僕が自信が持てるようになった帽子。
こんにちは。
clichéの木下です。
いつからか、被るようになった帽子。
上京してアパレルに入った頃は手持ちも2、3個があるくらいで、
たまにキャップを被るくらいでした。
けれどいつの間にか被っていない時はないくらい、
良い時は365日中300日は被っていたんじゃないかと思います。(販売員やアパレル関係しかできませんが笑)
きっかけというと、ショップに立っていて雰囲気もなく、
見た目は童顔だし、明らかに浮いていることにコンプレックスを感じていたから。
それこそ、その時の師匠とも言える先輩、
8月5日より、鹿児島でkhk(カーキ)というお店をオープンする四枝さんは、
嘘抜きに365日被っていたし雰囲気もムンムンにあった。
見た目も大人っぽいので、そのスタッフらしさというのか、雰囲気に憧れたというのもあります。
そしていつのまにか手元には40個くらいの帽子が。笑
物によっては殆ど被っていないものもありますし、
実は頭(頭囲)がでかいので、あまりしっくりとくるものがないのも事実。
キャップのアジャスター勿論1番端。
ニット帽も大きめのものでないと、輪郭もありきで卵みたいになってしまいます。
とまあ、結局ずっと悩んでいたわけで。
キャップを被ると子供っぽくもなるので、一時期禁止令も出された程です。
ならばハットか。ただハットは所有数も少なく、そもそもあまり好きじゃない。
好きなブランドとの相性も考えると、キャップやバケハも違うとなるシーンも多かったので、気になっていたベレーに挑戦。これが超はまって、、
ウールだったので今度は春夏用に探して、たどり着いたのがNine Tailorのキャスケット。
ブランドのルックを見ても基本的にはキャスケットとしてですが、
後ろかぶりでベレーのようにかぶるのが、とんでもなくしっくりときたんです。
ストリートだとキャップ等、しかし革靴にシャツでバッチリと決めたスタイリングにカジュアルすぎるものは合わないので、
同じ悩みがあった方には、かなりお薦めしたい一品。
- Nine Tailor -
シンプルで使い込むほど馴染んでいく、細部にも気を配った帽子を作ります。
新しい流れや、古くから継承されていくもの。
様々な要素や感覚、技術を取り入れ、また受け入れながら、少しづつ変化を楽しめる、そんな帽子を形に残していきます。
“Nine Tailors make a man.”
『 仕立て屋は9人で一人前 』
『 一人前になるには9つのお店、仕立屋(Tailor)が必要 』という二つの意味を持つこの言葉はイギリスの諺から引用
二つ目の “9つのお店、仕立屋が必要” と言うところからその日に身に着けるもの
<ジャケット シャツ パンツ 時計 クツ 靴下 カバン ベルト・・・>
その中でも9番目のモノとしてその日のスタイリングの最後の一つとしてこの帽子を使ってもらいたい
そんな意味が込められています。
※ブランドホームページより。
21AWからは、帽子というか洋服メイン、トータルコーディネートでのルックになりました。
そのスタイリングも唯一無二な雰囲気を醸し出し、合わせ方の勉強にもなります。
僕がグッときたのは21AWのルック。
URLを貼っておくので、是非見てみてください。
https://www.ninetailor.com/2021aw.html
少し癖のあるラインナップから、他では見つけられない帽子が多い。
かといって洋服を邪魔せず、すんなりと馴染む。
9番目に選んでほしい、とも書かれているくらいなので主役としてではなく、
まさしく縁の下の力持ち枠としてスタイリングを支えてくれる帽子。
毎シーズン本当に良いものが見つかる。
Nine Tailor
¥17,600 (TAX IN)
共生地のハットは人気で一瞬にして姿を消しましたが、
僕の本命はこっち。勝手ながらこのブランドといえば"キャスケット"です。
手編みで仕上げている温かみの感じられる仕上がりで、コットン素材なので通年使いできるのも魅力的。
僕が初めて買ったのはリネン素材のものでしたが、共通して言えるのは柔らかいこと。形をいじり易い、というのが最大のポイントかと思います。
被ってもデカすぎてしまうとキノコ頭みたいになりますが、
写真を見ても平たく、反対に置いた状態でボリュームがあるものだと後ろかぶりしてしまうと大きすぎると思っています。
本来であればハギがあり、その縫い目が邪魔をして形を整えられないが、
このメッシュのような円形に編み立てたものであるからこそ。
やや大きめ、のちょうど良いフォルム感が、ゆったりとしたスタイリングとのバランスを取ってくれます。
ご用意しているカラーは、2枚目のBLACK、4枚目のMOCHAのみですが、
女性の写真も使いたかったのでご了承ください、、。
今回のモデルはコットンですが、加工を施すことでリネンのようにシャリ感とハリのある表情に。
程良くエスニックというのか粗野な雰囲気で、土臭いスタイリングにも難なく馴染む。
見た目としては所謂タムに近いデザインなので、古着を着る方なんかにも良いと思います。
ツバが片方の耳の後ろにくるようなイメージで、
後ろに落としつつ、片方にボリューム感を寄せるとこの形になります。
店頭でもお話ししていると難しそう、被り方がわからないとよく言われますが、、
簡単なので、慣れたらかなり相棒として活躍してくれますよ。
帽子といえば浮かぶ形はたくさんありますが、
いつも手に取らないものが実は自分にすごくマッチしているなんてことも多々ある。百聞は一見にしかずです。
大袈裟ですが、帽子で容姿にも大きな変化が出るので、私生活において自信も持てるようになりました。
そんな帽子がたくさん見つかるのがNine Tailor。
今では別に買い足す必要がないくらい手元にあるのに、
いつも買い足してしまうんですよね。
cliché 木下