Frisson Cashmere Scarf
今回の Frisson Cashmere Scarf は、織りで仕上げた特別なカシミヤマフラーです。
しっかりとしたハリと密度を備え、縮絨をかけることで生まれる深い暖かさが特徴です。
一般的に流通している“カシミヤ”の多くは、硬さのある アウターフリース。
cantáte が求める質感には適さないため、まずはその硬い毛を丁寧に梳き落とし、残った毛から汚れやアウターフリースを徹底的に取り除きます。
そこからさらに選別し、やわらかくしなやかな産毛(アンダーフリース)のみを贅沢に使用しています。
生地が織り上がったあとに施すのが、このマフラーの名の由来である “Frisson 仕上げ”。
縮絨と起毛を何度も繰り返し、素材の状態を見ながら微調整していく手間のかかる工程です。
こうして生まれるのは、目が詰まったなめらかな肌触りと、動きに合わせて淡く輝く 上品な光沢。
軽いだけのマフラーとは一線を画す、濃度のある“柔らかさ”です。
ネームは、cantáte の“SUKA Jumper”でも絵を担当した そで山かほ子さんの手書き。
手描きの線の揺らぎがカシミヤの表情と馴染み、上質な素材の中に人の温度を添えています。
仕立ては 183cm × 75cm の大判。
首に巻いても、肩に掛けても、自然に佇まいが整い、冬の生活に余白が生まれるサイズです。
防寒具としての機能を超え、日常の動きや姿勢にもそっと寄り添う存在になってくれます。
“納得のいくマフラーが世の中にない”
その実感から始まった Frisson。
「この糸がなければ作らなかった」と松島が語るように、素材の選別から仕上げの一工程まで、一切の妥協なく積み重ねています。
高価ではありますが、その理由は触れた瞬間に伝わるはずです。
ぜひ一度、肌で Frisson の温度と静けさを感じてみてください。
このマフラーについてブログを書いているので、ご覧ください。