おい杉村、、被った・・・ そっちかよ〜www
こんにちは。
clichéの木下です。
杉村と僕は、好きなブランドが同じです。
選ぶアイテムの派手さとか、合わせ方が全く違いますが、
欲しいものがかなり被る。
欲しい物をある程度予想して、
被りそうなものはバイヤー特権を行使してゲットします。
「これ、欲しいんだよね〜」と、チラつかせながら牽制。
日頃から世話してんだからよ、、
少しは気を遣えよ杉村!(笑)
そんな中舞い込んできたcantateの、
「オンブレチェックのオーバーシャツ。」
2人とも、このワードだけで白ごはん2合はいける。
松島さんから聞かされていたそのワード。
実物を見ることもなく買うことが確定していた。
頼むから欲しい色が被んないでくれと祈っていた、問題のオーバーシャツです。
上司特権を使ったフィジカルプレーで行こうと思いましたが、、
それではあまり気分良く着られない、、
被るなよ、被るなよ、、、
おい杉村、、被った・・・
そっちかよ〜www
cantate
¥93,500 (TAX IN)
巧みな色使いが目を惹くのは、新作のオンブレチェックのオーバーシャツ。
以前別注でお作りした、
"Buffalo Check Over Shirt"の型を使い、柄をアップデートしたものです。
あの時は杉村がBLUE、僕がGREENで綺麗に分かれたが、今回は違いました。
OLD ROSE×BLUE
MILK×BLACK
いつもなら迷わずMILKに行きますが、
古着と合わせたら持ち合わせているカラーでもあったため、
いつもと気分を変えたくて、OLD ROSE希望だった僕。
まず名前が優勝しているOLD ROSE(枯れた薔薇)。
、、ロマンチックすぎるやんか。
今使っているMISTER GREENの香水、"Hippie Shit"も名前で選んだように、
洋服を買う行為において、意外にも名前って重要ポイントです。
買って自慢する時に、これって〇〇なんだぜって言えるのと言えないのとじゃ、
満足度に大きな違いが出る。
杉村はいつもなら、譲ってくれるが、
今回は違った。
心の底から激怒した。
メロス木下は激怒した。
そして、、、お互いの擦り合わせタイム。
根負け。
でも、良しとします。
なぜなら手持ちにある古着のチェックジャケットは、あまり着ていない。
年々クローゼットの奥に追いやられていき、
なんで着てくれないの?そんな顔で見てくるけど、理由は明白。
なぜかって古着の君、暑すぎのオーバースペックすぎるぜ!!?
チェックのシャツジャケットは、
ウール100%なものが多く、裏地もあって暑すぎる。
いくら柄が良くても、着るシーンが浮かばず、時期も難しい。
昔は寒いところで使うために作られていたからこそ、
オーバースペックだ!なんてことを考えもしませんが、
今は空調も整っていれば、山奥で狩猟をすることもない。
アウターとして使いたい反面、コートの下に着たり、レイヤードを楽しみたい。
そう考えるともっと軽く、
アウターとして使える温かみを備えたものではないといけません。
ウール100%であれば、もちろん防寒性はいい。
でも暑すぎる、硬すぎる、ちくちくする。
動き辛さもあり、日常的に着るには不向きなポイントが多いんです。
そうして着る頻度が下がっていった手持ちのチェックシャツ。
他のブランドでコットン素材のものを買ったりはしてきたが、
それだと薄すぎる。(わがままですみません)
ちょうどいいところで作っていたcantateのチェックシャツは、
まさに痒い所に手が届く。
ウールにコットンを混ぜた、タウンユースな1着でした。
英国羊毛にコットンを混ぜ、日常的に着る上でのデメリットを払拭。
動きやすさを考慮し、パーカーなどを下にきてもごわつくことなく、
ノンストレスで着用できます。
硬すぎないとは言っても厚みはあるので、厚みによるボコつきを軽減するため、
縫い代をロック始末にしている気遣いも◎
また、ウールには無いエイジングも楽しんでいただけるようになっていて、
日焼け、退色、擦れなど、着込むことで雰囲気も増していきます。
そんな男らしさもありながら、襟と袖にはドレスシャツ同様にフラシ芯を使用し、
はっきりとした"整い"を感じる。
着ていくことで柔らかくなって、馴染んでいくのも楽しみとしてついてきます。
コロッとしたレザーの包みボタンが、農夫が着ていそうな田舎感を醸し出し、
めっちゃありがたい、サイドポケットも付属。
くすんだカラーは冬らしく、
OLD ROSEには、淡いブルー、オフホワイトを混ぜ、
MILKには、ブラックとスカイブルーを混ぜたオリジナルのチェック配色。
くすんでいる割に視認性が良いのは、
太番手の糸を使用することで柄をはっきりと出しているから。
太番手のオンブレなんて、見たことない。
着用サイズ:48 (175cm)
スタジアムを意識しながら歩いていたら、
子供たちがよく野球をしている公園にたどり着いていました。
キャップとシャツがよく馴染む。
無彩色と思いきや、シャツの柄に入っている色が効いてくるので、
キャップの色も拾いやすく彩豊かにスタイリングできます。
着用サイズ:44 (168cm)
CREDIT
cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)
この2つのスタイリングは、届いてすぐ私服に着ただけ。
お互いオーダーしていたこともあってウキウキで羽織りながら一言。
「なんでも合うじゃん。」
柄だといっても普段がデニムやチノパン、
スウェットパンツやカーゴパンツが多いので、
柄×柄にならない限りはなんでもいける。
実のところ僕は、合わせる前提で私服を組んで着てきたんですけどね、、笑
着用サイズ:48 (175cm)
CREDIT
cantate "Mouton Vest" ¥495,000 (TAX IN)
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
cantate "Denim 1955 Trousers" ¥51,700 (TAX IN)
10eyevan "NO.3 III BR" ¥80,300 (TAX IN)
今季個人オーダーしたベストと合わせるのは、買う前から決めていたやつ。
、、なんて相性がいいのでしょうか。
チェックの色味を拾ってブリーチデニムで爽やかに。
先程の2スタイリングはシャツとしてメインで着用していましたが、
メインにはせずレイヤードで見せる場合にこそ、生地感の魅力が感じられます。
着用サイズ:44 (168cm)
CREDIT
cantate "Long Hair Mohair Cardigan" ¥137,500 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)
僕同じく杉村も、買う段階から決めていたスタイリングの様子。
この合わせ、良くないっすか!!って、
鼻水垂らして自撮りしながら言っていました。
カーディガンを着ても、僕のようにシャツにベストを着ても、ごわつかない。
暑すぎてしまうこともないので、気軽に重ねちゃってください。
着用サイズ:46 (175cm)
CREDIT
cantate "Denim 1955 Trousers" ¥51,700 (TAX IN)
イメージは、ケイト・モス。
着用サイズ:46 (175cm)
CREDIT
cantate "Sulfur Dye Parka" ¥60,500 (TAX IN)
BLESS "OVERJOGGINGJEANS" ¥151,800 (TAX IN)
Nine Tailor "Kauri Watch" ¥9,900 (TAX IN)
ありそうで”ない”という魅力。
よくお客さまと話すんですが、cantateの洋服をお求めの方との洋服のお話は、
とてもスムーズ。というか意見が合う。
なぜなら、今まで古着からいろんな洋服を通ってきている方が多く、
悩みと理想が一致することが多いからです。
初手から買い揃える方はほとんどいないでしょう。いたら嬉しいですが、
この洋服に魅力を感じる方に共通しているのは、今まで洋服で失敗してきた人。
古着や新品で探したが、理想が見つからなかった人。だと思う。
万人が共通して好きだと感じる部分は残した現代的なアップデートとともに、
古着の"惜しい"部分を改良することによって、長年失敗と妥協続きの僕たちには、
とんでもなく刺さってくる洋服として世に放たれる。
僕もそんな惜しい服たちがたくさん家にありますが、
年々、押し出し式で入れ替わりはじめた。
理想を見つけようとするが見つけられず、
妥協して買っては手持ちが多くなっていっていました。
今では、レアだと感じるデザインの古着以外、
古着をほとんど買うことがなくなったのは、きっとcantateのおかげなんだろう。
でもね、洋服の種類にもよりますが、
結果ここに行き着く方がほとんどだと思うんです。
cantate
¥93,500 (TAX IN)
オンブレチェックのオーバーシャツ。
ジャケットではなく、あくまでシャツとしてお使いください。
セーターを着て、あるいはパーカーを着て、
時にはコートの下にシャツとしてレイヤードしても構いません。
そんな時もちくちくせず、暑苦しくなく、
シャレオツなインナーダウンのように、体をポカポカと温めてくれるでしょう。
名前ってやっぱり大事ですね。
OLD ROSE×BLUEでロマンチックに決めるか、
僕のようにMILK×BLACKでカフェラテをすするのか。
皆さんはどちらを選びますか?
cliché 木下