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パンツが3本、だけど1型  ─ CLASSの「境界線」を穿く。

パンツが3本、だけど1型  ─ CLASSの「境界線」を穿く。

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こんにちは。

clichéの石橋です。


CLASSより、25AWの1stデリバリーが届きました。

今季のテーマは 「KARMAN LINE」


“KARMAN LINE”とは、地球の大気圏と宇宙空間の境界線のこと。

高度でいうと、およそ 85km〜100km のあいだに存在すると言われています。


聞き馴染みのない言葉かもしれません。

ましてや洋服のテーマに?と首をかしげたくなる方も多いでしょう。


でも、そんな未知の言葉にこそ、CLASSの真骨頂がある気がしています。


たとえば──

大気圏と宇宙のあいだ。曖昧で定まらない領域に、服を通して踏み込むこと。

これまで積み上げてきた常識を一度手放して、今までにない体験を楽しむこと。


テーマを少し噛み砕いて捉えると、ぐっと近く感じられてくる気がします。


これが堀切さんの真意かどうかは、正直わかりません。

でも、提示されたテーマに対する“解釈”は、見る人それぞれに委ねられているんだと思います。


ぜひ皆さんも、「KARMAN LINE」というフィルターを通して、この服たちを見てみてください。


それでは、1stデリバリーの中身を一緒に見ていきましょう。


CLASS

“CCFA01UNI A”


50’sのレディースミリタリーパンツをデザインソースに仕上げた、リジットデニムパンツ。


糊付きのライトオンスデニムがもたらすパリッとした質感により、

独特なヒップまわりのふくらみや、無造作に入るシワ感が現れるのが最大の特徴。


着込むほどに糊が落ちて、生地がやわらかくなり、シルエットも自然と変化していく。

そんな“育てがい”のある一本です。

 

CLASS

“CCFA01UNI B”


CLASSではお馴染み、DORMEUIL社のウールを使用したグレーストライプ。


デニムとはまた違って、落ち感のあるシルエットと、しなやかな穿き心地が魅力です。

トップグレーとファインな糸を使っているので、真夏でも肌離れがよくて本当に快適。


触れた瞬間に「あ、気持ちいいな」って思える、そんな一本です。

そして何より、見た目にもしっかり品がある。

 

CLASS

“CCFA01UNI C”


こちらも同じDORMEUIL社のウールですが、

タキシードなどフォーマルウェアに使われることが多い“BARATHEA(バラシア)”を使用しています。


なんといっても、この重厚で高級感のある佇まいが本当に美しい。

表面に浮かぶ細かな菱形模様が、控えめだけど上品な光沢を放ち、深みのある印象を与えてくれます。


今回届いたのはパンツ1型だけなのに、生地の魅力が全面に出ていて、まるで3型あるような違いと充実感。


ついつい生地にばかり目がいってしまいますが、

じつは、ディテールにも気になるポイントがたくさんあります。

 

 

裾は断ち切りで、裏側に共地をたたいています。

これによって裾に自然な重みが生まれ、ストンと綺麗なシルエットが出るんです。


フロントに付いた大きめのマチ付きパッチポケットは、

ぱっと見はバックポケットのようにも見えて、なんとも言えない不思議な空気をまとわせてくれます。


ジップも、ベルトループもなし。

ウエストはサイドに付いたボタンでサイズを調整するシンプルな設計です。


この潔さも含めて、なんとも言えない“違和感”がクセになる一本。

そんな言葉がぴったりかもしれません。

 

CREDIT

cantate “Deep Skipper L/S Shirt”

EYEVAN7285 “360”


CREDIT

cantate “The Shirt”

cantate “Kinchaku Bag”

EYEVAN7285 “1006”

AVM “RYTHME 太”


CREDIT

m’s braque “SIDE POCKETED T-SHIRT”

EYEVAN7285 “1006”

AVM “VINTER BRACELET”


冒頭で「“KARMAN LINE”というフィルターを通して見てみてください。」とは言ったものの、

このパンツに関しては、**単純な“面の良さ”**も感じてもらえるはずです。


馴染みがいいのに、どこかCLASSらしい歪さもある。

極力装飾は抑えつつ、日常に寄り添ったデザインや生地を選んでいるのに、

新しい視点からのアプローチや、概念の枠を少し飛び越えてくるような服


そんなところに、今シーズンのテーマが静かににじんでいる気がします。

そしてそれが、堀切さんの思う“KARMAN LINE”なのかもしれません。

 

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cliché 石橋 

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