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変わらない襟ぐり──3年着たTシャツの話

変わらない襟ぐり──3年着たTシャツの話

僕らの“顔”になるデニム。

再会と出会い。cantate 25AW、始まります。

「誰も教えてくれない、ジーンズの見方」

スタイルの幅が広がる、セールの醍醐味。

こんばんは。cantáteの松島です。


今日は、うちのTシャツがどうして長く着られるのか、その理由をちょっとだけお話ししようと思います。


汚いので恥ずかしいんですが、、、

まずはこの写真をご覧ください。


片方は3年着たぼくの私物。もう片方は新品です。
漂白もしていないし、写真映えを狙った加工もしていません。
ありのまま、です。


でも見てほしいのは“色”じゃなく、“襟ぐり”。
伸びてないと思いませんか?



■ 襟が伸びない理由


Tシャツって、数年着れば首がビロビロになるのが“普通”です。
でもcantáteのTシャツは、伸びにくい角度とテンションで設計しています。
縫い方も、糸の種類も、引っ張りに対する耐性も、すべてが“長く着るため”の工夫なんです。




■ 袖口と裾に「カンヌキ」入ってます


袖や裾のステッチが交差する部分。
ここに負荷がかかって、着ていくうちにほつれてくる──なんてこと、よくありますよね。


cantáteのTシャツは、その*ステッチが重なるポイントすべてに「カンヌキ止め」*を入れています。
これがあるだけで、ほつれや裂けを未然に防ぐことができる。
目立たないけど、安心感のある一手です。




■ セットイン付けされた袖


袖のつけ方には「シャツスリーブ」と「セットインスリーブ」があります。
cantáteではTシャツにジャケットと同じ“セットイン”を採用しています。


理由は、腕の可動域を広くとれるから。
動きやすく、着ていてストレスが少ない。
ちなみにシャツにはシャツスリーブが適しています。
これはまた今度、ゆっくりお話します。




■ タコバインダー仕様


肩の内側、首の後ろをぐるっと1本のテープでつなぐ、タコバインダー仕様。
左右の肩から首の後ろを通って反対側の肩まで、縫い代をテープで包むように縫製しています。


これによって
 • 縫い代が肌に直接触れないので、着心地が良い
 • 首まわりの強度が上がり、伸びや型崩れを防ぐ


というメリットがあります。


長く着てると、肩の縫い目が壊れることもあります。


実際、ぼくの私物も肩線は崩壊しました。

でも、タコバインダーが生きてるから着られる。
これ、かなり強いディテールです。




■ 襟の接ぎ目にもカンヌキ

見えないところも、見てください。
襟のリブのつなぎ目、ここにもカンヌキ止めが入っています。
こういう“壊れやすい場所”を見逃さないのが、cantáteのやり方です。




最後に


Tシャツは消耗品じゃない。
ぼくはそう思っています。


毎年買い換えるんじゃなくて、3年、5年、もっと先まで着ていける一着をつくりたくて。
見た目がいいだけじゃなく、意味があるディテールの積み重ねが、結果として“雰囲気が続く”Tシャツになる。


次にTシャツを手に取るとき、ちょっとだけ裏側やステッチの方向を見てみてください。
きっと、そこに“気にしている証拠”があるはずです。

 

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cantáte 松島

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