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その”もしかしたらの一度”に、

その”もしかしたらの一度”に、

 

エイジングマン 。

clichéだけかもしれないRIER。

これは、モダナイズされたMA-1です。

おい杉村、、被った・・・そっちかよ〜www

良い加減なジャケット。

今年もお世話になります。

メイドインスパイスカントリー。 

"だってその方が面白いじゃん。" 

Fineって結局なんなのさ?

 

こんにちは。

clichéの木下です。

 

店頭でみなさんが一目散に反応して、値札をチラリ。

そっと、その場から離れる洋服があります。

 

 

cantateのムートン。

 

格好が良いことは一目でわかる。

しかし現実は難しいもので、買う決意に至るまで非常に時間がかかる。

 

展示会の時にこのムートンの持つ魔力に取り憑かれ、その場から僕は離れることができず、

ムートンが欲しい。ムートンが欲しい。

呪文のように唱えるまでなってしまい、

迷いに迷って、黒のベストを買うことに決めた。

 

11月手前になったにも関わらずまだ気温が落ちず、

今年は冬が短そう、暖冬だ。

そう思っては、アウターを薄手なもので済ます方も多いようです。

 

アウターの種類は、気持ちの持ちようだと思うのでダウンを着たければ着ればいい。

着たくなければ着なければいい。

 

着たい日はインナーはTシャツやハイゲージニットしてみたり、

肩の力を抜いたり入れたりしながら、秋冬のファッションを楽しみましょう。

 

僕はそんなことを考えながら、ベストなら幅広いし、

着る頻度も高いから、簡単に元が取れると考えた。

 

単純。

でもここまでの買い物は自分に言い聞かせたり、

ちょっとくらいバカにならないと、

購入への弾みが絶対に足りないと思うのです。

  

cantate

“Mouton Half Coat”

¥1,100,000 (TAX IN)

 

cantate 

“Mouton Vest”

¥495,000 (TAX IN)

 

ついに大台に乗った今季のcantate。

見た目と価格に圧倒されがちですが、

後退りせず、一度立ち止まってみてください。

 

ムートンは古着のコートを持っていますが、

ほどほどの品質。

汚れなどは気にせず気軽に着ています。

ムートンを望んでいたわけでは無かったのですが、逆に持っていて、良さを知っていたのが運の尽き。

私物と比べてしまって、、、完敗です。

一度見てしまったら忘れられなかった。

 

実際、オーダー会の時も同じ目に遭った方も多くいます。

僕よりも年下の方から、もちろん上の方まで…

 

これを僕は、事故に遭ったと呼んでいますが、正にそう。

 

ムートンが放つ存在感と魅力という圧力が前から迫ってきて、

絶対に避けては通れない道だったのです。

 

さりげなく背タグもアップデート

 

財布だけはそうは言ってられず、もちろん節約生活がスタート。

 

毎日飲んでいたモンスターエナジーもほとんど飲んでいないし、

無駄なお菓子を買うこともやめました。

それもこれも洋服のため。

 

家のラックにかかったムートンを見ながら、

プハーッと一杯やるのは、最高に気持ちがいいですよ。

 

そろそろ着られる季節。

日中も比較的肌寒くなり、カットソーにベストで丁度いいかもしれません。

 

冬と思えるような気温になってきたら、

ジャケットの上からベスト、ライトアウターの上からベスト。

工夫を凝らせば春アウターの活躍の場も出てくるし、変な買い足しもなくなると思います。

 

早い時期から手にして着ていましたが、超暖かい。

なんせ、コートは羊7頭ですから…

 

 

一般的な物は衣類用のムートンを使用していますが、

このムートンは寝具用。

 

ムートンパイルの詰まり方が尋常では無く、控えめにいって超フカフカ。

布団にしたいというのも頷けるほどクッション性に優れている表現が似合い、、

試しに着たまま、しかも勢いよく壁にもたれてみてください。

衝撃を優しく包み込むほどのフカフカさです。

 

時に医療用としても使われているもので、

足腰が悪いおばあちゃんが座り続けて”床ズレ”を起こさないことにも役立っていると言われています。

 

最近シーズンの目玉アイテムばかりブログを書いているので、

何が、どこが基準で良いものなのか、という勉強みたいな内容になりつつあります。笑

 

調べるのも知ることも楽しくてしょうがないので全然いいのですが、今回もデス。

ムートンの良し悪しって何だよって。

 

 

ムートンは毛の密度やコシがあるものがいいと言われています。

 

このムートンも羊の背中部分のみ使用しているのでパイルの密度、コシは素晴らしい。

そして重くてストレスになることもなければ、まず着心地が抜群。

カットソーの上から着ているだけでも、体の熱を離さずずっと適温なんです。

 

レザーと似た内容になりますが、このムートンも実は食用で、

メリノ種のスプリングラムと呼ばれるもの。

スプリングラムは生後3-5ヶ月の夏を過ごしていない、

冬のみを過ごしただけの羊のことを言います。

 

ん、夏を過ごしていないということは?

 

強い紫外線を受けていないので、人間と同じく日焼けをしておらず、

スエード面の色味の出方が抜群に綺麗で、ムラも少ない。

自然の脅威に犯されることなく育ったことで毛質も均一で美しいのが特徴です。

 

肌触りが柔らかく、均一ということはそれほど肌への接触もいいということになる。

毛足も長く、パイルの詰まり=密度がすごい分、包み込んでくれるイメージです。

 

また、ただただ暖かいと思いがちですが、放湿性もあるため爽やかな暖かさ。

暖かさを一定に保ち、心地の良い着用感を実現してくれます。

 

見ただけで、”すごそう”とわかるムートンですが、具体的にはこんなにもすごい。

 

生後3-5ヶ月ということは羊も小さい、だからこそコートは7頭必要…。

ハギを出来るだけ減らした贅沢な作りの、唯一無二なムートン。

 

アメリカ産の原皮ですが、なめしや縫製は日本。

カシミヤセーターの話でも同じようなことを書いていましたが、

日本に渡ってからの管理体制がキモになるでしょう。

 

なんたって、ここで品質を大きく左右することになりますから。

 

 

コートはハーフ丈。

ラグラン仕様で程よく肩の力を抜いたデザインで、

フロントに2ポケット、3つボタン。

ボタンは編み込みボタンで粗野な雰囲気を演出しつつも、

全体の色味が美しいからか非常に上品な印象を受けます。

 

ラペルを立てて着るのもアリ。

 

 

ベストはアームホールを深く、ジャケットやコートの袖を干渉せず着用できるサイズ感。

デザインとしてはとてもシンプルなものですが、

素材の良さを際立たせた、削ぎ落とし具合にも惹かれます。

 

襟はレイヤードのことも考えて切りっぱなしのノーカラー。

ジップ脇にはスエードがチラリと覗き、

このインパクト大のTALONファスナー、、

 

ジップの上留めはお馴染みの”コ”の字。ニクい、ニクすぎます。

品よく仕上げておきながら、そこは漢、、

ミリタリーの香りを感じる仕上がりが最高に格好がいい。

 

着用サイズ:48 (175cm)

CREDIT

cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)

stein "ROUND COLLAR RIB KNIT LS" ¥52,800 (TAX IN)

cantate "Denim 1955 Trousers" ¥42,900 (TAX IN)

 

シャツ、セーターを着て丁度いい密度。

ベストとは逆で、肌面にパイルがくるので、

本当に布団を身に纏っているのと変わりません。

 

持ってみると重みは感じますが、

着ると首肩への負荷はなく、ストレスもない。

こんなコート、確実に生涯を共にし、

子に受け継がれることが間違いないと思います。

質だけではなく配慮にも富んだコートです。

 

着用サイズ:44 (168cm)

CREDIT

cantate "Sulfur Dye Parka" ¥60,500 (TAX IN)

m's braque "NEW FLAIR PANTS" ¥50,600 (TAX IN)

 

ベストは襟元を活かせば、

合わせられないものはありません。

 

まずはパーカー。

 

着用サイズ:46 (175cm)

CREDIT

cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)

m's braque "EASY PANTS" ¥48,400 (TAX IN) 

ROTOL "UTILITY ARM COVER" ¥15,400 (TAX IN)

 

そしてシャツ。

この辺りは予想の範疇かと思いますが、

シンプルなスタイリングにまずは着るだけ。

 

ムートンだということを深く考えなければ、

どう合わせよう?と困ることはないと思います。

実際、僕もかなりの頻度で着用していますが、

時期的にはまずサーマル、タートル、

スウェットに薄手のセーターばかり。

 

寒くなればもっと視野が広がってくるので、

本当に楽しみです。

 

着用サイズ:48 (175cm)

CREDIT

cantate "The Trench Coat" ¥165,000 (TAX IN)

 

コートの上から。

アームホールが深いので袖がもたつかないのが魅力。

 

よくあるファーベストとかになるとモンスターハンターみたいになるので、

これくらいパイルが整って詰まっていると品が良く、土臭くなりません。

 

古着らしさが出ないことも、個人的に気に入っているポイントで、

あえてアノラックパーカーの上から着ようと目論んでいます。

 

着用サイズ:44 (168cm)

CREDIT

cantate "WW II T-Back Jacket" ¥66,000 (TAX IN)

cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)

 

デニムのセットアップにムートン。

ブラックもいいですが、ナチュラルカラーを足すことで、

全体の雰囲気が柔らかくなり優しい雰囲気に。

 

丈、ボリューム、程よくコンパクトなフォルム、

どこを取っても塩梅が良い、飽きの来ないデザイン。

 

着用サイズ:48 (175cm)

CREDIT

cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)

cliché "ROVING 5G CREW NECK KNIT" ¥60,500 (TAX IN)

cantate "Fine Corduroy Trousers" ¥55,000 (TAX IN)

cantate "Kinchaku Bag" ¥66,000 (TAX IN)

10eyevan "NO.3 III BR" ¥80,300 (TAX IN)

 

秋冬の定番カラー、ベージュ系たちには、

黒で引き締めてあげるのが良さそう。

やり過ぎず、深く考えず、

ナチュラルカラーには黒のベストで締めるのが漢。

 

着用サイズ:46 (175cm)

CREDIT

cantate "Turtle Neck L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)

cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)

 

最後に、丁度今時期の僕のスタイリングを。

ごちゃごちゃ考えていましたが、

何となくこのベストのコツを掴んできたように思います。

カットソーにデニム。非常に単純な合わせですが、

それぞれの魅力が高いことで綺麗に成立してくれるはず。

 

手入れはたまにブラッシング、汚れてしまったら軽く拭いてあげればいいですが、

保管時はガーメントをかけて、湿気のないところにおいてあげるといいでしょう。

それでももし、汚れが気になるようなら、

レザー専門のクリーニング屋さんに相談してみてください。

 

洋服1着、、ですが生き物のように大切に、

"飼っている"気にすらなってしまいます。

それくらい大事で思い切った洋服は記憶に残り、思い出と共に手元から離れない。

 

レザーともまた違い、

一生に一度かもしれないムートン。 

その"もしかしたらの一度"に、

選ぶのにふさわしい1着になると思います。

 

こんなの、一度見て触ったら忘れられないっす(汗 

 

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cliché 木下

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