏面も撥水"です。

 

シンプルに見えて、非の打ちどころのない仕上がりは、

まるで「少年の日の思い出(ヘルマン・ヘッセ)」の"エーミール"だ。

 

エーミールは、勉強もできてスポーツ万能。いわば完璧な少年として描かれているが、

それを筆者の目線からは"悪徳"なやつと表現しているほど、ある意味罪深い少年です。

 

確かに、このブルゾンもそう考えれば罪深いかもしれない。

 

気温的にもドンズバ、軽さや機能性も加味して一気に上位に躍り出る。

他のアウターの登場タイミングを掻っ攫い、

春の手持ちアウター部門のタイトルを総ナメすることが確定している。

 

 

気になるカラーはボディにもありそうな、あのカラー。

アイビーリーグのこともチラついていたし、スタジャン、コーチジャケットはチームを表すものとしてもよく使われるので、

 

BURGUNDYは"ハーバード大学"

BLUE GRAYは"コロンビア大学"

 

スクールカラーにちなんで色を選んでいます。

ブラックは、、絶対に需要があるのはわかっているんですが、

偏るのでわざと作っていません。

 

だからこそレザーはブラックを選んだので、

レザーを買った方は2着目として、ぜひ選んで欲しいです!

 

 

 

90年代のものから2000年代のものまで。

 

浅川さんも好きで集めているという、

選び抜かれた3枚のスポーツジャケットをモチーフに作った、本作。

 

リブの仕様や生地、フォルムやサイジングも年代によって異なるそうで、

それぞれが合致するポイントを、ミニマルな雰囲気にまとめあげた、

stein流のスポーツジャケット。

 

カバンに丸めて持ち運んでもいい。

出先で印象を変えるのもいい。

雨が降ってたら嬉しいよね。弾くし。

なんなら洗えるんだぜ。

 

でも、利便性は二の次だ。

 

あくまでメインはこの見た目と、ニッチな方向性をsteinという枠組みに、

ブランドのテーマでもある"無"の方向性に仕上げられたというギャップに注目してみて欲しい。

 

stein for cliché

"REVERSIBLE SNAP BLOUSON"

COL: BLUE GRAY / BURGUNDY

¥68,200 (TAX IN)

 

おそらくインラインで作られない、

ある人がみたら、steinっぽくないねって思うアイテムかもしれません。

 

でもsteinには、こんな一面もあります。 

 

以前のブログでも書いていますが、やっぱり展示会で洋服を見ても、

引くも足すも何も、変えたいところがない。

この生地で、この形。生地を替えてみたら、、

なんてものも、確かにあったら間違いなく良いのはわかっていますが、 

先日のショーを観て、余計に手を加えるなんておこがましいって思いました。

まじで、めっちゃくちゃに、”超”格好が良かったから。

 

だったらもっとその先を見てみたい。

毎シーズン更新されるsteinも楽しみですが、

浅川さんが今後も見せてくれない、

内に秘められた感性やファッションのルーツが見れるかもしれないと、

今回の別注を2型、お願いさせていただきました。

 

案の定レーシングウェアとか宇宙服とか、ついていけませんでしたが、、

 

ベースのアイテムを一から見ているからこそ分かる、

あの野暮ったいブルゾンがここまで進化して、

些細な野暮さと品のある面構えを兼ね備えた理想のブルゾンが出来上がってきた。

 

着てそうな服。これから着たい服。

まだ、もっと、先があるのかな。

興味が尽きないsteinの洋服には。

 

言ってしまえばこの洋服は、浅川さんと僕でしか生まれなかったものだし、

どんな形であれ出会い、特別に作ってもらえるなんて。

田舎から出てきた数年前の僕は、想像も出来ないだろうな。 

洋服から、浅川さんから夢をもらいました。

 

そんなsteinのスペシャルピース、

GWはこれを着てぜひ、お出かけください。

 

高校生の自分に自慢してやろーっと!

 

※stein for cliché "REVERSIBLE SNAP BLOUSON"は、4/15(土)より発売開始します。

・店頭 /オンラインストア共に 12:00〜 発売

※ご購入は先着順になります。

 

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cliché 木下

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