ナオト・アローン。
こんにちは。
clichéの杉村です。
いつも木下とブログスケジュールについて話し合うのですが、
杉村はこれね、と言われたところを押し切り、
KOOKY ZOOのブログを書きたいです!と今回は志願。
ルックのスタイリングが超好みで、
レトロで哀愁があって、可愛らしくハッピーな気分になれるような雰囲気に、
すっかり心を奪われています。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの前衛的な世界観と、
ホーム・アローンのほっこり感が融合した感覚で、
映画の1シーンの切り抜きのような見せ方に、
興奮するくらい齧り付いて見ていました。
手持ちの服で完コピに挑戦するほど参考にしていますが、
やはり手持ちでは再現するのは難しい。
そんな風に映画の中に飛び込んだように、
非日常の1シーンを楽しめるKOOKY ZOOの洋服。
clichéでもお馴染み、JUVENILEシリーズのニットも、
着ることで映画の世界に飛び込むことができる。
KOOKY ZOO
¥77,000 (TAX IN)
襟が特徴的なニットブルゾン。
ショールカラーのような、セーラーカラーにも見える襟。
某ブランドが90年代に出していたニットから着想を得ているそうで、
ブランドのフィルターを通して、細かい部分をアップデート。
襟とボタンを大き目に合わせて前立ての幅も調整。
4つしかないボタンに対して着丈は短く、リブの幅も広いことで、
第一印象と着用した時ギャップが凄まじい仕上がり。
あたかも子供服を着ているような違和感のあるサイジングです。
KOOKY ZOOのキッズ服への着眼点が前面に出た、大人のための可愛らしい服。
人形が"DOLL"着ているかのような、丸っこくて愛らしい形。
目のかすみが気になる木下と、ホクロから毛が生えてきた杉村。
そんな2人がどうやって着ようか、、ニットを見つめていると、
"これあれだ、clichéニットと同じ手横編みじゃん"と木下。
clichéニットを早速持ってきて見比べてみると、表と裏の編み方が一緒です。
つまり天竺編み。
昨年末に発売したclichéのオリジナルニットを着まくっていた僕たちは、
身をもって知っている、手横の魅力。
"手横(てよこ)は、設備は必要ですが、電気を使わない。
人力でやりながら編んでいくため、手編み同様に時間はかかります。
担当する人の力によって度詰、度甘を調整でき、
各パーツをそれぞれ成形編みして、一着のニットが完成。
ちょっと変わったディテールも入れることができる、
自由度の高さが魅力として挙がります。"
度詰めで型崩れしない、ふっくらとボリュームのあるニット。
そんな相反する作りを実現するのが手横で、
こんなことも出来るんだ、を着て味わうことが出来る点が魅力です。
肉厚な分、長く着た後の風合いの変わりようも楽しみで仕方ありません。
CREDIT
cliché "ROVING 5G CREW NECK KNIT" ¥60,500 (TAX IN)
cantate "Denim 1955 Trousers (私物)" ¥42,900 (TAX IN)
Nine Tailor "Kauri Hand Knit Watch" ¥9,900 (TAX IN)
先ほども話に出たclichéのクルーネックニットで、ニットonニット。
優しく包み込まれている感覚が味わる、アウター入らずのレイヤード。
カウチンニットのようにコンパクトなサイズ感を逆に活かし、
インナーを詰め込んでボリュームを出して着てみるのも面白いと思います。
CREDIT
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
cantate "Ribbon Belt" ¥44,000 (TAX IN)
SAXのシャツに、cantateの名作M-48 Field Pantsをスタイリング。
爽やかさと男らしさ、そこに愛嬌のあるニットブルゾンを足して、
上手にまとめ上げています。
ちなみにニット以外は、ほとんど木下私物。
いつもの服装にバサっと羽織るだけで完成です。
丈が短いと感じる方もいると思うので、
合わせるパンツは太いものにしてください。
CREDIT
cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
cantate "Garment Dye Pants" ¥55,000 (TAX IN)
Nine Tailor "Nandina Watch" ¥9,900 (TAX IN)
cantate "Kinchaku Bag" ¥66,000 (TAX IN)
GREIGEのサーマルを合わせて、冬を感じる色合わせに。
一見、襟の印象が強く、組み合わせが難しそうに感じられますが、
そんなことはありません。
色々なインナーを試してみたところ、シンプルなクルーネックのカットソー、
ベーシックなレギュラーカラーシャツが相性良く使えることが判明しました。
KOOKY ZOOのニットには、
とにかくシンプルなインナーを着ておくのが間違いないです。
もちろん、ニット帽もセットでね。
まあ、シンプルなだけで綺麗に終わるようなことは毎度ないのですが、、
CREDIT
cantate "Mouton Vest" ¥495,000 (TAX IN)
ROTOL "WIDE TWIST LS BORDER" ¥20,900 (TAX IN)
cantate "Denim 1955 Trousers" ¥51,700 (TAX IN)]
Nine Tailor "Nandina Watch" ¥9,900 (TAX IN)
Rios of Mercedes "Harness Latigo Cowboy -Roper Style-" ¥220,000 (TAX IN)
前に木下が、Y2Kギャルみたいな組み合わせが出来た、
と話していたのがパワーワード過ぎて忘れられず、
再度レベルを上げてスタイリングしてもらいました。
大きな襟を活用して、ムートンベストにレイヤード。
パンツは今cliché内で、秋冬に良いんじゃね?と
盛り上がっているブリーチデニム。
ブリーチデニムは春夏秋冬、すべての季節の季語だったようだ。。
おまけに、襟をピンで固定して首周りをアレンジ、
細かい見せ方まで抜かりがないです。
後はやはり、これもよく出る話しなのですが、
女の子に着てもらいたいよねって話しになります。
レディースブランドの服装を参考にすることも度々あるので、
合わせたい洋服が浮かんで止まない。
このニットブルゾンもまさに女の子に着てもらいたい。
可愛くスタイリングする自信あります。
打ち合わせと称してちょっとお茶でもどうですか?その後休憩でも。
時折言っていますが、僕はニットが好きです。
1本の糸で編まれているニットは、
他の服には出せないふっくらとした質感があり、
着ているだけで守られているような安心感があるんです。
今の気分はニットがど真ん中。
ちょうど、春夏に買ったAssemblage Grange Cardiganや、
clichéのROVING 5G CREW NECK KNITをまた着始めようと、
タンスを掘り返しているところでした。
可愛いニットは、無条件にモテますからね。
ニットを着て、ニット帽を被ってマフラーを巻く、
今年の冬が来たらすると決めている服装。
ホーム・アローンのケビンのように着こなしたいと早々意気込んでいます。
暑さでまいってしまう夏をようやく超えて、ニットが主役に返り咲く秋の初め頃。
頭の中ではロッキーのテーマが流れ、
試合(相席居酒屋)に向かうかのごとく、ニットを手に取っています。
え、誰に見せるのかって?彼女もいないのに?
誰がナオト・アローンや。ぜんぜん上手ないわ。
子供の頃に見た時にわからなかったケビンの気持ちが、
今ならわかる気がする。
旬な季節の主役になれるニットブルゾン。
今年のクリスマスは願いが叶うと良いな。
cliché 杉村