お互いにスタイリングを組んでみました。#1
こんにちは。
clichéの杉村です。
"1月は行く、2月は逃げる、3月は去る"
という、年始からの慌ただしさを表す言葉がありますが、
1年の中でも変化の多い4月こそ、一番忙しいんじゃないか。。
振り返る間もなく、今日から5月を迎えました。
環境に変化があり、まだ馴染めていない方や、
早くも新生活に馴染み、満喫している方など、
生活の充実度に違いがあると思います。
生活の大半を服が占めている僕としては、
気温差が激しい時期ほど、服装を変えたい。楽しみたい。
今持っている服に飽きたわけではないが、
変身願望みたいに、服装から気分を変えたい時ってありますよね。
憧れのあの人みたいになりたい。
いつもと違う服を着て、新鮮な気持ちで街を歩いてみたい。
でも、いつもと違う自分を見せるには、一歩踏み出す勇気が要るかもしれません。
ならば、人の手を借りてみましょう。
キッカケは自分で作れば良い。
というわけで、毎日のように顔を合わせる2人、木下と杉村の服を入れ替えてみました。
お互いの服事情や好みを知っている分、似合いそうな服や好みは熟知している。
その分、俯瞰で見た時に、もっとこうした方が格好が良いのに、という気持ちも持ち合わせている。
お互いにスタイリングを組み合ってみたら、新しい空気感が生まれるんじゃね?
実験的なブログになりますが、今回は僕が木下をスタイリングする、木下マネキン回です。
CREDIT
cantate "Back Satin Safari Jacket" ¥60,500 (TAX IN)
cantate "Mods Sleeve Shirt" ¥55,000 (TAX IN)
cantate "Regular Chino Trousers" ¥42,900 (TAX IN)
cantate "Ribbon Belt (Bridle Leather)" ¥44,000 (TAX IN)
cantate "Shoulder Tote Bag" ¥66,000 (TAX IN)
デニムシャツにチノパン、サファリジャケットの3点合わせで、
大人っぽくカジュアルなスタイリング。
いつも僕が着ている服装そのままですが、
着る人が変わるだけで、こんなに似合い方が変わってくるのかと、
予想以上の新鮮さに、2人で笑いながら感動していました。
新鮮なポイントは3点。
・インナーのシャツを出している。
・MILKカラーのジャケット。
・CAMELのベルト。
いつもの木下ならおそらく、ゆったりとしたシャツとコンパクトなジャケットを着る場合、必ずタックインしてウエストの位置でバランスを取るはず。
それ、今回は禁止です。
写真のようにレイヤードすると、適度に緩さが出て、シンプルな服装にもこなれた雰囲気が出ます。
木下は最近、MILKカラーのパンツを愛用しているので、組上のジャケットも似合うはず。
思った通り、知的な空気感をモノにしています。
CAMELのベルトは、本人がずっと欲しいと言っているので組み込みました。
僕も同じRibbon Beltを使っていて、
最初は硬かったブライドルレザーに、ロウが馴染んで柔らかくなっているのを見せると、欲しいメーターが振り切っている様子でした。
靴とアクセサリー類は、お互いのサイズが合わなかったので、交換はしていません。
僕だったらMAHOGANYカラーのブーツを履くところを、私物のadidasに着地。
おかげで、スニーカーにチノパンをクッションさせる、新しいバランス感覚が発見出来ました。
CREDIT
m's braque "QUILTED MESH REVERSIBLE MA-1" ¥92,400 (TAX IN)
ROTOL "BASIC SHIRT" ¥35,200 (TAX IN)
cantate "Denim 1955 Trousers" ¥51,700 (TAX IN)
cantate "Ribbon Belt (Bridle Leather)" ¥44,000 (TAX IN)
Rios of Mercedes "Harness Latigo Cowboy -Roper Style-" ¥220,000 (TAX IN)
私物の印象が強い、m's braqueのMA-1を使ったスタイリング。
いつも通りの服装で、企画倒れになってしまうかも、、と危惧しながら組んでみましたが、いつもとは違う雰囲気に、ひとまず安心。
シャツの生地感と、デニムのサイズを変えてみました。
いつもであれば、綺麗な生地感のcantateのThe Shirtを選ぶところを、リラックス感のあるリネンのシャツに変更。
普段の木下の"艶っぽい綺麗さ"を消して、僕の大好きな、"野暮ったい綺麗さ"を全面に出しました。
テーマは、モダンカントリー。
また、デニムのサイズを32→30に、ワンサイズダウン。
デニムに限らず、パンツをゆったりと穿く印象が強くありますが、
僕からオススメしたいのは、ルーズフィットではなく、ジャストフィット。
ネクタイを締め始めた頃から、服装のサイズに見直しがあった様子で、ジャケットやシャツなど、比較的にコンパクトな服を好んで着ている。
"ビッグサイズこそ正義"と言っていた昔の彼からは考えられない。
今回の企画で、ジャストサイズのパンツを、選択肢に増やしてもらえれば嬉しく思う。
足元はRios。ブーツインすると、途端に木下のエッセンスが濃くなるから、服と人との印象の結びつきは大切。
CREDIT
cantate "Assemblage Grange Crew Neck Sweater" ¥137,500 (TAX IN)
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)
Rios of Mercedes "Harness Latigo Cowboy -Roper Style-" ¥220,000 (TAX IN)
最後は、自分の手持ちと、今欲しい服を合わせた、憧れの混ざったスタイル。
CORALカラーのシャツに、INDIGOのフレアデニム、
サマーニット、ベースボールキャップを合わせて完成。
好青年に見える、爽やかで柔らかい雰囲気に仕上がりました。
カーディガンタイプのニットを愛用しており、洗濯を繰り返すことでふわふわと雰囲気がマシマシ。
今時期からのメインの羽織りとして着まくる予定。
このニットのふっくら感、アラシャンカシミヤの滑らかな光沢、夏にも着ることを考えられたボリュームにどハマりし、クルーネックも欲しくなっているという訳です。
着せ替え企画という場を借りて、欲しい服を試しただけになっていますが、やはり良いな。
テーマは"洒落込んで休日デート"。
CORALカラーのシャツは、人によって似合い方が変わってくることも良くわかる。
自分が着ると、見た目年齢を下げるような感覚で、
木下が着ると、大人っぽい雰囲気を底上げする、幅があるカラーです。
フレアデニムは、サイズ28。
細身で足も長いので、やはりジャストサイズが似合う。
太パンばかりじゃ、もったいないって、、
この企画が、パンツのサイズを見直す機会になってくれることを願う。 (2度目)
以上の3スタイリングで、木下のマネキンパートは終了。
縛りは設けず、自由に着せ替えてみたところ、
3スタイリングの内、2つがデニムパンツ合わせという結果に。
普段から、デニム依存になっていることがよくわかり、
自身の服装を振り返る、良い機会になりました。
発見も多くあり、
チノパンにスニーカーを穿く、ラフな合わせ方。
帽子のある/ないの印象の変化。
CAMELベルトの実用性など、
いつも通りに服を選んでいるだけでは、スルーしてしまいそうな部分にも気付くことが出来たので、今後の服装の幅にも広がりを感じています。
学びの多いものとなった今回の企画。
服装について考えている途中で、木下が以前ブログで言っていた、ある言葉が思い出されました。
"ファッションは真似をすることから始まる。"
自分のスタイルを確立して貫くのも、芯があって格好が良いですが、
周りの情報を常に取り入れようとする、柔軟性も必要。
気に入ったブランド、アイテムばかりを着てしまう、自分にも言えることで、
意固地になっていては、視野が狭まり服の楽しみも半減するので、
柔らかい頭で取り入れてみてください。
自分が思っている100%の、その先が見えてきますよ。
やっぱり、服の持つ力は絶大で、底が知れません。
次回はスイッチして、木下が僕をスタイリングする、杉村マネキンverをお送りします。
classのレギンスを穿くことになるかな?
cliché 杉村