Rural Kansas
1853年創業のカスタムブーツメーカー "Rios of Mercedes(リオスオブメルセデス)"。
テキサス州メルセデスに工場を持ち、昔ながらの製法を守り続けることで最高品質のブーツを製作しています。
昨年発売したWaxy kansas同様、オイルをたっぷりの厚手カーフを使用したモデル。使用されている"Waxy kansas"というレザーは、ベジタブルタンニン鞣しのあとにクローム鞣しを施した、2回鞣したコンビ鞣しのもの。同じブラックではありますが、ソールやステッチが変わることでがらりと印象が変わっています。
静かに、色っぽいフォルム。ステッチのブラウンが映えるストイックな仕上がり。
トゥはとんがりすぎず、高さがあるものを採用。ウェルトは世界中を見渡しても見つからないであろう、ダブルウェルトにしています。ダブルウェルトにすることで、とんがりでもすんなり合わせていただけるのが魅力です。
ソールはナチュラルカラーのレザーソールを採用。レザーソールだけの特権で、土踏まずには"ペグ"という木の釘が並んでいるのが見えます。インソールとアウトソールを留めるためのペグ。今は鉄の釘を使うところがほとんどですが、最高級の紳士靴やリオスは今でもウッドペグ。
また、Riosのブーツはコルクが入っておらず、その代替えとして布が入っています。故に返りが良く、ソールの柔らかさと相まって、非常に歩きやすいのも魅力的です。リオスの良さはつま先の反り上がり方にもあり、新品でも少し反り上がっていますが、履くことでどんどんつま先が上がってきます。それが格好いいし何よりリオス独特のスプリングトゥで履きやすくスニーカーに匹敵する歩き易さと合わせ易さで、着用頻度が上がってしまうブーツです。
Roper Bootsに比べて履いた際に寸詰りに見える場合があるのでハーフ〜ワンサイズ アップを推奨しています。