ニットが好きだと叫びたい。
こんにちは。
clichéの杉村です。
寒くなり本番の季節を迎えているので、何度でも言います。
僕はニットが大好きだ！！
ベストも好き、カーディガンも好き、、
いよいよだな、、と思われていると思いますが、ちょっと待ってください。
ニットにしかない良さがあるんです。
柔らかいシルエット・伸縮性・柔らかさ。ニットは1本の糸を編んで作られるので、
着た時に要所が伸びて、体に沿った時、なんとも言えない優しいシルエットになります。
ふっくらとしたボリュームと、包み込まれる安心感、
薄く滑らかなカットソーとは違う優しさ、高級感。
ニットのシルエットはニットにしか出せない。
他の洋服で同じように形が作れない、代わるものがない。
それが、僕がニットを好きな理由です。
ハマった一歩目としては、
やはりと言うか、cantateのセーターが持つ極上の着心地でした。
それまで着ていたお気に入りのセーターを、全方面でごぼう抜き。
まるで大谷翔平のよう...。
"セーターとは、こういうもの"という、
それまでの考えを、ガラッと塗り替えられてしまったんです。
そういえば、cantateのファンになる入り口もセーターだったかもしれません。
今では全身cantate、完全武装です。
着心地・目の詰まり具合・着用による変化と丈夫さは、
言うまでもなく抜群に良く、毎日着たいと思わせられる。
でも、愛嬌のあるラルフローレンの星条旗のセーターはつい着てしまうし、
古着のノルディック柄のセーターも、僕の冬には欠かせないアイテム。
品質なのか気持ち良さなのか、柄なのか。どの魅力をとるか。
セーターについては、みんな違ってみんな良い。
今更ハマったNiziUみたいに、それぞれの魅力があるのです。
朝の準備中にNiziUを聞いていたら、「どうせリマだろ？」と、
木下から言われてしっかり図星でしたが、9人いたら、9通りの良さがあるのです。
韓国デビュー、おめでとう。
cantate
"Pure Cashmere Grunge Sweater"
￥165,000 (TAX IN)
さて本題に戻りますが、一着目は、
cantateのグランジシリーズより、23AWのPure Cashmere Grunge Sweaterを。
レザーライダースやRiosの度重なる出費がなければ、
今頃お嫁に迎えていたであろう秋冬の大本命です。
木下も太鼓判を押しており、以前のブログで紹介しているので、
今日は僕なりの推しポイントをいくつか話しさせてください。
まずは、グランジシリーズの命とも言っていい、穴あきのダメージ入りデザイン。
ダメージの穴を想定して設定、イミテーションとして穴が編まれるので、
感覚的には模様と思ってもらうのが良いです。
去年のコットンアラシャンカシミヤを使用した、
グランジセーターを最初に見た時は正直、
"うわ、やっぱりcantateはズバ抜けてて格好が良いな。"と、
"うわ、穴あけたらもったいないじゃん。"
という気持ちが半分半分でありました。
最終的には格好の良さが圧勝して購入する訳ですが、
本当の魅力は、着て数ヶ月経って気づくことになる。
通気性、マジでちょうど良い。
柄としても大変優秀。
CREDIT
stein "OVERSIZED MELTON HARRINGTON ZIP JACKET" ￥85,800 (TAX IN)
cantate "Turtle Neck L/S Shirt" ￥27,500 (TAX IN)
cantate "Denim 1955 Trousers" ￥51,700 (TAX IN)
セーターに通気性が必要かと言われると、答えはYES。
僕が暑がりなこともありますが、着用期間を伸ばしてくれるメリットを持ちます。
23SSのグランジセーターは、コットンとカシミヤを使った軽めのサマーニット。
今回は冬版で、目の詰まったしっかりと重量感のあるセーター。
秋冬セーターの特権、ふわふわ感と重量感が出ているのにもかかわらず、
天然繊維100%、ピュアカシミヤだからこその快適な温度調整。
さらに穴を加えることで、通気性が良く気軽に着用可能になります。
見た目も軽く見えるので、冬のレイヤードに使いやすく、
着用シーズンも広がり、極上の肌触りを長く堪能出来ます。
しかし、この穴からGREENをチラ見せする感じ、
めちゃくちゃオシャレですね。。こりゃあ一本取られてしまいました。
唯一無二感のある模様に加えて、通気性も向上、
こんなに合理的に遊び心を取り入れたセーター、他にありますか？
穴をあけたくらいで、、と思っている方、ぜひ一度お試しください。
cantateのセーターはキングでいて、シード枠。
そして、ビッグサイズのセーターを見ていると、
タイト目なサイズ感も気になってくるというもの。
ない物ねだり、、あゝ無常。
cantate
￥121,000 (TAX IN)
cantate
￥93,500 (TAX IN)
続いては、オーセンティックなサイズ感のセーター。
袖の長さや腕周りなど適度に余裕を持たせつつ、
締めるところは締める、バランスの整った形です。
自分もOLIVEを持っていますが、
何十枚も持っているセーターの中から選ぶタイミングが、いつも必ずあるんです。
レザージャケットなど、上に着るアウターがタイトな時。
重ね着の1枚として、着膨れせずに着込みたい時。
単純にシルエットに変化が欲しい時。
シャツの上からコンパクトに重ねたい時。
すっきりとしたオーセンティックな雰囲気のニットは、
絶対に持っておくべきです。
グランジセーターのサイズ0と、
クルーネックセーターのサイズ44を比較してみると、
袖の長さと身幅がひと回りコンパクトになっています。
痒い所に手が届く絶妙なサイジングのセーターは必須。
例えばこんな風に。
CREDIT
cantate "Pile Double Half Coat" ￥330,000 (TAX IN)
RIER "SAKKO JACKET" ￥330,000 (TAX IN)
cantate "The Shirt" ￥48,400 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ￥40,700 (TAX IN)
Rios of Mercedes "Waxy Kansas" ￥275,000 (TAX IN)
上から順にコート・ジャケット・セーター・シャツの4枚重ね。
冬の重ね着の、贅沢すぎる組み合わせ。
やや大きい程度のセーターでも同じ重ね方は出来ますが、
やはりこのおさまり方がベストスタイルです。
コートを脱いでジャケットスタイルになった時、
暑くてセーターだけになる時。
どのタイミングを見ても、サイズ感がブレずに服装が完成してくれるんです。
オーバーサイズに頼らず、しっかりと服を着る。
忘れがちですが、やはり非常に大事なこと。
CREDIT
stein "OVERSIZED GRADATION PLEATS JACKET" ￥79,200 (TAX IN)
cantate "Fine Corduroy Trousers" ￥55,000 (TAX IN)
ROTOL "UTILITY ARM COVER" ￥15,400 (TAX IN)
重ね着の中間地点にセーターを入れることで、
簡単に季節感を出せるのも良いところです。
近所の店のダッチパンケーキに行列が出来ているのを見るとわかりますが、
ふわふわした物は、人類皆が好きなもの。
積極的に取り入れるのが吉です。
では、お次は少し視点を変えて。
別角度で質感に加え、カラーを取り入れるならこちらが最適。
refomed
￥49,500 (TAX IN)
発色の良いRED、柔らかい印象のOFF。
紅白で演技の良い、refomedのワイドセーターです。
袖部分のレザーパッチはそれぞれ色が変わっており、
RED→焦茶、OFF→明るい茶色
コントラストも楽しく、パッと見で惹かれる仕上がりとなっています。
色有りのセーター、組み合わせの難易度は少し上がるかもしれませんが、
最初からまとまって見せられる色味なので、
気軽に着て、あとは見慣れるだけ。
CREDIT
cantate "Fine Corduroy Trucker Jacket" ￥82,500 (TAX IN)
cantate "The Shirt" ￥48,400 (TAX IN)
エルボーパッチというには位置が低い？
これは、現場作業中に腕の内側に擦れや汚れが付きやすいことから、
汚れ防止のために使われていたデザインから着想を得て、
低めの手首位置になっています。
実際の作業服を見たことはないですが、
想像出来てしまう作り込みと発想。
"らしさ"が詰まったデザインになっています。
袖は指貫きになっているので、冬も手袋要らず。
アウターの袖から、ちょい出しが楽しいやつです。
CREDIT
RIER "HALF ZIP FLEECE" ￥159,500 (TAX IN)
m's braque "NEW FLAIR PANTS" ￥50,600 (TAX IN)
Nine tailor "Kauri Hand Knit Watch" ￥9,900 (TAX IN)
Rios of Mercedes "Waxy Kansas" ￥275,000 (TAX IN)
窮屈さを感じないリブの心地良い緩さ、わずかに広めな首のあき具合。
生地にも膨らみがあり、厚めの仕上がりになっているので、
スウェット感覚でラフに使えることも魅力です。
セーターのOFF × フリースのMOSSカラー、
最後にリストパッチの茶色をチラッと見せると、
あっという間に大好物な配色になりました。
手に取りやすい作り、配色良し。
日常的に色を取り込めるセーターです。
cantate
"Stupid Border Inspired by Kurt"
￥132,000 (TAX IN)
色を加えるという点で、こちらもオススメさせてください。
あのミュージシャンを連想させる赤黒のボーダー、
発売当時の衝撃は今も覚えていて、今も褪せていません。
今年もたくさん着ている、思い入れのある1枚です。
懐かしいブログが出てきたので、良ければ読んでみてください。
余談ですが、髪を切った後に昔の写真を見返すと、
"こんな感じだったんだ、、なんか違和感あるな。"
と必ずなってしまう現象はなんなのでしょうか。
このセーターに関しては、色を足す役割より、
キャラクターを加えて、普段の服から脱却する意味合いが強いです。
主役力はピカイチ。
着ているだけで、常に舞台の中心にいるような気持ちになります。
ちなみに僕は脱いだ瞬間に、暗い部屋で独りぼっちです。
ナオト・アローン Part.2。
CREDIT
cantate "Thermal L/S Shirt" ￥27,500 (TAX IN)
m's braque "NEW FLAIR PANTS" ￥50,600 (TAX IN)
RIER "KEYHOLDER NECKLESS TRAPEZE CURLS" ￥80,300 (TAX IN)
AVM "VINTER" ￥242,000 (TAX IN)
Rios of Mercedes "Waxy Kansas" ￥275,000 (TAX IN)
一年振りのスタイリング。
ぼくが着ているのは、松島さんが特別に作ってくれたダメージ入り。
忠実に再現されていて、うっとりするくらいに雰囲気が最高。
ちなみに手作業で糸を解いているので、再現は可能です。
また、ダメージがあることで、インナー選びがキモになってきます。
真っ先に浮かんできたサーマル合わせに挑戦。
昨年は発売時期がズレていたので叶わなかった合わせですが、
まあ、それは相性バッチリですよね。
今年は今年の組み合わせが盛りだくさん。
赤黒ボーダーの彼の前では、みんな主役を明け渡してしまう。
目の前にレッドカーペットが敷かれる気分を味わえます。
すっかり寒くなったので、街行く人のセーター着用率も高くなってきました。
すれ違うたびに、ついつい目で追って愛でてしまう。
セーター選びには個性が出ます。
"カシミヤのふわふわセーターを着ていると、自然とボディタッチが増える。"
松島さんから授かったこの一節は、生涯忘れることのない金言になりました。
いわばセーターは、期間限定。
その人を象徴するアイテムになり得る。
僕が様々な種類のセーターを集めているのは、
寒い時期だけの特別な俺を演出するためだったようです。
カシミヤセーターを着て、腕を組んで歩くクリスマスデート。
初雪にリンクする白のセーター。
年末年始は、プロとトナカイ柄のセーターを着てコタツで過ごす俺、、
この辺で留めますが、モテ過ぎ七変化も可能とか、無敵です。
これだから、セーターは何枚でも欲しくなってしまうのだ。
プレゼントに貰ってしまったら最後、もう一発で好きになってしまう。
そして来年の今頃も同じことを言っているだろう。
ニットが好きだ。
君が好きだ！と、何度でも叫びたい。
この熱い想いを、受け止めてほしい。
cliché 杉村
