僕らの“顔”になるデニム。

「誰も教えてくれない、ジーンズの見方」
スタイルの幅が広がる、セールの醍醐味。
夏、レザーを買うという選択。
こんにちは。
clichéの石橋です。
先週末から、いよいよcantateの25AWがスタートしました。
店頭には新作がずらりと並び、シーズンのはじまりを感じさせてくれます。
目新しいラインナップに目を奪われつつも、やっぱり気になるのが“デニム”。
変わらずリリースされ続けているということは、それだけ信頼され、愛されてきた証です。
流行に左右されず、いつでも、誰にでも、自信を持って勧められる──それが定番の強さ。
cantateで定番といえば、スウェットや巾着バッグ、ベルトなどが挙げられますが、
中でも“顔”ともいえる存在が、デニムシリーズです。
ジャケットは2型。パンツは3型。
・Trucker Jacket(3rdタイプ)
・WWⅡ T-Back Jacket(1stタイプ)
・Denim 1955 Trousers(ストレート)
・Denim Tapered Trousers(テーパード)
・Denim Flare Trousers(フレア)
「デニムはもう持ってるし…」なんて方も、
型違いで2着、3着と揃えてくださる方が少なくないのがこのシリーズの面白いところ。
それだけ、それぞれに*違う魅力*が詰まっているということです。
細かすぎるこだわりについては、先日のブログで松島さんが書いてくれていましたね!
今日はシンプルに、スタイリングで魅せていきます。
理由なんていらない。
ただ、「かっけぇ。」って思ってもらえたら、うれしいです。
やっぱり外せないのが、デニムのセットアップ。
クラシックなムードを漂わせる3rdタイプのTrucker Jacketに、
美しいラインを描くDenim Flare Trousersの組み合わせは、見事としか言いようがありません。
このDenim Flare Trousers、とにかくシルエットが抜群。
「フレア」と聞いて身構えてしまう方もいるかもしれませんが、
実際は目の錯覚でフレアに見えるだけで、裾が広がっているわけではありません。
そのさじ加減が絶妙で、どこか上品な空気をまとっています。
まっすぐなストレートにはない、さりげないエレガンス。
アメカジ感が強く出すぎると、どうしても敬遠されがちなデニムのセットアップ。
でも、このフレアのラインが加わることで、ぐっと洗練された印象に仕上がるんです。
僕の中で、cantateのデニムセットアップといえば、この2つ。
〈Trucker Jacket × Denim Flare Trousers〉でスタイリッシュに決めるか。
〈WWⅡ T-Back Jacket × Denim 1955 Trousers〉で、武骨さの中に今っぽさを滲ませるか。
どちらもそれぞれ魅力があって…
正直、何着も欲しくなるのも無理ないですよね。
CREDIT
オーセンティックなシルエットの〈Trucker Jacket〉に対して、
〈WWⅡ T-Back Jacket〉はボックスシルエットで、どこか今っぽさも感じられる一着。
身幅にゆとりがあるため、中にパーカーやセーターも難なく重ねられます。
ブルゾン感覚で羽織れるので、秋のライトアウターとしても活躍してくれる存在です。
ワイドなパンツとの相性も良く、スタイリングに悩まないのも嬉しいところ。
Tバック仕様に、4つボタンのフロント。
あえて蛇行させたステッチ──
当時の空気を感じさせるディテールを詰め込みながら、
この今のバランス感で仕上げているのが、ほんとにたまらないんですよね。
CREDIT
cantate “Deep Skipper Fleece Blouson”
絶賛愛用中のDenim 1955 Trousers。
cantateのパンツの中では最も太いシルエットですが、
それでいてクセがなく、すんなり穿けるのが魅力です。
だからこそ、太めのパンツに抵抗がある方にも、ぜひ試してみてほしい一本。
股上はやや深めで、自然と腰穿きしているような雰囲気に仕上がります。
トップスはブラウジングして、ウエストまわりを見せてあげるのがおすすめ。
ほどよくルーズな空気が生まれて、全体のバランスも取りやすくなります。
CREDIT
デニムパンツ3型の中では、最もスリムな一本。
とはいえ、細すぎることはなく、窮屈さを感じさせない絶妙なバランスです。
僕自身、普段は細身のテーパードをあまり穿かないのですが、
程よくゆとりを持たせたワタリと、脚をきれいに見せてくれるシルエットがしっくりきて、
初めて「これ、欲しいかも」と思えたテーパードデニムでした。
センタークリースが効いたスタイリッシュな面構えも魅力のひとつ。
意外と合わせが難しいジャケットスタイルにもすっと馴染んでくれるんです。
それぞれ全く違った表情を持ちながらも、共通して言えるのは──
とにかく「面がいい」ということ。
この絶妙なシルエットの妙か、
それとも見た目には現れにくい小さなこだわりの積み重ねか。
理由はひとつじゃないかもしれませんが、
流行や気分に左右されず、素直に“いいな”と思えるのが、cantateのデニムシリーズです。
まだ手に取ったことのない方も、すでにお持ちの方も。
あれこれ言いながら試せるのは、サイズが揃っている今だけ。
一緒に悩みましょう!
cliché 石橋