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同じ服なのに、季節で違って見える話。

同じ服なのに、季節で違って見える話。

冬の服は、軽さじゃなく “説得力” で選ぶ。

贈る前の時間。

普遍に、ひとつの違和感を。

効率より誠実。そんな服がひとつくらいあっていい。

 

こんにちは。

clichéの石橋です。


clichéは公園が近いこともあって、お店の周りは自然がとても豊かです。

春は窓一面に広がる満開の桜、

夏は生き生きとした緑が風に揺れていて、

四季がはっきり感じられる場所なんですよね。


いい場所ですねぇ」とお客様に言っていただくことも多くて、

ちょっとしたお店の自慢ポイントでもあります。



この時期は、紅葉が本当にきれいです。

普段は景色の写真なんてほとんど撮らない僕でも、思わずパシャリ。

一週間ほど前がピークで、今はだいぶ葉が落ちてきていますが、

地面一面が黄色い絨毯みたいになっていて、これはこれでまたいい景色です。


葉が落ちて、どこか寒々しい木を眺めていると、

いよいよ冬が来たなぁという感じがします。

見慣れた場所なのに、季節が変わるだけで

全く違った見え方になるところが、けっこう好きなんですよね。


そして、このジャケットもまた、季節が変われば

少し違った表情を見せてくれます。

<cliché>

”WOOL LINEN UTILITY JACKET”

COL : BLACK, BEIGE

SIZE : S, M, L

¥82,500 TAX IN


ぼくたちのシグネチャー、clichéオリジナルのジャケット。

発売当初はまだ暑さが残っていて、

カットソーやシャツなど薄手のアイテムの上から軽く羽織るようなイメージでした。


冬素材の印象が強いヘリンボーンですが、

その中に混ざったリネンの軽さが効いていて、

ぽかぽかした秋の陽気にも心地よく馴染んでくれていたんですよね。


そして、すっかり冬の景色に変わった今では、

また違った表情を見せてくれる。

季節が変わるだけで、新鮮さや季節感がふっと立ち上がります。

 

リネンの軽快さに加え、気温が下がるにつれて見えてくるのは

ウールが持つ安心感です。


生地は、経糸に英国羊毛、緯糸にリネンを織り合わせたヘリンボーン

「ウール」「ヘリンボーン」。

その言葉を聞くだけで冬を連想するような、代名詞みたいな素材です。


生地がまとっている空気感そのものに温かみがあって、

安心を羽織るような感覚。

凍えるような寒さの日でも、つい手に取りたくなる存在なんですよね。


仕上げにはタンブラー加工を施し、しっかり揉みほぐすことで、

触れた瞬間にわかるほどやわらかく、そして驚くほど軽い

袖を通すとまず、軽やかな着心地に驚くはずです。


軽いからといって頼りないわけではなく、

むしろ“軽さと温かさのいいとこ取り”のような仕上がり。

冬の装いとしての役目も、しっかり果たしてくれる一着です。

 

 

ヘリンボーンのジャケットと聞くと、

まず思い浮かぶのはかっちりしたトラッド感の強いもの。

でも、僕はそこに寄せたくなかったんです。


あくまでリラックスした空気があって、

堅苦しさのない、日常で気負わず着られる一着。

そのうえで、しっかりアウターとしての存在感も欲しい。


その結果、肩はやや落とし気味に、

身幅と袖幅はゆとりを持たせて心地よく。

ただしオーバーサイズには振らず、着丈は控えめに。

この“ありそうでない”バランスが、本当に探しても見つからないんですよね。


……と、このブログを書いている途中に、

ちょうどこのジャケットを見に来てくださったお客様が試着しながら一言。


おっ、意外と軽いんですね。


そーなんですよ!


続いて出てきた言葉が、


このシルエット、探してもないんですよね。


そーなんですよっ!!

 

CREDIT

cantáte ”Deep Skipper Fleece Blouson”

cantáte ”Brushed Nep Check Open Collar Shirt”

i'm here ”ONE TUCK VENETIAN PANTS”

EYEVAN7285 ”358”

 

CREDIT

i'm here ”GRANDPA COAT”

ROTOL ”VENTILATION TECH BLOUSON”

cantáte ”Fluffy Wide Pants”

EYEVAN7285 ”358”

 

いくらアウターっぽいジャケットとはいえ、

朝晩の寒さにはさすがに単体では耐えられないので、上からコートを。


コートの隙間から覗くヘリンボーンが、

装いに温かみと奥行きをプラスしてくれます。


何かと重ねたくなるこの時期。

これだけ重ねても、まだVゾーンに余白が生まれる。

この余白があるだけで、レイヤードが一気に楽しくなるんですよね。


これはもう、レイヤードが捗るやつです。

CREDIT

cantáte ”Trucker Jacket”

cantáte ”Turtle Neck L/S Shirt”

ROTOL ”FOAMORA SWEAT PANTS”

EYEVAN7285 ”358”

 

CREDIT

cantáte ”Stupid Shaggy Cardigan”

cantáte ”The Shirt”

i'm here ”TUBE PANTS”

EYEVAN7285 ”358”

 

外の景色が紅葉へと変わり、やがて散っていくように、

秋にはカットソーやシャツだったインナーが、

フリースやデニムジャケット、モヘヤのカーディガンへと変わっていく。

その移り変わりに、冬の到来を感じます。


リネンとウール。

夏の素材と冬の素材。

異なる特徴を持つ二つが合わさることで、

軽やかさと温かみが同居するこのジャケット。


秋から冬へ、そして春へと季節が移るにつれて、

少しずつ、でもはっきりと、

違った表情を見せてくれます。


まずはこの冬、

季節と一緒に少しずつ変わっていくその表情を、ぜひ。

 

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cliché 石橋 

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