そう、このアノラックならね。
こんにちは。
clichéの杉村です。
ご紹介していたsteinのレザージャケットは、ご好評につき残り1点。
お求めいただいた皆さま、ありがとうございました。
春夏の納品シーズンということもあり新作モノの紹介が続いていましたが、
自腹購入品をただ、ただ紹介する自己満足を含んだブログ、、、
久しぶりの、"〇〇買ってよかったシリーズ"
今回のブログは"買ってました"が正しいですね。
cantate
¥77,000 (TAX IN)
年始のブログでご紹介した、clichéの別注アイテムとして作成した、cantateのアノラックパーカです。
現代の軍物 ←前回のブログへ。
発売時に即購入してから、かれこれ3ヶ月ほど着続けていますが、まさに今がピーク。
正確には2度目のピークを迎えています。
1度目は買ったばかりの年末年始。
まだ寒い時期だったこともあり、インナーを着込んで、ダッフルコートと併用して着倒していました。
フリーサイズのゆったりとした作りなので、インナーにニット・ジャケット・マフラーを着込んでも着膨れせず、快適に過ごしていたのを覚えています。
そこから少しずつ暖かくなり、3月上旬。
早いところだと来週から桜が咲くようで、まさに春爛漫な気候ですね。
でもたまにある、本当に3月かよ、、とビックリする寒い日。
寒暖差に振り回されて、今の時期って何を着ればいいの?という悩みが生まれるのも納得です。
そんな冬→春の移行時期にありがちな服選びの悩みに対する、僕なりの最適解がこのアノラック。
今回は
・温度感
・季節感
の2つをテーマに進めていきます。
CREDIT
cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
refomed "OLD MAN TRACK PANTS" ¥28,600 (TAX IN)
Nine Tailor "Wattle Hat" ¥16,500 (TAX IN)
まずはインナーをサーマル1枚に、パンツの丈をすっきりさせた軽やかなスタイリングからスタート。
使っている色もMINT・OFF WHITEで、一目で春と分かるカラーリングです。
見た目の軽さ、春らしい色使いの両方で、春に着るアノラックのイメージサンプルとして、シンプルに組みました。
上下1点ずつとハット、主役のアノラックだけ、と少ないアイテム数で、
まだまだ春夏のウェアが買い揃っていない方が多い今のタイミングには、現実的なスタイリングではないでしょうか。
CREDIT
cantate "Mods Sleeve Shirt" ¥55,000 (TAX IN)
cantate "Mock Neck L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
m's braque "HALF SLEEVE JUMP SUIT" ¥68,200 (TAX IN)
m'sジャンプスーツ、上からアノラックの技巧派スタイル。
ベースの色を白系に統一して、その上から色を重ねていくスタイルです。
木下は、寒い時期に着ていたタートルネックをモックネックに変更。
インディゴのシャツもチラ見せ、モックネックの首回りで軽い印象に変えています。
細かい見せ方に気を遣った、丁寧なグッドアレンジ。
CREDIT
cantate "Sulfur dye Crew Neck Pullover" ¥55,000 (TAX IN)
CREDIT
cantate "Sulfur dye Crew Neck Pullover" ¥55,000 (TAX IN)
cantate "Regular Chino Trousers" ¥42,900 (TAX IN)
インナーにスウェット、2連発。
今の時期に重宝するスウェット、今シーズンの物は発色が素晴らしいので主張しつつ、簡単にスタイリングがまとまるのも嬉しいポイントです。
また、真逆のカラーであるTURQUISE / BURGUNDYのどちらにも相性がいいですね。
ちなみに、OLIVE DRABという色は主に各国の軍服、軍用車両、軍用機、重火器などに用いられている色を指します。
硫化染でOLIVE DRABに染めたこともあり、少しフェードした白っぽさが生まれます。
カラー系のアイテムとも喧嘩せずにバランスをとってくれる、器用な色味に仕上がっているのもcantate流。
ズバリで作らず、本家の良さはそのままに、意外な変化を加える。
自分から目立とうとはしないけど、いざ困った時には背中を押してくれる、同級生のいいヤツ的な立ち位置。
CREDIT
cantate "The Shirt" ¥48,400 (TAX IN)
cantate "Shoulder Tote Bag" ¥66,000 (TAX IN)
vest: RIER (私物)
pants: CLASS (私物)
ある日の出勤服。
この日は、日差しがあり暖かったので、浮かれ気分で淡いデニムとピンクのシャツを着てきました。
花柄のベストは、前に買ったお気に入りで3月中は着る予定。
こんな風に秋冬に買った洋服も、組み合わせ次第で違和感なく今の気分で再スタイリング出来るので、手持ちの服のリセット的な意味でも大変役立っています。
CREDIT
cantate "Thermal L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)
class "CCDS13UNI A" ¥95,700 (TAX IN)
Nine Tailor "Lacking Tam Beret" ¥8,800 (TAX IN)
つい先日入荷した春らしいパンツに合わせて。
パンチングメッシュのタイダイ柄パンツ、、
組み合わせが難しそうなパンツですが、アノラックの硫化染で小慣れた雰囲気が、包んでまとめています。
軍モノをモチーフにしながら、生地の力の抜き方やドローコードの黄緑色など、"いかにも"過ぎる雰囲気がありません。
何にでも合わせやすいのが、いわゆるコテコテの軍モノとは違い、このアノラックの扱いやすいところです。
でも、そこはcantateクオリティですから、作りの面での心配は無用。
現に3ヶ月着込んでいる私物が、良い具合にアタリや褪色が見られ、新品の状態から更に着やすく、これからも長く着ることを肌で実感させられています。。
これ以上まだ良くなるのか、、底が知れない。
まじで1年中ずっと着そう。
CREDIT
cantate "T Shirt" ¥20,900 (TAX IN)
cantate "Sulfur dye Bcak Satin M-51 Half Pants" ¥47,300 (TAX IN)
Nine Tailor "Lacking Tam Beret" ¥8,800 (TAX IN)
CREDIT
cliché "ROVING 5G CREW NECK KNIT" ¥60,500 (TAX IN)
class "CCDS06UNI C" ¥58,300 (TAX IN)
最後はショーツ合わせ。
アノラックのフリーサイズに対して、ショーツのほどよい太さが効いたメリハリのあるシルエット。
まだショーツは早いですが、上にニットなどを着てレイヤードして、
下にはレギンスなんかを合わせたり、ウエスタンブーツで風を防ぐことによってギリ成立。
cliché流 "超先取り"
あくまでサンプルスタイルとして、どんどん想像を膨らませられる存在。
そして、ニット×ショーツの合わせが出来る時期も限られているので、今しか出来ないスタイリングの1つとして視野に入れてみるのもアリ。
秋冬のニットだけだと季節感がないので、上から着るアノラックで、上手にカバーしてもらいましょう。
インナーをTシャツにしてショーツを穿けば、夏までアノラックの出番がありそうだな、、
そんな風に、気が付いたら8スタイリングも組んでいました。
見てもらえばわかる通り、温度感の調整、組み合わせの多さ、着回し力に優れる今時期の、リアルに必要なアイテム。
手持ちのアイテム数も関係なく、スタイリングも簡単。
春色へのチャレンジも後押ししてくれる、土台になる服。
オールパーパスという説明が、非常にしっくりと来ます。
僕自身、春先の万能ライトアウターが見つからないことは、毎年の悩みでした。
別に無ければ無いでいいや、とも思い、重ね着したり先取りといっては夏の服を着たりしてごまかしていましたが、
それも今年で終わり。
頼りになるし、何よりスタイリングに無理がないのが素晴らしい。
そう、このアノラックならね。
完備されたポケットにビールとツマミを詰め込んで出かければ、花見の主役にもなれるし、
来たる春の行楽シーズンを思い浮かべて、このアノラックに2度目のピークが来ていることは間違いない、と確信しました。
旬が2度ある初鰹、戻り鰹みたいなアノラックです。
初鰹はさっぱりもちもち、戻り鰹はこってりまぐろのよう。
2度目のピークは、脂がたっぷりと乗ってさらにおいしくなっています。
ぜひお試しください。
cliché 杉村