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良いジーンズを選ぶ。

良いジーンズを選ぶ。

 

これが本当のモダンアップデート。

素直にイイねって感じられる隙間に、時折覗く裏テーマ。

もうすぐ春ですね。

この春は怖いもの知らず。

今までで一番着たシャンブレーシャツ。

頼れる帽子です。

 

4年目….

 

 

3年目….

 

 

こんにちは。

clichéの木下です。

 

定期的に僕たちのジーンズ経年報告をさせていただくコーナーがやってきました。

 

もう見飽きたわ!なんて、言わないでくださいよ。

 

興味がなくても、いつか良いなと思って頂けて、

急に欲しくなってポチっとしまうかもしれないじゃないですか。

 

僕も急に波が来て買ったので、

皆さまにも同じ可能性が秘められているんです。

 

まず、1本目は杉村のフレアジーンズ、インディゴ、サイズ28。

彼は前職の頃に購入して、今に至ります。

 

結構穿いている割に意外と育ってなくね?

そう感じて言葉をぶつけたものの、

忘れかけた半年後に穿いているのを見て、

それって同じもの!?って、度肝を抜かれた仕上がり具合でした。

 

洗うと一気にコントラストが増す。

日常生活では感じられないかもしれませんが、

耐え抜いた先で全て回収できるので、

ようやく洗濯して、洗濯機から取り出す時なんかはワクワクしますよね。

 

2本目は僕の1955ジーンズ、インディゴ、サイズ32。丈詰め-6.5cm。

丁度2年前の22SSに購入し、現在3年目に突入です。

フレアも持っていますが、圧倒的にこっちのほうが頻度高めなので、

たまにはフレアも穿いてあげないといけない…。

そう思って、最近はまたフレア育成を再開しました。

 

デカ穿きしているので、ヒゲなどが無い全体的な色落ちですが、

アイロンでフロントの前立てを潰したりしているので、

ボタン跡がつき、腰パンによるベルトループの色落ちが見られます。

奇しくも携帯跡がありますが、これも味ですね。

 

昔は携帯なんてなかったから、古着には携帯跡なんかついていないけれど、

逆に将来、携帯の形状がドラゴンボールのスカウターみたいになる日が来たら、

これはこれでレアな跡で、時代を感じさせるエイジングになっているかもしれませんよ。笑

 

胸を張って自分らしく、育てていきましょう。

どんな形であっても、失敗作なんてありません。

 

そうしてそれぞれの思い出を投影するように、無垢のパレットとなるジーンズ。

大袈裟ではありますが、長く手元に残るジーンズって素敵だと思います。

 

暖かくなってきて、春を感じられる様になってきて、

デニムを手に取ってくださる方が多いことを顕著に感じるようになりました。

 

今一度、おさらいをかねてご紹介するので、

この春からの相棒を見つけてみて下さい。

 

cantate

“Denim 1955 Trousers”

¥42,900 (TAX IN)

 

cantate

“Denim 1955 Trousers / BLEACH”

¥51,700 (TAX IN)

 

cantateのデニムシリーズは、501型と呼んでいるストレート、

517型のフレアシルエット、505型のようなテーパードの3型を展開。

 

まずは、ヴィンテージジーンズの中でも高い評価を得ている、

リーバイス®の55年モデルをイメージしたストレートタイプから。

 

皆さんが想像する501の面影はなく、深い股上に広いワタリ、

全体的にワイドシルエットに仕上がっている1本。

ウエスト40インチ相当の寸法を参考にしているため、

適正サイズにしているウエスト以外はとても大きい。

いい意味でアンバランスで、普段細身な方も、

休日用として着用したい様なリラックスしたムードが漂います。

 

見たことありそうでないシルエットと、

存在感のあるフォルムが特徴的なこのタイプは、こんな方におすすめです。

 

・今までデニム生地のスラックスやワイドパンツは穿いて来たが、

オーセンティックな5ポケットデニムは穿いてこなかった方。

 

・501に興味はあるが、理想よりも細すぎてイメージが湧かない。

もっと太いのが良いんだ!という方。

 

・ヴィンテージデニムをイチから育てたい!

でも、高価だからと気を遣いたくない!

もっと身近なもので、気軽に育てたいという方。

 

太いデニムパンツだとB-BOY一直線ですが、

この1955ジーンズは、ワイドばかりで麻痺ってきた僕ですら、

客観的に見て太いと感じるギリギリの太さを持つジーンズ。

故に流行りを気にすることなく、野暮ったく、

だらしなくならないのが魅力として挙がります。

 

また、後ほどご紹介しますが、デニムを買うならヴィンテージ、

という思考すら覆してくるディテールの数々で...

 

cantate

“Denim Flare Trousers”

¥40,700 (TAX IN)

 

続いては、517タイプをモチーフに仕上げたフレアシルエット。

 

517を持っている方は多いかと思いますが、似ているがそうではありません。

フレアといえばフレアなんだけれど、、なんか、ストレートに見えない?

といった絶妙なシルエットに仕上がっています。

 

シューカットくらいの僅かな広がり方、という表現が近いですが惜しい。

言葉で表せるようになるには時間がかかるような新感覚で、

色々とひっくるめて、美シルエット。

40インチのビッグE 517のイメージです。

 

厳密には前がストレート、後ろがフレア。

脇縫い目の線が前身頃が直線、後ろ身頃が曲線になっており、

いわば目の錯覚、歪み、騙し絵のようだと表現するのがわかりやすく、

ロールアップしたらフレアっぽさがなくなって見えたりと、

不思議な感覚を味わっていただけます。(※写真4枚目参照)

 

また、ロールアップすると前身頃は直線なのでセルビッチが付いていますが、

後身頃は曲線のため耳をつけることができず、ロック始末。

偶然の産物とはいえ、とても興味をそそられるディテールかと思います。

 

フレアと聞くだけで、自分には必要ない!と思った方、絶対いますよね。

でも、歳を重ねても穿きたいと思える一本。

ちなみにこのジーンズは、こんな方におすすめ。

 

・フレアなんて、この世に必要ない!と思っていた方。

 

・見たことあるシルエットにはもう飽きてしまったという方。

 

・最近ドレスシューズ、良い革靴を買ったという方。

・スタイルを良く見せたい方、などなど。

 

他では替えがきかないシルエットのジーンズです。

世の中がジーンズだけの世界になったとしても、

埋もれず、一際輝いて見えるはず。

 

人と被りたくないなんて天邪鬼にも良いと思いますよ。

 

cantate

“Denim Tapered Trousers”

¥40,700 (TAX IN)

 

最後に、テーパードシルエット。

cantateの立ち上げ当初から長期に渡って展開されてきた1本で、

火付け役と言っても過言ではありません。

 

当時購入して、今も着用している方のエイジングは、

もはやエイジングというか、

レベチな経年変化で目ん玉が飛び出そうになったことを覚えています。

 

そんなテーパードですが、

去年からシルエットにマイナーチェンジを加えてリニューアル。

全体的に少し余裕が生まれ、今までよりリラックスして着用できる様になりました。

 

センタークリースを入れた品のいいシルエットで、

裾にかけて緩やかにテーパードし、

絶妙な丈感でドレスシューズに合わせたい1本です。

 

上品でスタイリッシュにご着用いただけるジーンズ。

こんな方におすすめです。

 

・太いジーンズは苦手、もしくは着用しないという方。

 

・ジャケットを好み、タイドアップ、ドレスアップしたい方。など。

 

今の流れなどの影響を受けず、

いつも時代も第一線で活躍してくれるデザインです。

オフィスカジュアルなどでお選びいただくことも多く、

休日だけではなく、日常的に活躍してくれるシンプルな点も魅力ではないでしょうか。

 

 

豊富なラインナップ、てんこ盛りな魅力だけではなく、

ディテールも一級品、、頭を抱えてしまいます…。

なんなら、このジーンズからヴィンテージを学べてしまいます。

 

ベルトループの閂止めを1mmだけ落としたディテール。

中心からズラしている、オフセットベルトループや、

端までしっかりとチェーンステッチが走った、前立てのVステッチ。

 

 

デニム生地もオリジナルで、

岡山の機屋で、糸からじっくりと時間をかけて織り上げています。

 

肌あたりがドライでベタつかず、夏場にも気軽に穿けちゃうジーンズ。

嘘の様ですが本当の話なので、ぜひ一度試してみてください。

 

ステッチの太さやピッチ、色も部分的に変えることによって、

グラデーションが生まれ、見た目にも奥行きが加わります。

これから育っていくことによって、より魅力を感じていただけるはず。

 

また、裾や巻き縫いの幅も見逃してはいけない仕掛けがあって、、

 

 

裾のチェーンステッチの幅は一般的に8, 10, 12mmとありますが、

cantateのジーンズは8mm。

幅は太いほどシワが少なく、ウネリが感じられる。

細いほどシワが多く、細かくなり、この8mmは後者に当たります。

 

洗うと糸が引き締まることによって、シワ(パッカリング)が出てくるのですが、

ヴィンテージ特有のウネリを出すために、

ユニオンスペシャルの43200Gというミシンを使用。

構造上の特性でパッカリングが強く出るようにできるのが特徴的で、

「ロープ状のうねりによるアタリを発生させる裾」を生むと、

業界では有名なミシン。使えるのも限られたブランドのみです。

 

本題ではないですが、

デニムジャケットも同じくステッチ幅にはミリ単位でこだわっていて、

巻き縫いのステッチ幅の種類は、6.4mm、7.2mm、8mm、10mmなど数ある中でも、

7.2mm幅がヴィンテージジーンズの幅と言われているそうで、cantateのデニムも7.2mm。

かのLevi's®が使っていたことで有名なゲージ幅です。

 

たかが幅ですが、されど幅。

ミリ単位でこだわり抜かれたディテールたちは、

作り手の新年と同時に、僕たちに信頼を与えてくれる気がする。

 

正直見ただけではピンと来ないので、あまり深掘りは推奨しませんが、 

なんでこのデニム、ジーンズ、洋服ってこんなにも格好いいのだろう?

って、家のラックにかけて眺める時間に考えながら、

あぁ、このピンと来ないディテールがあるからなのか!なるほど!と、

得意気にポンッと、手を叩いてみて下さい。

 

また新しくデニムを買った時には、絶対に見比べたくなるはずです。

 

 

ジーンズを買うならばヴィンテージ。

それはもちろん揺るぎない事実だと思いますし、

余裕があれば沢山買いたいって、僕だって思います。

洋服が好きな方であれば多分、誰しもそうですよね。

 

そういった憧れやロマンは持っていたい。

でも、現代も捨てたもんじゃありません。

 

メインに忠実、たまに天邪鬼で、垣間見える計算されたモダニズム。

現行でもヴィンテージを感じられるものは山ほどあるかもしれませんが、

洋服作りの面白さも同じくらいしっかりと感じられるものは多くはない。

 

古着があったからこそ今の洋服がある。

今ある洋服は将来的に古着になるかもしれない?が、

ただただ同じものを作り続けていても、対して目にも留まらないでしょう。

時代の流れ、技術の進歩、気付き、流行り。

それらのプロセスを手に取るように感じ、

文化や伝統を継承するのがcantateのジーンズです。

 

自身にとってどんなジーンズが合っているか?なんて言うのも人それぞれ。

サイズ、色落ち、育て甲斐、価格、シルエット。

選びやすさ、バリエーション。今の時代コスパなんかも重要?

 

いいジーンズの選び方なんて、色落ち加減、サイズ、形、

偶然のボロ、アーティスティックな汚れなど、

目に留まったものや好きなものを選べばいいし、ノリでいいんです。

 

そうして僕が持っている古着のジーンズも、偶然出会ったものを始め、

先輩に選んでもらったものや、事故ったの?足、燃えた?

くらい過度なダメージのものなど様々。

当たり前の様にウン億通りの風合いがあることを分かりながらも、

妥協点などは一才なく、満足して手元に残り続けるのがデニムという存在。

 

最終的にどこに比重を置くかが重要ですが、 

僕にも大きな影響を与えてくれたcantateのジーンズは、

これからの選び方が2倍にも、3倍にも楽しくなると思います。

 

初めから一心不乱に色々買い漁るのも良いですが、

一度試し、育ててみてからでも遅くはないですよ。

 

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cliché 木下

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