”ファッションパーツとしてのバッグ” ー ancre POPUP STORE ー

スタイリングでわかる、“WOOL LINEN UTILITY JACKET”の正体。
「シャツなんて、どれも同じ?」
“こうあってほしい”を叶えたUTILITY JACKET
Cassidy Red / Sundance Gold ― 最後のRios of Mercedes
こんにちは。
clichéの石橋です。
皆さんには「これだ」と思える、お気に入りのバッグがありますか?
僕は普段からできるだけ手ぶらで出かけたいタイプ。
財布と携帯はいつも手に持ち、ジーンズを穿いた日はポケットに入りきらずに困ることもしばしば。バッグを持った方が便利なのはわかっているのに、それでも避けてしまう。
その理由に、最近ようやく気がつきました。
僕がバッグを持たないのは、お気に入りのバッグに出会えていなかったからです。
今の季節は朝晩の冷え込みに備えて羽織りを持ち歩くことも多いし、過ごしやすい気温になればお出かけの予定も自然と増える。
来月には三連休も控えています。まさにバッグの出番が増えるシーズンです。
そんな今だからこそ、自分にとって特別なバッグを探してみてはいかがでしょうか。
ancre POPUP STORE
Date : 9.26 (Fri) - 10.5 (Sun)
明日から10月5日までの10日間、ancreのポップアップストアを開催いたします!
ー ancre ー
「静かに、確かに、そこにあるもの。」
ancreは、バッグを“装いの一部”として提案するブランドです。
余計な装飾を削ぎ落としたミニマルなデザイン。静かで芯のある個性を追求し、選び抜いた上質なレザーが放つ存在感を大切にしています。
華やかに主張するのではなく、日常のスタイルに自然と溶け込みながら、確かにそこに在る。そんなバッグです。
今回イベントを開催することに決めたのは、デザイナーの言葉に強く惹かれたから。
「バッグとしてではなく、ファッションの一部として捉えてほしい。」
まさにその言葉通り、ancreのバッグは洋服との馴染みが抜群でありながら、
スタイリングの中ではしっかりと存在感を放つ。
ただシンプルにすればいいわけではない。
かといって存在感がなさすぎても、ファッション好きとしてはバッグを持つ意味を見出せない。
ancreのバッグは、その絶妙なバランスが素晴らしい。
そして、それを可能にしている大きな要因の一つが、レザーの表情です。
ラインナップは、大きく二種類のレザーから構成されています。
一つは、イタリア・トスカーナ地方で1980年に創業した、ベジタブルタンニング専門のタンナー「Orice」社のレザー。
植物タンニン鞣しの手法で丁寧にオイルを浸み込ませることで、革本来の質感やシワ、そして味わいをしっかりと感じることができます。
素材には肉厚なダブルショルダーを使用。1.0mmまで漉きを入れたうえで、ドラムでじっくりと回し、凹凸感や艶、透明感を時間をかけて引き出しています。
その表情は豊かで存在感がありながらも、決して主張しすぎない上品な佇まい。まさにancreが大切にする“静かな個性”を体現したレザーです。
今回、このレザーを使用したモデルは3型ご用意しました。
Color : BLACK
Size : OS
大ぶりでシンプルなデザインのトートバッグ。
ancreのバッグに共通するのは、金具などのメタルパーツを極力使わないこと。
余計な要素をそぎ落とすことで、レザーそのものの魅力を最大限に感じられるようにしています。
そのミニマルさが、他のアイテムとの馴染みの良さや、静かな存在感へとつながっているのだと思います。
Color : BLACK
Size : OS
身の回りのものを収めるのにちょうどいいサイズのショルダーバッグ。
財布、ペットボトル、折り畳み傘。
結局このサイズ感がいちばん使い勝手がいい。
スタイリングのアクセントとしても取り入れやすく、
「なんだか物足りない」そんな時に重宝すること間違いなし。
Color : BLACK
Size : S / M / L
底にハギを入れず、自然な立体感を持たせたファスナーポーチ。
サイズは3種類。用途に合わせて使い分ければ、バッグの中で散らかりがちな小物をすっきり整理できます。
そして、このレザーの大きな魅力が、時間とともに増していく経年変化です。
もともと艶のある質感ですが、一年使い込むとさらに深みと光沢が増し、雰囲気がぐっと高まります。
肉厚なレザーならではの重厚感にしなやかさが加わり、持つたびに手に馴染む。
だからこそ、一年後、二年後、三年後と、ますます愛着が深まっていくはずです。
そして、もう一つのレザーが、紙のような質感を持つ“ORIGAMI”レザー。
クローム鞣しにタンニンを多く加え、さらに特殊なワックスをブレンド。
それを手作業で塗り込むことで生まれた、独自の風合いを持つ素材です。
最後に薄く漉きを入れることで、さらりとした紙のような質感に仕上げ、ハリとコシを兼ね備えた表情を実現。
これまでに見たことのない質感と軽やかさが、このレザーの大きな特徴です。
まさに、折り紙のように折れるレザー。
Color : BLACK
Size : OS
巾着型のショルダーバッグ。
口元を絞ることで、“ORIGAMI”レザー特有の紙のような質感を存分に感じられます。
一般的なレザーでは味わえない独特な雰囲気をまとい、持つだけでスタイリングのアクセントに。
さらに、極限まで薄く漉きを入れているので、一日中持ってもストレスにならない軽やかさを備えています。
Color : BLACK
Size : OS
大ぶりでシンプルなフォルムに、前面の斜めポケットがアクセントとなったショルダーバッグ。
持った時に口元が折れ、自然なドレープと“ORIGAMI”レザーの質感が際立ちます。
さらに裏地にはキルティングを採用。ふっくらとしたボリューム感を出すことで、薄いレザーの軽やかさとのギャップを楽しめる仕上がりです。
Color : BLACK
Size : OS
最後は、不思議なフォルムを持つトートバッグ。
革を大胆に四枚ハギにして一枚のシート状にし、持ち手の付け根パーツに通すことで形をつくり出しています。
「一枚の革を布のように袋にできたら」という発想から生まれたデザイン。
縫製を極力減らし、“包む”という袋の原点に立ち返ったモデルです。
そして、紙のような質感を持つレザーだからこそ、自然に生まれるシワやフォルムを存分に楽しむことができます。
CREDIT
m's braque ”W4B COMFORT LOOSEN JACKET”
m's braque ”TUCKED BAGGY PANTS”
CREDIT
m's braque ”W4B COMFORT LOOSEN JACKET”
m's braque ”TUCKED BAGGY PANTS”
cantate ”EX Wool Deep Skipper L/S Shirt”
CREDIT
cantate ”EX Wool Deep Skipper L/S Shirt”
CREDIT
cliché ”WOOL LINEN UTILITY JACKET”
CREDIT
cliché ”WOOL LINEN UTILITY JACKET”
ancreのバッグを実際に手にして強く感じたのは、「持った時が一番格好がいい」ということ。
スタイリングに組み込んだ瞬間、全体で見た時にこそこのバッグの本当の魅力が際立ちます。
だから「バッグを持つ」というより、「バッグを纏う」という表現がしっくりくるのです。
そして、長く愛用していただきたいという思いから、カラーはブラックのみ。
日常に自然と馴染みながら、“静かに、確かに、そこに存在する”ラインナップになっています。
ぜひ一度、実際に手に取ってその魅力を体感してください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております!
cliché 石橋