少し、エモい。
こんにちは。
clichéの木下です。
以前、"安藤という男は"というブログでご紹介したrefomedの2022AWが入荷しました。
お取り扱いの経緯だったり、ブランドに対して思うイメージはそこでお伝えしておりましたが、
デザイナー安藤という男は、
違ったら申し訳ないですが、”家族への憧れ、その憧れを洋服で反映させた人"。
実際にそのあたりも答え合わせをして、ブランドコンセプトは自分自身、だった。
後もう一つ書いた"同じ温度感"というのも、
なぜかめちゃくちゃ緊張してキョドキョドしい姿で現れ、初めてお酒の席で砕けて話した時に、答え合わせができました。
詳しくは書きませんが、僕自身幼少期から今までの生い立ちがちょっと変化球で、家族や親族、自分に関わってくれる人に対して歪んだ愛を持っているらしいです。
一括りに、人が好き。ではあるが、生い立ちからその偏愛さ?から何から、ある特定の話も一致したりして、似ていたんです。
なるほど、親近感の正体はそれか。
それらを含め、これからも非常に楽しみなブランドの一つです。
"RIGHT HANDED DENIM PANTS"
(右) USED WASH ¥39,600 (TAX IN)
(左) STONE WASH ¥33,000 (TAX IN)
今シーズンルックでも目を惹いた、極太のストレートデニム。
前回のシーズンにも、左官職人が作業中に着ていることで汚れてしまったスウェットや、
工具を入れるために使う巾着をくっつけたTシャツやL/Sシャツなど、
"現場"をデザインに落とし込んだ洋服が多数ありました。
このデニムパンツは、右裾部分にポケットを。養生などに使われるタープの端から取った、ハトメ付きのポケットがアクセントです。
左手に材料。右手で作業。
しゃがみながら作業をする姿勢で、スネの外側にすれや汚れがつきやすいことから、イメージされ、ポケットのようですが、言うなればカーハートのダブルニー的な解釈に近い。
でもポケットなので、何か入れてもいいですよ。
生地加工と手作業によるペインティングを施したUSED WASH(薄い方)と、STONE WASH(濃い方)の2色展開。
どちらもクタッとした柔らかい風合いが特徴的です。
裾にかけてストンと落ちる。何回か口にしたことがあるフレーズですが、穿き潰したヴィンテージデニムのように薄く、軽く、生地が動くため、正にといった感じ。
ヴィンテージ繋がりで、ウエストのヨークは巻き縫いを施さずにあえて粗野な作りに。
そうすることで、ギャザーのように見えるのもポイントです。
CREDIT
cantate "Fluffy Crew-Neck Pullover" ¥45,100 (TAX IN)
クッタクタのペインターパンツをでかばきして、3ロールくらいして穿いていた時期もありました。
どこか懐かしく、その時の感覚に似ています。
最近はこのくらいの太さのこの色味のデニムもあまり目にすることも少なくなりました。僕らのマーケットだと特に。
vansのオーセンティックばかりで、最近の気分にはまる。
CREDIT
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
一変してクリーンな印象も漂うSTONE WASH。
メリハリをつけてブーツなんていうのも、気張らない、土臭さが出て◎
タックインして緩急を付けるも良し、オーバーサイズのトップスで馴染ませるのも良し。
やはりワイドパンツ離れはまだ厳しい。
"AZEAMI THERMAL TEE (OFF)"
¥17,600 (TAX IN)
¥24,200 (TAX IN)
この上下は前回のシーズンにもお取り扱いし、即完してしまったアイテム。
今回も既にトップスのみがなくなりましたが、僕としては上下で着てほしいし、なんならパンツの方が少なからず優劣は上。
オフ白のトップスは何にでも相性が良く、緩さも程良い仕上がりの為、ついつい手に取ってしまうんでしょう。
でもパンツは、新たなイージーパンツの枠として目の前に現れた。
スウェットパンツ、ジャージ、トラックパンツに続く、日常用モモヒキとして是非手に取っていただきたいです。
程良い太さで、動き易い。裾にはドローコードが入っているので、足下によって気分で調整できるのも嬉しい。
なぜセットアップで行かない。
今からでも遅くないから、合わせてパンツも行ったらいいのに。
めっちゃ格好いいです。
このラフな上下の上から、カチッとしたジャケットや男らしいカバーオールといったアイテムを合わせた甘辛具合が絶妙なんじゃないか。
CREDIT
cantate "Postman Jacket" ¥66,000 (TAX IN)
とは言っても、僕が持っていたらコンビニに飛び出す用にも使いますが。(いつも買い逃す)
用途は自由ですが、飽き飽きした普段のスタイリングのスパイスになってくれるアイテムです。
今シーズンのテーマは、"現場監督"。
型にはまったような、僕らから程遠い雰囲気ではない、身近な親近感を感じる。
今まで見てきた空間、人、クローゼットの洋服といった、彼自身の思い出からなるコレクション。
自信の目で見て、頭の引き出しに入れたあの時、あの瞬間のままを。
それがひしひしと伝わって、少しエモい。
自分がその対象ではないにしろ、どこか温かいんです。
本人のインスタグラムを見ると、その所以を感じられることでしょう。
例えば、、
と思ってインスタ見返してみたら、投稿が全部消えてた。笑
お後がよろしくない。どんまい俺。
cliché 木下