ssstein.
昨年より海外へ進出したssstein。
“stillness stillness stein”
表記もsteinからsssteinとして、新たなロゴで迎える24AW。
早くも新作が届きましたが、
先日すでに25SSの展示会も終え、先々の楽しみが止まりません...。
海外へ進出したことで大きく変化したというわけではありませんが、
ありがちな表現ですが、もはやメゾン、、といった印象を受けました。
抽象的な表現なので人によって感じ方は様々ですが、
ランウェイを見てもご覧の通り、カラーバランスや素材使い、
さらに表現の自由度が上がって、素材の奥行きが感じられるスタイリングなど、
"イメージしていたけど、具現化できていなかったもの"
を答え合わせしてくれるかのようなコレクションだと思います。
すでに2ndデリバリーを迎えますが、clichéではようやく立ち上がり。
記念すべき第1回目の納品は、新型のジーンズです。
ssstein
“DEFORMATION WIDE DENIM JEANS”
¥46,200 (TAX IN)
ヴィンテージのような色落ちを再現した雰囲気のある仕上がりですが、
珍しいローライズに対して、裾幅の広さが目立つフェミニンな印象の1本。
両脇のハギを切り取って、生地を付け足しているかのようなデザインで、
すっきりとしたウエスト周りに対して、ズドンと存在感のあるフォルム。
異なる色味のデニム生地を使用し、わずかながらコントラストもありますが、
目立ちすぎることなく、光の加減で表情が変わるくらいの絶妙な色味です。
ワイドパンツの括りにはなりますが、変化のあるシルエットで新鮮。
なんでしょう、90年代のレディースっぽい雰囲気??
小さい頃によく母のジーンズを穿いていました。
大人への憧れから、子供用ではなく大人用。
でも、父のものは大きいので、母のものを穿いていたんです。
今思えば小っ恥ずかしいですが、ウエスト周りはぴっちりフィット。
ややブーツカットになっているような、縦落ちのいなたいジーンズを思い出します。
なんとなくそんなイメージができましたが、
もちろんプラスの意味で、現代的かつルーズなサイジングがグッと来ます。
合わせるならセーターやムートン、ファーやジャケット。
通年素材なのに秋冬をイメージしてしまうのは、
やっぱりランウェイの写真の格好が良すぎたからでしょうか。
ここ最近目については気になっていたブラックデニム。
パンクすぎる印象になったり、Y2Kが浮かんでしまったりと、
なかなか手に取ることができていませんでしたが、
それもこれも、いいシルエットのものに出会えていなかったから。
太いけど品よく、すっきりとしたフォルムが身体のラインを生かしつつ、
ボリュームのあるトップスが増える秋冬の一軍へと躍り出そうです。
夏場はTシャツをタックインして合わせたいですが、
何よりも秋冬が待ち遠しくなる1本でしょう。
メタルのボタンフライ、ヒゲ。程よいユーズド要素。
脇線のコントラスト、靴が隠れるくらいの裾幅。
(足も長く見えます!笑)
CREDIT
cantate "Fluffy Crew Neck Pullover" ¥57,200 (TAX IN)
cantate "Kinchaku Bag" ¥66,000 (TAX IN)
10eyevan "NO.1 3 BR SUN" ¥89,100 (TAX IN)
コンパクトなトップスに、馴染ませるように穿くジーンズ。
綺麗なフェードで土臭さは一切ないので、
ブラックで統一して、ややモードな印象に着用すると良さそうです。
太いジーンズが欲しいとずっと言っている石橋は、
買った後のイメージができすぎてしまうようで、
すんなりスタイリングを組んでくれました。
CREDIT
cantate "Mouton Vest" ¥495,000 (TAX IN)
cantate "Pure Cashmere Grunge Sweater" ¥165,000 → ¥82,500 (TAX IN)
10eyevan "NO.1 3 BR SUN" ¥89,100 (TAX IN)
普通に早すぎるんですが、
気づいたらムートンベストとセーターを手に取っていました。
ここまでイメージさせられるなんて、ルックの力は本当に偉大です。
オールブラックは当分していませんでしたが、
異素材で組み合わせればやりすぎた印象もありません。
これを機に久しぶりにやってみたいと思わせられました。
ぜひ皆さんも一緒に。
毎回展示会に行くたびに思うこと。
モノの良し悪しみたいなものは、もちろんですが、浅川さんという存在、
sssteinのチームを見ていると、売れている理由がよくわかります。
言葉にするのは簡単ですが、sssteinという存在を世界へ、
浅川さんという存在を世界へ送りたいという皆さんの支え。
それは決してあからさまなモノではなく、自然と見えてくるもの。
取り扱いをしているという僕らにまで伝わってきて、
僕らもその一員として売ってきたいと思える洋服だと思います。
無機質ながら力強く、言葉で表現し辛い部分を埋めてくれる洋服。
僕たちもこうしてブログを書くという形で、応援していきたいと思います。
これからも楽しみにしています。
※sssteinの“DEFORMATION WIDE DENIM JEANS”は、明日7/13 (土)より発売開始します。
cliché 木下