最高の新定義。
cantate 2023AW presentation preview
cantate 2023AW presentation previewと、、、
こんにちは。
clichéの木下です。
cantate展示会@cliché、オーダー会も終わりました。
ご来場いただいた皆さまありがとうございます。
沢山の方にお会いできて嬉しかったです!
お客さまの洋服を見たときの笑顔、
うわ買っちゃった〜、、
みたいな苦くも最高の笑顔もあり、洋服っていいなと再確認。
ひとまず、ひと段落かしら。ぶっ通しで働いたので、疲弊も溜まって、、
いやいや!
休んでいる暇はなさそうです。
cliché POP UP STORE & cantate 2023AW presentation preview
in 京都 新風館
Date: 2/10(金) 〜 2/12(日) 11:00〜20:00
※2/10(金)は、13:00オープン。
※最終日は、17:00までの営業となります。
今週末より、第2回目となる京都のポップアップを開催します。
去年の12月に行かせていただきましたが、たくさんの方のご来場があり忙しくも嬉しい気持ちでいっぱいでした。
改めてありがとうございました。
今回は場所を変え、新風館にて開催します。
しかも、cantate 2023AWのオーダー会も同時開催。
自分たちで計画してやっておきながら、ペースが半端ない、、、丈夫な体に産んでくれたことに感謝。
お母さんありがとう。
東京のお店では杉村がお留守番しているので、ぜひ遊びに行ってあげてください。
新作もたくさん持っていきますので、充実したラインナップで皆さまにご満足いただけるよう頑張ります!
さて、告知はこの辺にして、本日の商品紹介です。
先日別注のスウェットも発売しましたが、今回のアイテムもまたスペシャル。
cantate
"Sulfur Back Satin Safari Jacket"
¥60,500 (TAX IN)
"Sulfur Back Satin M-51 Pants"
¥52,800 (TAX IN)
既に販売している cantateの新作セットアップ。
個人的にも上下オーダーしてしまった、お気に入りのシャツジャケットとパンツです。
まだブログにてご紹介できていませんでしたが、
"こいつ"の準備ができたので、同時にご紹介させていただければと思います!
cantate
"Back Satin Safari Jacket EXCLUSIVE"
¥60,500 (TAX IN)
"Back Satin M-51 Pants EXCLUSIVE"
¥52,800 (TAX IN)
インラインのOLIVE DRAB、DARK BEIGEに加え、
cliché限定で製作したMILKを、POP UP初日の2/10 (金)より発売します。
以前アノラックを発売した時のブログでも書きましたが、
ミリタリーが好きとはいっても、古着のミリタリーアイテムを日常的に着ることは少ない。
持っていたら別だけれど、M-51パンツを今更、買うのもなんか違う。
でも欲しいものは欲しい。スノーパンツなんてもっと欲しい。
買うタイミングを逃し今に至るが、実際、アノラック、コート、軍パンなど、
持っているミリタリーのほとんどはcantateのもので満足している。
実に白々しいようにも聞こえますが、デニム然り圧倒的に信頼があるのも事実。
新品で探しては良いものに出会えず、松島さんにお願いすることになる。
それこそ、昔から好きだと叫んでいるのに、
ミリタリーに関してある程度知っているつもりでいたのに、
松島さんから返ってくる、返答は聞いたことのない真新しい話ばかり。
知った上、当時の人の気持ちを馳せて作られるミリタリーであれば、
捻れた解釈で作られていても、問題はなく成立するということ。
オリジナルのベースを大きく変えず、
歯痒い部分を解消し、それでいて遊び心が垣間見える洋服であり、
買って着ていくことによって、僕らは知識、つまり経験値を得ることができる。
レベルアップできるのであれば、
ミリタリーアイテムに限らず、散財する良さを再確認させてくれる。
今回は軍パン難民の僕に、cantateからの救済があったとでも言いましょうか。
なんならついでにシャツジャケットもついてきた。
喜んでセットアップで着ようと思う。
まずはシャツジャケットから。
サファリジャケットから着想を得た、ボックスシルエットのジャケットです。
名前にもあるように、Sulfur dye(硫化染め)を施した、バックサテンを使用。
比較的薄い生地なので、今時期から大活躍してくれる重みですが、
生地のムラ感やざらっとした奥行きのある風合いなので、薄いとは言っても大いに存在感がある。
着ていくとあたりやパッカリングが増していく。
色もフェードしていき、どんどん風合いが良くなっていきます。
フロントにはポケットを2つ、月桂樹ボタンを使用したミニマルなデザインながら、キリッと走るチェーンステッチが表情を助長させ、
語り所というのか、興味が尽きないアイテムかと思います。
cliché的にはネクタイでビシッと締めて着てもらいたいな思っていますが、
シャツの上から、Tシャツ、パーカーに合わせたりとオールマイティ。
袖を捲って夏手前まで着て、次は秋にまた活躍させてあげてください。
セットアップとしてリリースしたのは、M-51モチーフのパンツ。
ニープリーツ、スナップボタンのフラップポケット、
ニープリーツや裾のスピンドル、止血テープ、そして風合い。
正にズバリなビジュアルかと思いますが、一味違うようで。
僕が惹かれた部分、このパンツの一番の個人的推しは、生地をさて置いて、ディテール。
ウエストは100cm以上あるイージー仕様に変更し、まさかのワンサイズ。
馬鹿でかくも思えますが、168cmの杉村、175cmの僕も難なく着用可能で、
既に購入していただいたお客さまの体型はさまざまですが、それぞれの魅力が見えるパンツです。
M-51 + スノーパンツ
イージーにすることでのメリットをたくさん備え、
ウエストのギャザーが美しく、夏場のタックインスタイルにも映える。
オーバーパンツとして秋冬にも活躍するし、ポケットがついているので古着のスノーパンツに比べても、大きく優った汎用性を持っています。
裾の紐で内折りにしてフォルム・レングスの調整もできてしまうので、
買うサイズに迷わないのも、買う側にとっては嬉しい。
欠かせないOLIVE DRAB。
もう1色のDARK BEIGEは、レプリカならあるかもしれないが、
オリジナルには存在しないカラー。
そのスペシャル感に惹かれ、僕はDARK BEIGEを購入しました。
加えて、ナイスタイミングでMILKも入荷。
ソリッドカラーのオフ白、オフ白なので染め前の生地になります。
硫化染と染めていないMILKどちらも洗ったらどうなるだろう、既に風合いがかっこいいけれど、
早く汚して、くったりしてくるまで洗ってやりたい衝動に駆られる。
楽しみだらけのパンツ。
CREDIT
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
cantate "Sulfur dye Parka" ¥60,500 (TAX IN)
CREDIT
cantate "Mods Sleeve Shirt" ¥55,000 (TAX IN)
まずはセットアップで着ておけば間違い無いです。
ワイドのパンツにショート丈のジャケットのバランスが良い。
シャツの襟はオープンカラーにもできるので、涼しげな印象も演出できます。
CREDIT
cantate "T Shirt" ¥20,900 (TAX IN)
cantate "Sulfur dye Pants" ¥55,000 (TAX IN)
CREDIT
cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)
たまにはシンプルなのもいい。
服屋に勤めて月日が経っていくほどに、こういったスタイリングをしなくなってきた。
今一度、1アイテムずつにしっかりとキャラクターのあるものを使うことで、
欲張りな気持ちも薄れ、逆に落ち着いたスタイリングをするようになった気がします。
CREDIT
CLASS "CCDS01UNI B" ¥140,800 (TAX IN)
アメトラっぽくも。
いつもしている軍パンを使ったスタイリングでも、
コヨーテのようなDARK BEIGEは新鮮な雰囲気を出してくれます。
CREDIT
cantate "Mods Sleeve Shirt" ¥55,000 (TAX IN)
このシャツは買ったので、夏場はこれにサンダルとかを合わせたい。
重みのあるアイテムに見えますが、イージーで軽快にも見せてくれる、
抜けのアイテムとしてもぜひ、お使いください。
CREDIT
cantate "Assemblage Grange Cardigan" ¥159,500 (TAX IN)
cantate "Assemblage Grange Crew Neck Sweater" ¥137,500 (TAX IN)
カーディガンとプロオーバーをアンサンブル、とても贅沢なスタイリング。
オフ白系のアイテムをトップスとして、インナーとして手に取ってしまう気持ちはわからなくもない。
サーマルやこのニットのように、シンプルなトップスでパンツを際立たせてあげてください。
でもそんなことばかりしていたら、これからの季節はこのパンツばかりになってしまう。
お気をつけください。
何度も言っているが、cantateの魅力は洋服を再定義すること。
大きくは変えず、生地やパターンについて今一度考え直し、
今まで以上に魅力を増大させるところにある。
魔力を持たせて作るには他のブランドと比べて値段は高くなります。
"いいモノ"には違いない。でも、
みんなの価値観は異なるからこそ、魅力として感じない方も多くいるはずです。
洋服について深く掘っていくと、
たしかにこのディテールの方が面白いなとか、何故?とか、
全然違うことに気付かされ、デザイナー目線まではいけないにしろ、
着て行く内にそれら洋服についてを紐解いていけることが面白い。
まるで興味が尽きない、未知で、多くの質問が湧いてくるのだ。
古着の良さもあり、新品の良さもある。
それぞれ優劣をつけることなんて、正直できません。
50年代、60年代のなにがどう、そうして今まで受け継がれてきたミリタリーアイテム。
変なディテールがあったり、自分にとって調子がいいといったように、年代によって良し悪しは異なるけれど、この洋服もそんな風に、22世紀のミリタリーとして残ればいいなと思う。
昔は戦争があった反面、今は平和で好きな服を嗜むことができています。
洋服の起源だとか生まれた経緯だとか、そんなところまで考えているから僕の目にスッと入ってきては、買わずにはいられない最高の新定義。
今を生き抜く人のための現代的ミリタリーとして、
フォルムや見た目は保ちつつ、雰囲気を損なわずにアップデートを施した、
ミリタリーセットアップです。
cliché 木下