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買っておいてよかった #2

買っておいてよかった #2

 

 

 

こんにちは。

clichéの木下です。

 

急な寒さ、夜は凍えています。

 

最近は家にホットカーペットが設置され、

ヒーターとそれに頼る毎日。

 

そんな今冬は寒くなるらしいと聞いて...

 

まじで買っておいてよかったな、ニット。

 

 

買ってからここ既に2シーズン。

買っておいてよかった〜と感じたのは、

このcantateのタートルネックニットでした。

 

僕はニットの手持ちが少ない、だがしかし数着あれば、コト足りるやん。

ということに気付かされたニットでもあります。

 

今までは2.3万のニットを買い漁り、そのシーズンを乗り越える。

来シーズンには毛玉やら、くたくたになって、

到底2.3万のニットには見えない風貌に変わり果ててしまう。

 

あげたり、あるいは自然とタンスの奥底に飲まれていく。

大掃除をした時には、カビていて、生涯を全うしたことを知る。

シンプルな切なさと、せっかく買った洋服を着なくなるといった悲しさ。

 

まあいいか、なんて思っていましたが,

それこそが消費であり、勿体無いという根源であるな、と。

 

勿論自分の財布の為にもなる。

それでいて来年もこれを着よう、

洗って、さらにふわふわになっていくニットを見て、楽しみに思うんです。

 

CREDIT

cantate "Mohair Velvet Blouson" ¥242,000 (TAX IN)

(ALL 私物)

 

また着てる。

 

cantate

"Crew Neck Sweater"

¥121,000 (TAX IN)

 

さて、そんな今年はクルーネックを購入しました。

 

経験上、損をすることもなく、むしろバックのほうが大きい。

このセーターに教えてもらったことが沢山ある。

 

"ニットは育つ"

 

馬鹿げていますが、ニットは洗える。そして育つ。

 

ニットに精通している方からしたらそれは、当たり前かもしれませんが、

僕には当たり前ではありませんでした。

くたらない、ダメにならないだけでなく、育つなんて。

12万くらい出してやるよと、そんな気分になれるのだ。

 

カシミヤだけでも洗えるとは言えるかもしれませんが、

 

"ウールカシミヤ"というところがミソ。ウール独自の再生力、丈夫さ。

カシミヤのとろみに対して、抜群に安心感のある基盤となるウール。

 

たとえ勉強中とは言っても僕らは、原料などは素人同然の身だ。

まず第一に洗おうとするわけがない。

そんな僕らに対してのこの棍率は、買い手への配慮そのもの。

 

ここだけの話、僕は一度普通に洗ってしまった。

以前の怠惰な生活によるものだ。

 

アイロンによる寸法出しを行い、今は復元されて着ることができている。

少しだけ着丈が入ってしまっているが、これはもう勲章ってことで。

 

カシミア100%だったらどうなっていたことやら、なんて思いつつ、

松島さんに聞いてみたら、むしろ縮まないという。

ただ、ウールの強さがある反面、カシミヤにはとろみがあることで

リブだったりは緩んだら戻らない、それくらいだそうです。

 

ちなみに度目が甘いとカシミヤでも縮みます。

結局のところクオリティって話です。

 

CREDIT

RIER "POLAR FLEECE" ¥126,500 (TAX IN)

cantate "Moleskin Trousers (買っておいてよかった)" ¥60,500 (TAX IN)

 

話は戻り、買っておいてよかった。

 

カラーが、色味が、シルエットが。

メランジ系の色味には今までも手を出したことありますが、

何だかしっくりこなかったので、、

今回は自分から手を出したことに驚いています。

 

洗ってからは表面に毛が吹き出し、くっきりとしたメランジではなく、このPANDAの場合、モザイクのようにモヤモヤする。

それがいい。

 

CREDIT

cantate "Mac Coat" ¥275,000 (TAX IN)

STUDIO NICHOLSON "PUCH" ¥53,900 (TAX IN)

 

ニットは黒かベージュ、オフ白といったように、

インナーとして絶対使う色のみを選んできましたが、

これはヘビロテの予感。というか既に。

 

良いニットを数点持つ。これだけで良いんです。

デザインが入っているものなら別ですが、、

 

僕はPANDAを。

ではもう一色のGIRAFFEは、

今日から入った新人にスタイリングを組んでもらったので、どうぞ。

 

CREDIT

RIER "WALKER JACKET UTILITY CROP TREEBARK" ¥93,500 (TAX IN)

cantate "Moleskin Trousers" ¥60,500 (TAX IN)

Rios of Mercedes "MLB" ¥220,000 (TAX IN)

 

CREDIT

is-ness "All Purpose Coach Jacket" ¥39,600 (TAX IN)

cantate "Regular Chino Trousers" ¥42,900 (TAX IN)

 

完全にモノにしているようなので、彼も買えば良いと思います。

そんな彼は2枚持ち、ベストを含めると3枚持っています。

 

CREDIT

cantate "Postman Jacket" ¥66,000 (TAX IN)

cantate "Crew Neck Sweater" ¥93,500 (TAX IN)

cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)

 

持っている色なだけに、スタイリングを組むのも早かったですね。

店頭にしれっといるので、今日からよろしくお願いします。

 

ちなみに今回のニットと、このスタイリングに使っているニットは値段が異なります。

¥121,000 / ¥93,500 

これはゲージが異なるからで、前者が5G、後者が7G。

単純な値上がりではありませんので悪しからず。

 

買っておいてよかった。

無くなって買っておけばよかったとはよく聞くので、

そうならないための賢い洋服の買い方を。

 

続きまして、ニット繋がりで、こちらのニットもご紹介させてください。 

 

cantate 

"Real Baby Cashmere Granny Sweater"

¥275,000 (TAX IN)

 

ベビーカシミヤを使用したグラニーセーター。

しかも100%です。

 

なんでこんな高いんですか。流石に高いですよ。

まーたこの話です。

 

後半に来てまた商品紹介なので今回は長くなりそうですが、お付き合いください。

 

 

ベビーカシミヤは、生後12ヶ月未満の状態で採取された仔山羊から初めて採取された、超繊細な産毛をかき集めて、整毛されたものを指します。

 

カシミヤといえば馴染みもある。

毛が細く、高密度を持ちながら軽く、暖かい。

それでいて肌触りもよく、上品な光沢を持つと言われるもの。

ですが今回のベビーカシミヤは、上記に挙げたメリットの全てが比べものになりません。

生後3ヶ月ですから。

なるほどそれで。触ってみても異次元の気持ちよさ。

今までのベビーカシミヤと呼ばれて手にしてたものはなんだったのかと、

その中にもグレードが大きく存在することを知ることになります。

 

第一に、その原料を扱うことができること自体レアなのでしょう。

だからこそ触ったことある人も少ない。

 

このベビーカシミヤは、生後3ヶ月未満の仔山羊から採取された産毛のみを使用し、その量750g。750g、、、

産毛と言っても本当に微細なもの。

目にも見えないくらいと言われている産毛を750gも、、、

 

ちなみに、一頭から一生をかけて採取できるのは50g程。

おおよそ15頭分使用し、多本撚りの超度詰めで作り上げています。

 

トロッとした肌触り、柔らかすぎて落ち感もすごい。

そんなものをまたこのサイズ感で作ってしまうのだから、

いやはやアバンギャルドな考え方です。

 

 

一般的に流通しているベビーカシミヤのニットが6万くらい。

その事実を知っていれば、高すぎ。

バカじゃねえのってなるのも、普通かもしれません。

 

でもロロピアーナを見てみても、この金額はむしろ安すぎる。

ハイゲージ、使っている量も半分くらいのもので同額近くします。

このレベルなら5,60万は硬いんだろう。

ドメブラと称してこのクオリティのものをまあずつ買わないからこそ、高く感じてしまう。

 

糸や生地には嘘が多い。

これが〇〇。

確かにそうだとしても、それをどうやって証明するだろうか。

 

〇〇です、と名乗っていなければ良いものの、

あたかもそれが同じ、同格の原料のように伝えられるから。

買い手としてはそんなもの信じざる負えないし、まず疑うということをしないだろう。

 

これが本物、そう感じさせてくれるのは、この着心地と抜群の保温力。

勿論コートは必要だが、コートがいらない程。

それくらいの保温力があると言っても過言ではない。

室内だと汗をかく、真冬のインナーとしてその魅力で右に出るものはないのではなかろうか。

 

これを触った後に一般的にカシミヤと呼ばれるものを並べて、

利きカシミヤをやったら、ウールと答えてしまうかもしれない。

しかも染めてないんだぜ?

カシミヤ本来のホワイトカシミヤ。

そりゃ、気持ちがいいわけだ。

 

触ると最後です。

 

 

撮影した時には日光こそ差し込んでいませんでしたが、

陰影、光沢、触ってみたいという気持ちを掻き立てる程の魔性の魅力がある。

 

CREDIT

cantate "Stupid Grosgrain Fish-Tail Coat" ¥198,000 (TAX IN)

cantate "Denim Flare Trousers" ¥49,500 (TAX IN)

 

CREDIT

cantate "Pile Duffle Coat" ¥330,000 (TAX IN)

cantate "Regular Chino Trousers" ¥42,900 (TAX IN)

 

カシミヤって素晴らしい。

でもそのカテゴリにおいても、様々な種類があるのだという。

 

ニットって素晴らしい。

ニットは、解いてみると身頃・袖等の各パーツが一本の糸でできている。

付属があるわけでもないニットにおいては、糸の重さがダイレクトに値段に反映される。

 

このニットは軽いです。

軽いってことは、それだけ原価が安いってことになる。

このニットは重いです。

重いってことは、それだけ原価が高くなっているということ。

 

そう考えていくと、よくわかる。単純な話だったのだ。

 

触って、着て、時間が経過してわかる。

他のブランドと比較してより、わかる。

このニットは、抜群に良いニットだ。

 

買っておいてよかった。

 

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cliché 木下 

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