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心を奪うフライトジャケット。

心を奪うフライトジャケット。

エイジングマン 。

clichéだけかもしれないRIER。

これは、モダナイズされたMA-1です。

おい杉村、、被った・・・そっちかよ〜www

良い加減なジャケット。

今年もお世話になります。

ナオト・アローン。

フワモコ。

メイドインスパイスカントリー。 

 

こんにちは。

clichéの木下です。

 

フライトジャケットがとても気になり、多くのブランドでオーダーしたフライトジャケットですが、

ようやくラストピースが届きました。

 

最後を飾るのは本格派であり、締めくくりに相応しい、

リアルミリタリーな王者 BUZZ RICKSON'S。

 

ヒーローはいつも決まって遅れてやってくる。

 

 

BUZZ RICKSON'S

"B-15C (MOD.)

OLIVE / A.F BLUE

¥82,500 (TAX IN)

 

L-2BとA-2はすでにご用意がありますが、

あと一型で悩み、MA-1ではなくB-15Cを選びました。

ベタなのはMA-1ですが、、

これには明確な理由はあるので、またそれは後ほど。

 

まずはおさらいですが、"INTERMEDIATE ZONE"

摂氏10度〜マイナス10度までの一般的な寒さに相当する気温域のジャケット。

フライトジャケットは、防寒性と機能性が必要とされますが、

不可欠とはいっても、防寒性も適切でなければなりません。

 

第二次世界大戦から密閉式コックピットの戦闘機が登場し、

航空機内部の気温環境向上に伴い、革製から布製へ。

そしてナイロン製へと進化を遂げた話は前回のブログでも書きましたが、

1944年に産声を上げた初のコットンジャケット、"B-10"。

その後継となるのが、今回仕入れた"B-15"になります。

 

B-15にはA / B / C / Dと4種類があり、Aはコットン、B〜Dはナイロン製。

そしてCは、1947年に陸軍航空隊より独立した、

米国空軍のシンボルカラーでもあるエアフォースブルーに染め上げたもの。

 

Dになるとセージグリーンになりますが、

Cの時点でディテールは完全に仕上がったため、

Cからのディテール変更はなかったと言います。

そうしてMA-1の登場と共に衰退し、歴史に幕を閉じていきました。

 

B-15Cは、真冬に耐えうるコンパクトなフライトジャケット。

ライナーにウールパイルが入って保温性は抜群ながら、

可動域があり、動きやすいヘビーアウターだということ。

 

ダウンを着ずに過ごす真冬。とてもスタイリッシュで男らしいはず。

 

 

ん?襟にムートンが無い?

そもそも、MA-1とどう違うの?

 

ですよね。

 

B-15はムートンでフラットカラー襟がついた物。MA-1とは全くの別物。

けれどもこれは、MA-1のようにリブ襟で限りなく類似している、、?

 

今回仕入れたB-15Cは、ただのモデルではなく"Modified(MOD.)"モデル。

 

第二次世界大戦後、ジェット機の到来により、

従来までの航空設備に大幅な見直しが入る。

それはフライトジャケットも同じでした。

 

最たる例はハードヘルメットの導入。

ハードヘルメットはいわゆる大きなヘッドギアなので、

襟に対して当たってしまい、邪魔になってしまっていたんです。

 

そうして邪魔な襟を取り外すという工夫。

襟周りに何もないと風が入って寒いので、

ウールリブでリメイクされたものが、このB-15C (MOD.)。

  

 

MA-1とほとんど同じですが、この作業の話や、

それにより残った痕跡にストーリー性を感じ、

1着のフライトジャケットに僕たちは魅せられてしまった。

 

襟、裾のリブ付近にある白いステッチは、

襟を付け直したことをわかるようにするためのもの。

 

また、正式に改修されたことを示すため、ラベルも白いラベルを後付け。

元々のラベルが上から少し覗いているので、付け直したということもわかる。

細かい部分ではありますが、A.F BLUEではかなり目立っているので、

何それ?って興味をそそられること間違いなしです。

目立たなく同色でも格好が良いけど、何百着とお直しするなら何色でも良いよね。

 

フライトジャケット、ミリタリーは好きで調べていたりしたものの、

ここまでのストーリーは流石に知らなかったので、

また一つ勉強するきっかけにもなりました。

 

ミリタリーの枠を超え、

ファッションとして全世界に大きな影響を与えているMA-1。

その原型となったモデルをお薦めしたかったというのが、

今回このモデルを選んだ理由です。

 

 

オキシジェンタブ、フラップなしのポケット、

シガレットポケット、ICSループ、

ジグザグステッチのウィンドフラップ。

 

これぞと言わんばかりのディテール満載で、

本格的に再現されたリアルミリタリーウェア。

 

  

ジッパーは10号サイズのクラウン・スプリングカムロック式ジッパー。

ジッパーの存在無しではフライトジャケットの歴史は語れない、

と言われるほど、非常に重要な存在。

 

クラウンは1930〜60年代までに活躍し存在したと言われていますが、

今はBUZZ RICKSON'Sの親会社である東洋エンタープライズが商標を取得しているので、

当時のヴィンテージ、もしくはこの東洋のものしか存在していないと言います。

 

やはりここまで作り込んでこそ本物。

王者の貫禄は、ジッパーから放たれていると言っても過言ではないでしょう。

 

ミリタリーが好き好き言っている僕ですが、

前回のブログにもあったように、リプロダクトは好きではありません。 

もちろんオリジナルこそ至高です、、が、

なかなか手に入りづらいものも出てきているし、だからと言って、

忠実に再現していると豪語するリプロを買うに至ることはありません。

 

リプロダクト、というものが軽視されている気にすらなってしまう世の中。

牽引するかのように、当時の香りを1〜100まで伝えてくれるのが、このBUZZ RICKSON'S。

 

もう、リプロの枠を超えている。

 

着用サイズ:38 (168cm)

CREDIT

cantate "Crew-Neck Sweater" ¥93,500 (TAX IN)

cantate "Denim Flare Trousers" ¥40,700 (TAX IN)

 

サイズは38、40、42の3サイズをご用意しました。 

最近の洋服ばかり見ているとコンパクトに見えますが、

このフィット感こそフライトジャケットの格好が良い部分。

 

L-2Bはライトゾーンなので、

レイヤードするべくして大きなサイズをオーダーしましたが、

密着することで保温性も高くなるので、B-15Cは杉村で38、僕で40が正解。

 

余白としては、ニットを着て丁度良いくらい。

これ以上はインナーに着込むことはできませんが、

いわゆる中綿でもダウンでもなく、コットン地にウールを植毛し、

起毛をさせたものを使用しているので十分に暖かい。

肘付近には中地のコットンウールパイルに切り込みが入って、動きやすさも考慮されているのも流石の一言。

 

強いていうならマフラーを巻いたら完璧ですね。

  

 

着用サイズ:40 (175cm)

CREDIT

cantate "Garment Dye Crew Neck Pullover" ¥55,000 (TAX IN)

cantate "Fine Corduroy Trousers" ¥55,000 (TAX IN)

ROTOL "UTILITY ARM COVER" ¥15,400 (TAX IN)

 

ネイビーに統一してインナーにBEIGEのスウェットを仕込み。

 

フライトジャケットとスウェットは抜群の相性。

短丈のジャケットに対して、スウェットのリブが出るのがさらに高バランス。

 

ジップを締めて、裾が少し出る部分が最高にイカす!

この部分だけでご飯三杯はいけます。

 

着用サイズ:42 (175cm)

CREDIT

cantate "Turtle Neck L/S Shirt" ¥27,500 (TAX IN)

cantate "Denim 1955 Trousers" ¥42,900 (TAX IN)

Nine Tailor "Kauri Watch" ¥9,900 (TAX IN)

salomon "XT-6 GTX" ¥31,900 (TAX IN)

 

42は余裕を持って着用できるサイズ感。

 

杉村38、木下40はあくまでも目安なので、

ピチッと着用したくない方は、1サイズ上げても良いと思います。

だがしかし、、これはレザーと同じ匂いがする。

 

サイズをわざわざ上げて着るものでもないような気がするので、

無理にあげても不恰好になるだけの可能性があります。

この先長く付き合うことは間違いないので、

ジジイになっても着ることを考えて、ベストなサイズ選びを。

 

 

夜の雰囲気が気になっておまけで撮影。

 

ハリのあるナイロンツイルは光沢がありますが、

独特の鈍い光沢というか、"ぬめりがある質感"を、

パッと見で感じていただける上質な表情です。

思った通り、夜も似合う。

 

B-15Cは、あのセックスシンボル"マリリンモンロー"が、

米軍基地を慰問した際に着たことでも有名なモデル。

その際、駐留部隊の"MOSQUITO"のワッペンを施し、大女優の慰問を歓迎したと言います。 

 

"MOSQUITO"の任務は敵の地上施設や敵軍の移動を見つけだし、

目標物を発見すると、確実に攻撃出来るように発煙弾を投下。

上空を旋回している戦闘爆撃機に地上部隊を通して無線連絡することでした。

 

"MOSQUITO"の呼び名は文字通り"蚊"。

いつ何処から現れるか予測がつかない為につけられたもので、

北朝鮮軍には忌み嫌われ恐れられていたという歴史を持つ部隊を指します。

 

今の時代になっても、どこからともなく現れ、

予測がつかないことは変わらないですね。

僕たちとは狙っているものが違うので、

忌み嫌うことは万に一つもないはず、、、

 

いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。

あなたの心です。

 

ゾッコンだぜ。

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cliché 木下 

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