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ミリタリーの定義。

ミリタリーの定義。

 

強さの内訳。

ずっと探していたダッフルコート。

洋服の化粧。

22AW STYLING SAMPLE #2

今年1年の買い納めに。

  

こんにちは。

clichéの木下です。

 

僕はミリタリーが好きだ。

 

そんな頻繁に着ているというわけではないが、

まず、ビジュアルがかっこいいから好きだ。

MIL SPECに惹かれる、といった厨二心でもある。

 

先日発売したBDUの原型も然り、他にも多数所有しています。

BDU、MA-1、LINNER、B-15、SNOW PARKA、M-90、ANORAKと、

おおまかに持っているけれど、古着なのでそんな頻繁に着ているわけではない。

もっと言うと、持っているのはちょっと外れたところで、

言うなればコレクションとして集めている感じに近い。

 

見つかり辛いものは勿論、ボロボロになってリメイクされたりしていると、

その一着に込められた特別感に惹かれて、これまた買ってしまう。

 

でもミリタリーの大定番とも言える、M-65フィッシュテール、M-47フィールドパンツなどは持っていない。

デイリーに着用したいモデルは新品を買います。

 

だからこそ上記の2着は、cantateのもの。

 

別に古着がいいとも、新品がいいとも優劣はつけていません。

古着を買うのは、古着でしか補えない部分があるからであって、

ミリタリーであろうが、デニムであろうが似たり寄ったりで、

リメイク、ボロボロ、

そこにしかないオリジナリティに対してお金を払っていました。

 

 

僕はミリタリーが好きだ。

 

もはや造形としてかっこいい。

MIL SPECってだけで惹かれる。

パソコンの周辺機器やiPhoneのケースなんかも、無駄にMIL SPECで揃えたり。

同じような経験がある男性は少なくないはずです。

 

でもそもそもミリタリーって何?

MIL SPECって何?

 

何気なく口にして、言葉として付き合っていた"ミリタリー"。

掘り下げていくと、なんだか面白いことに気付くんです。

 

今までは古着のミリタリーが全て、やっぱ古着でしょ。

そう思っていたけれど、そんなことはない。

今では古着のミリタリーも、新品のミリタリーも、

同じ匙で測って選ぶようになった。

 

皆さんもぜひ一度、視野を広く持ってみて欲しい。

  

cantate

"Anorak Parka TYPE D-2"

¥77,000 (TAX IN)

 

年始に発売しようと思って温めていたこちら。

やっとご紹介できます!!

 

今回cantateでお作りしたのは、”D-2”をモチーフにしたアノラック。

あくまで街着です。オーバースペックは必要ないので、

現代の日常に必要不可欠なディテールのみを残した、

オールパーパスな一着に仕上げました。

 

40年代まで米陸軍航空隊で使用されていた革製の”D-1”の後継にあたる”D-2”。

革製で”B-3”のようなボリュームを携えた”D-1”に対し、

”D-2”は、プルオーバーでコットン製のメカニックス(グランドクルー)用のコールドウェザージャケットとして使われていました。

フードハトメやポケット玉縁等の負荷がかかる部分にはレザーを配置、

インナーにはスナップ式のアルパカライナーを付属し、

重ねることで寒さに応じて使い分けいたそう。

 

そうして、1948年の朝鮮戦争では”D-2”の代替えとして”N-3”が登場。

”D-2”は衰退し、生産された殆どは日本で焼却処理されたと言います。

 

故に、現代では超希少。

中々手に入らない幻のモデルとも言われている。

 

沢山見てきているはずの僕も、実際には見たことのないモデルで、、

持っているアノラックにディテールは近く、

年代もおそらく近い 山岳部隊のものではあるが、全くの別物です。

まじかっこいい。

   

今、アノラック欲しいんですよね。。

僕の何気ない発言を拾って完成した、今回の別注。

 

そう来たか、、!チョイスが流石でした、、!

 

 

 

ライナーを無くし、一枚での着用をイメージしていますが、

ワンサイズでゆったり仕上げているので、レイヤードしてお使いいただける仕様に。

 

袖にはアクションプリーツ、ボタンタブを配し、ポケットは両サイド二つずつ配置。

フード部分とウエストには調整用にアジャスターを備えているので、お好みでシルエット調整も可能です。

 

ちなみに、

「紐の色味はちょっとキモめの色にしたから。」

と松島さん。

 

さりげなく、遊び心も光ります。

 

 

素材には、コットン50%, ナイロン50%のコットンナイロンポプリンを使用。

60/40クロスとは異なりますが、微撥水を備え、

着込むほどにアタリ・パッカリング・褪色などの味が出てくるのもこの生地の魅力です。

硫化染をしているため、ここからフェードしていくように色が変化するのも最高に楽しみ。 

数年経ってボロボロになっても、愛着が湧き続けるような一着になりうるアノラックパーカーではないでしょうか。

 

木下:175cm / 60kg

 

そして気になるサイズは、ワンサイズ。 

 

杉村:168cm / 53kg

 

ワンサイズですが、おおよそ誰でも着用可能なサイズ感にしています。

絞らずに被るか、腰紐をギュッと絞って主役として使ってください。

 

今の時期には、ニットを着て合わせるのが最適。

そのためのROVING KNITです。

 

CREDIT

cliché "ROVING 5G CREW NECK SWEATER" ¥60,500 (TAX IN)

 

バサっと最後の締めに着るのが最旬。

ニット、ジャケットみたいなところにも差し込めるので、

アウターのようなイメージで使うのも良さそうです。

 

でもインナーのようにパーカーとして使うなら、上からBDUを羽織ってもいい。

 

 

擬態する杉村。

 

CREDIT

m's braque "SWEAT SHIRT" ¥39,600 (TAX IN)

cantate "Denim 1955 Trousers" ¥42,900 (TAX IN)

 

杉村と一番盛り上がった、アジャスターを絞ったフォルム。

そもそもウエストのアジャスターって使う??もう飾りだよな。

 

という会話からスタートして絞ってみましたが、

これがまた、ヤバさが出て良いじゃん!と話題に。

 

CREDIT

cantate "Fine Corduroy Suit(ジャケットのみ着用)" ¥330,000 (TAX IN) 

cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)

cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)

 

青島っぽいスタイリングもいけます。

  

90’sのストリートブランドのようなリバイバル感もあるので、

オーソドックスにデニム、シャツを合わせてキャップで軽めにするのもいいですね。

 

cantate

"Anorak Parka TYPE D-2"

¥77,000 (TAX IN)

 

・米軍MIL規格 (MIL SPEC)

米軍における軍用品の調達規格の総称、とりわけ、米軍国防総省が規定する装備品の耐久性能に関する規格の総称のことを言う。

・ミリタリー

「軍」、「軍用」のといった主にスタイル、形容詞を指す。

 

大前提、頭にあるとしても、そもそも"洋服"っていうところにフォーカスを当てると、これって?あれってもしかして?

元はと言えば、ミリタリーから生まれたディテールなんじゃないか?

ということが見えてくる。

知っているものだけでも両手が埋まる程あるし。。

 

そもそもの洋服の始まりは、オーダーメイド、ママの手作りの服。

高い位の人のために洋服を作り、子供や家族のために洋服を作る、

これが始まりです。

その後"量産(大量生産)"に移ったきっかけというのは、

これらミリタリーや戦争、と言っても過言ではない。

  

丈夫さ、機能美。

言い換えるとそれらは、戦争に出て生きて帰ってきて欲しい、

極寒や過酷な戦況化でも生き存えて欲しい、といったような

最大のパフォーマンスを出すために設定された、

”死なせない為の服”とも言える。

 

現代の衣類、あらゆる服飾品(装備品)も、寒さや暑さ、

それらに耐えうるよう、快適に過ごすためにアップデートされ続けている。

どの時代の洋服であろうが、誰かがミリタリーと言えばそれは、

ミリタリーとも言えるのかもしれない。

 

もう古着であろうが新品であろうが、MIL SPECであろうが、

本気で作っている洋服であれば、そんなものは関係ない。

 

 

余談ですが、あのナチスドイツの制服も、

ファッションデザイナーの"ヒューゴ・ボス"が担当していたと言われています。

今日の朝、松島さんと話していて、その内容を聞いて驚きましたが、

言われてみればナチスの制服を頭で容易に思い浮かべることができる。

 

しかもめっちゃかっこいい、それでいて超怖い。

それくらい印象的だし、目に焼きついている。

 

かっこいい、強そう、怖い、そういう目線から洋服の完成をイメージする。

よくよく遡れば、そこから始まっていたのだ、

ということを強く感じました。

 

洋服を作る目的は、オシャレというのが僕らの一番のトピック。

けれど戦争があったら、よりディテールや機能美を強化しなければいけないし、

逆に考えると、今まで戦争があったからこそ、洋服が発達したとも言えるのではなかろうか。

 

寒ければ対極寒用を、暑ければ対灼熱用を。

 

用意がなければ勝ち負けも一目瞭然。

要するに、夏と冬がしっかりとしている国は、

戦争も強いという考えにも行き着く。

 

目的があるからこそ、ミリタリーが生まれる。

そうして僕らの身近にあるミリタリー。

 

踏まえて洋服を見てみると、景色が大きく変わるはずです。

 

cantateの考えるミリタリーの定義に則ってお作りした

”Anorak Parka TYPE D-2”。

ぜひ手に取ってみてください。

 

※cantate "Anorak Parka TYPE D-2"は、2023年1月2日12:00

初売りより、店頭/オンラインストアにて販売開始します。

 

※以下、年末年始の予定です。

12/29 (木) 12:00〜20:00

12/30 (金) 休み / 17:00 オンラインセールスタート

12/31 (土) 休み

1/1 (日) 休み

1/2 (火) 初売りセール 12:00〜20:00

 

※以下、オンラインストアの配送に関して

12/29 (木) 12:00までのご注文は当日中の配送となります。

以降のご注文は、1/2 (月)から順次発送となりますのでご了承ください。

 

オープンしてまだ半年になりますが、皆さまのおかげで楽しく過ごせました。

来年もよろしくお願いします。

 

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cliché 木下

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