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ずっと探していたダッフルコート。

ずっと探していたダッフルコート。

 

共感するということ。

新色、本領発揮。

強さの内訳。

洋服で武装する。

クリスマスというニットの時期

 

こんにちは。

clichéの杉村です。

今年も残すところあと10日。

街ゆく人がどこか忙しそうで、辺りにソワソワとした年末ムードが立ち込めています。

忘年会シーズンでもありますから、皆さんも盛大に飲んで

今年1年を振り返っていることかと思います。 

 

僕はclichéに入社してからちょうど一ヶ月が経ちました。

入社してから、非常に濃い時間が流れていて、

今年1年の出来事がこの一ヶ月で上書きされたような感覚です。

厳しく、抜け目なく、時にユーモアを交えながら接して頂き、

今まで以上に密度のある時間を過ごしています。

 

それから最近、髪を切りました。

腰上くらいまであった長髪をバッサリと、顎くらいの長さまで切りました。

過去1番の長さまで伸びていたので、

心機一転、サッパリとした気持ちで新年を迎えたかったことが理由です。

視界が良好で心まで軽い。服の合わせ方も変わってきそうで楽しみです。

 

あとは、、素晴らしいコートを買いました。

 

cantateのPile Duffle Coat。

半年前にcantate 22AWの展示会が開催されていたので、展示会場に足を運びそこでコートと初対面しました。

めちゃくちゃヤバいダッフルコートが出るぞ!ということは、

松島さんからの話しや、展示会に先行して公開しているルック写真等から情報を掴んでいました。ドキドキしながら会場入り。

さっそく商品を見始めるが、視界の隅にチラチラとダッフルコートを捉えてしまい、他の服に集中できない。

元々ダッフルコートを欲しがっていた僕。

そのことを知っている松島さんが、

イモ、これ絶対欲しがるやつだろ。

と、僕にソッとダッフルコートを差し伸べる。救いの手か。

一通りコートの紹介を受けてから試着。そのまま予約。

感想は、ヤバいめちゃくちゃにカッコいい。

色はミリタリーなBOTTLE GREENを選びました。

 

cantate

"Pile Duffle Coat"

¥330,000 (TAX IN)

 

一刻も早く着たい、、すぐに寒くなってくれ。

そんな想いとは裏腹に今年の冬はなかなか寒くなりませんでしたが、ついに一昨日辺りから10°を下回る日が出てきて、待ちに待った出勤デビュー。

 

 

今朝の撮影スタイリングがこちら。

ニット+ジャケットの上からダッフルコートを羽織って、ちょうど快適に過ごせる温度感になりました。

今日の朝の気温が7°、昼間の気温が9°です。

体感的には去年の大晦日くらい寒い。

早く寒くなってくれとは願いましたが、つい先週まで暖かくてバッファローチェックオーバーシャツをアウターにして過ごしていたくらいですから、、寒暖差デカすぎ。

去年まで鬱陶しく感じていた冬の冷たい風が、ダッフルコートを手に入れた今年の僕に取っては嬉しい。背中を押してくれる追い風に感じる。

勢いそのままに、代々木の商店街を散歩してきました。

 

 

CREDIT

cantate "Fine Corduroy Suit" ¥363,000 (TAX IN)

cantate "Crew-Neck Sweater" ¥121,000 (TAX IN)

cantate "Regular Chino Trousers" ¥42,900 (TAX IN)

 

実際に着た感想は、包み込まれる感覚。

サイズ的に大きいからではなくて、目が詰まって厚みを増した生地が、隙間なく体の外面に接している感覚。。

均一で重厚感のあるリッチな着心地。

 

BOTTLE GREENカラー = ボトルの瓶底から連想される濃くて深い緑色。

ヘリンボーン地で生地の山谷が見えて、経糸・緯糸で色を変えたシャンブレー。

所々が影って部分的に濃く見えたり、

その逆で山の先の部分に光が当たり白っぽく見えたり、

コートの撮影時のような日差しの弱い朝には、本来の濃い緑色からトーンを落としてチャコールっぽく見えます。

 

BOTTLE GREENに限らずに、他の色でも場所や時間帯によって

色の見え方は変わるじゃん。と思うかもしれません。

他のどの色にもシチュエーションによって見え方は複数ありますが、

こんなに落ち着いていて、かつ豊かに様々な顔を見せてくれる生地・色は見たことがありません。

 

様々な表情があるコートなので、合わせ方も多いです。

僕はcantateの持つ上質であってひけらかさないイメージを汲んで、

いつも通り、好きなcantateの私物をインナーにして羽織ってみました。

いつも通りと言いましたが、パンツだけは

cantateのRegular Chino TrousersのOLIVE DRABカラーを穿くと決めていました。

 

街歩きにも嫌味な感じのない品のある柔らかい見た目と、

包まれるような最高の着心地の両方を持っているコートです。

 

 

ダッフルコートに使われている、本パイルメルトンという生地。

加工の工程に2ヶ月を要する、大変に手の込んだ生地なんです。

縮絨する工程を分けて、 都度一回一回確認して、

状態を見ながら、少しずつ圧縮していくので時間が掛かります。

 

そのため度目が詰まって、しっかりとしたハリを感じる。

指で表面の羽毛部分をなぞってみると、毛がしっかりと上を向いてヘタれることなく、形を残して立っているのがわかる。

ギチギチに詰まり込んでいて硬いことはなくて、起毛部分より奥の生地表面に触れるとシットリと柔らかい。

柔と剛を併せ持つ、着ることで完成までの工程が感じられる説得力のある生地です。

 

CREDIT

cantate "Postman Jacket" ¥66,000 (TAX IN)

cantate "Turtle Neck L/S Shirt" ¥25,300 (TAX IN)

cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)

 

ダッフルコートというアイテムをイメージしやすいNAVY BLUEカラー。

王道カラーには王道のスタイリングを。

と考えてcantate、白のグラニーセーターを合わせようと考えていたのですが、先日完売したんでした。。

 

インナーにはタートルネック・シャツ・ジャケットの3枚を着ました。

けっこう着込みましたが、部分的にコートが膨れたり

インナーの形を拾ってボコボコするところは見られません。

生地にギュッと詰まった厚みがあって、コートの外側まで形を伝えないからでしょう。 

 

BOTTLE GREENとNAVY BLUEの2色であれば、一生着やすいのはNAVY BLUEカラーだと思います。

どちらも合わせる色の選択肢は多いカラーですが、

NAVY BLUEの方が人によって似合い方のブレが少ないです。

僕がBOTTLE GREENカラーを選んだのは、普段から緑系・茶系の服が好きで日常的に着ており、そこから繋げていくとBOTTLE GREENのスタイリングイメージがたまたま浮かんできただけであって、

色選びに悩むことがあれば、自分のパーソナルなカラーを思い浮かべて、

その先の組み合わせを想像していくと自然と色が絞られてきます。

 

 

ダッフルコートが欲しい。の前段階に

一生着ていられるアウターを探す、という大枠がありました。

良いアウターを1着は持っておきたい。ということをずっと考えてはいるけど、

ずっと着るものであれば、それだけ慎重に選びたいという心理も働き、

形や生地や色、金額帯まで悩みに悩み、年が進む毎にアウターの選択肢は増え続け選びきれず、結局決めきれないでいました。

 

なぜcantateのダッフルコートに購入を決めたのか。

今後もアウターは出続けていくのに、なぜ半年前のタイミングで購入を決めたのか。

判断材料を全てクリアしたのと、

自分にとってこれ以上に欲しいと思えるコートに出会えるか?

と自問自答した時に、出会えるという確証がないと感じたので購入を決めています。

  

長く着ていられるシンプルなデザインで、ヘコタレない強く詰まった生地。

5年10年先まで着ている姿が想像できる輪郭のあるシルエット。

5年10年先、着ている服が変わったとして、自分の思う、よりクオリティの高い服を求めている時にも対応して、スタイリングとして完成度をキープする。

日本でたった一社しか加工できない本パイルメルトンという生地、

今後また同じクオリティのコートが作られ世に出る保証がない。

この生地に魅力を感じた以上、買っておかないと一生後悔することになるかもしれない。

 

あとは、乱暴な言い方になりますが、信頼しているcantateの作っているダッフルコートだから。

半年前、予約購入を決める当時の僕はただのブランドのファンで、 

一生物と呼ばれるアウターを探す、服に悩むただの一人の男でした。

 

良いコートを探してはいるが、

正直に30万円をポンと払えるほど、財力に余裕があるわけではない。

でも、購入を決める時はそれほど悩まなかったのを覚えています。

 

cantateが生地に拘り抜いているのは、過去のブログを見ても、

少し調べればSNSのインタビュー等も出てくるのですぐにわかる。

もちろんブランドのファンの方はもっと詳しく知っている。

服の形は着ればわかる。

妥協を許さずに拘り抜いている生地は、必然的に形も整って仕上がる。

 

 

先日、日中から曇り空で天気があやしかった日があり、夜になって雨が降ってきました。

仕方なく雨の中を駅まで歩いて帰ったのですが、

ダッフルコートの生地が全く雨を通さない。

生地が詰まっているからなのか、服の上に雨が乗っかっている感じで全然染み込んでいない。

風も通さないので暖かさを感じる。

熱がこもって暑すぎるでもなく、心地良く過ごせる温度に保たれているイメージです。

 

買ったその時がピーク。ではなくて

実際に着て、その着続けている期間にピークが来る。

商品説明を思い出しながら着心地や細かい作りをなぞっていくと、

細かい部分に納得するし、その上で新しい発見があるから

飽きることなくピークが長く続く。

 

一生着るだろうな、と確かな予感をさせてくれるダッフルコートです。 

 

 

 

ちなみに木下にもダッフルブームが到来しています。

出勤スタイルをパシャリ。

以前に作っていた、BROWNカラーのダッフルコートを

スニーカーとキャップ、バックパックでストリートスタイルに。

シャツやチノパンも良いけど、こっちのスタイルも良いな、、、

 

冬本番です!

 

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cliché 杉村 

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