個性、生んどく?
こんにちは。
clichéの木下です。
月曜日は、どこに行っても人が多そうなので、、
近所の公園でピクニックをしていました。
到着して30分楽しく過ごしていましたが、
トイレから出た瞬間、
頭上のカラスが狙ったであろう、フンが肩と頭上にダイレクトヒット。
食べ物も残っていましたが、それどころではなく、、、
帰宅して即お風呂に入りました、、
ツイてないのか、果たしてツイていたのか。
定かではないまま今日を迎えていますが、
運がついていると考えることにする。

車に落とされたフンを、宝くじの当選発表まで放置していたら高額当選した。
そんな話もありますが、そんなものはたまたまだ。
なぜなら日本人は、縁起を担ぐのが大好きな生き物なので、
こじつけて満足しようとするもの。
ま、なんか良いことあればいいですね笑


m's braque
BROWN / BUDDA HANDS
¥39,600 (TAX IN)



¥19,800 (TAX IN)
m's braqueより23AWがスタートしました。
見るからに縁起が良さそうなネックレスとシャツからご紹介します。
仏陀の手と思わしき柄のオープンカラーシャツは新型。
ネックレスは継続ですが、
今回はビーズだけではないマルチカラーになりました。
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テーマは、"レオナール・フジタ"
名前でピンとこずとも、見たことあるであろう、
乳白色の特徴的な女性の絵を書いた画家です。
東京美術学校を卒業し、パリを拠点に活動したフジタ。
その後また日本にて活動するが、当時は戦争真っ只中。
自身の思う絵を描き続けた彼の絵は、当時の日本では評価されるわけもなく、
日本から追われる身となったり、戦争の協力者とも言われたほどだという。
"アッツ島玉砕"
1943年に勃発した、日本とアメリカ軍の島をめぐる戦いの様子を描いたもの。
当時の惨劇や状況を伝える、見るべき絵だと思います。
追求し始めたら歴史の内容になってしまいそうなのでこの辺で終えますが、
そんな絵が多かったこともあり、
異論を買い、その後日本を離れることになったそう。
もっと詳しく出てくるので、ぜひ、一度みなさんも調べてみてください。
そんなフジタは、その独特なファッションや風貌から異端児として知られ、
国内外問わず、多くの人が支持し、影響を受けています。
パリと日本を行き来していたからなのでしょうか。
日本と欧風のエッセンスをミックスしたかのような、
ん?m’s braqueじゃん。
と思ってしまうかのような服装ばかりを着ている。
当然目を奪われます。
スーツ姿はもちろん、格子柄のジャケットに対し、
ピンストライプ柄のパンツを合わせるといったファッション。
そのフジタのファッションを表現し、ルックでもセットアップではなく、
別々のセットアップのジャケパンを合わせるなど、
独特な世界観を感じられるラインナップとなっています。
まだ全部揃っていないので、
揃ったタイミングでスタイリングを掲載できればと思いますが、
まずは今回入ってきている、即戦力になるアイテムからご紹介していきます。

和柄が好きなので、惹かれるのはいうまでもない2点。
デザイナーの松下さんが呉服屋出身と聞いて納得です。
元々好きとはいえ、意外なところからのめり込んでしまうので、
ファッションは面白いし、
新しいことをはじめることに億劫になってはいけないなと。
パリの雰囲気のままでは、僕だって惹かれていないと思います。
m’s braqueのいいところは、現地のいいところ、日本のいいところ、
それらを日本人の思考のまま、
パリの”現地感”とマリアージュしたところにあると思う。
仏教の数珠、仏陀。
粋、派手、いわば調子の良いパリのスタイルとディテールで。
結局はどこかに、日本への愛国心が感じます。
新たにラインナップに加わったこのシャツは、
今までよりルーズフィットになりました。
ジャケット、スーツなどに用いられるカッティングを用いた、
今まで展開されていた長袖のシャツはタイトだった分、
1枚で着用というよりは、ジャケットの下に着るイメージがメインでした。
夏場に展開しているアロハのパターンで、ラグラン仕様のまま。
肩を落とし、ゆとりのあるサイズ感が今時期にもぴったりで、
早々の納品に、感謝せずにはいられない一枚でしょう。



アロハシャツは持っていても、浮かれすぎな半袖のアロハはちょっと。
そんな方に最適な長袖のアロハ。サイズは38、40でご用意しています。
アロハというより、柄シャツだから使いやすい。
柄が派手でも肌の露出が少なければ、落ち着いた印象に。
ジーンズやチノパンなど、ベーシックなパンツに合わせておけば、
"まあ、ちょっと浮かれてるね。"
くらいで収まることでしょう。笑
お祭り全盛期の今、毎週のように盆踊りや夏祭りのストーリーをSNSでよく目にします。
どうせなら形から入って、夏男の称号を勝ち取って欲しい。


素材はコットンレーヨンを使用し、特有のとろみがありながらも、
美しいドレープに対し、ジャケットのように羽織れる仕上がり。
背面はインバーテッドプリーツで仕上げ、可動域も確保されています。
いつものアロハはウッドボタンですが、今回はメタルボタン。
ウッドだと民族感を助長してしまうので、こころなしか品よく映ってきます。
暖かさなど、暑い夏を彷彿とさせるアロハに対し、
冷たさが感じられる長袖のアロハ。表現が難しいですが、、
ウールのパンツや冬素材との合わせも想像できると思って下さい。
今ナバホパールのポップアップもしているので、
宜しければ一緒に選んで欲しいなと思います。
そもそもナバホパールをやっている意味は、
見たことはあるかもしれない。見逃していたかもしれない。素朴なもの。
視点を変えると、
僕らのファッションにもガッツリ当てはまることを知って欲しいからです。
起源がそうだから、と避ける必要もない。
あくまで知ってさえいれば、どんな形で落とし込んでもいいんです。
しかもこんだけ相性が抜群なのだから。
まだまだ夏は終わっていません。飛ばしていきましょう。


(STAFF 杉村: 着用サイズ38)
CREDIT
m's braque "EASY PANTS" ¥46,200 (TAX IN)
入ってきたばかりのイージーパンツと合わせて。
ずばり!な感じでトップスを際立たせてスタイリングするのがセオリー。
迷ったらネイビーやブラックのパンツに合わせてください。




(STAFF 木下: 着用サイズ40)
CREDIT
CLASS "CCDS01UNI B" ¥140,800 (TAX IN)
CLASS "CCDA02UNI B" ¥82,500 (TAX IN)
ERICKA NICHOLAS BEGAY
"Navajo Pearl Necklace / 8mm 80cm" ¥66,880 (TAX IN)
派手なシャツ。
おのずとパンツはシンプルなものを選んでしまう傾向にありますが、
たまにはいいじゃないですか。
最後にジャケットで締めてあげればきっちりして見えますし、
足元にはレザーを持ってきたり、首周りはネックレスで面積を埋めたり、
気を遣えば何てことはありません。
こんなシャツ、m'sでしか手に入りませんよ。


CREDIT
cantate "Sulfur Back Satin M-51 Half Pants" ¥47,300 (TAX IN)
リゾート意識の今時期スタイリング。
艶やかなショーツだけではなく、軍ものにもマッチしますよ。
OLIVEを合わせるか迷いましたが、DARK BEIGEでモダンな雰囲気に。
カラーが近い分、ベージュと合わせるとどこか落ち着いた見え方になります。
実際、スタイリングに悩むかもしれません。
なんなら一枚で着るのがこのシャツのマックスか?
とも少し思いましたが、、こういったシャツこそクローゼットに必要なのです。


このネックレスも同じく。
毎日身につけてはいけないくらい印象が強く、
どうしても合わせ方を考えなければいけない。
そういう存在こそが背筋を伸ばし、
ファッションへの向き合い方を再確認させてくれるでしょう。
ただ、
"ばかり"になると脳みそがバグるので、用法要領はお守りください。



CREDIT
cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
m's braque "EASY PANTS" ¥42,900 (TAX IN)



CREDIT
cantate "T Shirt" ¥20,900 (TAX IN)
m's braque "KITE SHIRT" ¥42,900 (TAX IN)
CLASS "CCDA01UNI A" ¥86,900 (IN TAX)
合わせ方はみなさんにお任せします。
これになら合うかな?合わないか、、ならば次だ、、
繰り返せば、自分の中での最適解が見つかるはずです。
そしてその過程すらも楽しい。部屋の鏡と睨めっこしてください。
ちなみに、
僕らでチャレンジしたところ、合わないものは基本的になかったですが、
合ってるか、合ってないかというのは、自分が1番知っているはず。
いい感じじゃん。って納得して着るか、
君には合わないよ。って言われてやめるか。
個性が生まれる人、生まれない人の違いはそこだと思います。
出過ぎた釘は打たれない。それぞ個性。
cliché 木下